てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,14
2022年4月1日号
こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。
今日は旧暦3月1日、新月です。
丁度月の始まり、新学期や仕事のスタートと重なり、
何かフレッシュで心新たに「はじまり」を感じる日でした。
今日はあやはべる9弦の弦張りを行いました。
ご注文いただいている皆様には順次発送のお知らせをお送り致しますので
今しばらくお待ちください。
今回は「岩笛」についてです。
てるる詩の木工房では楽器に弦張りを
主に新月と満月に行っています。
昔夫は無人島で山羊を飼っていたことがありますが、
ウミガメが砂浜に卵を産みに来たり、
卵から孵るひは新月・満月だったそうです。
ゴーヤーやヘチマの花も、新月・満月に。
自然のリズムに寄り添って、
私たちも楽器の生まれる日を月に合わせています。
自分にとっても「新月までにがんばるぞ~」というように
リズムが生まれてきます。
製材から始まり、様々な工程を経て
弦張りは最後の仕事。
楽器に弦を張るのは、
ワクワクすると同時に緊張する仕事です。
11年前、義母の看病疲れからか夫は首から肩にかけて神経痛を患い、
21日間痛みの為に横になることができず、
一睡もできない時期がありました。
あちこち通ってもなかなか良くならず、
21日目に義母の生まれ故郷である
浜比嘉島の海の砂浜に体ごと埋まり、
それから回復の兆しが見えてきました。
その時に浜でまあるい石をいくつか拾い、
鍋で60度ぐらいに温めて肩や背中を温めました。
やっと仕事ができるようになり、
ご注文いただいていた楽器をお届けした後、
何気なく石を眺めていると穴があいている!?
吹いてみると「ピーーッ」と
澄んだ清らかな音がしました。
それ以来楽器に弦を張る前にはこの岩笛を吹いて
楽器に聴かせています。
岩笛の音は場を清めて、心を落ち着かせてくれます。
今回も岩笛を吹いて弦を張りました。
冬を超えて、春の新月に生まれた楽器たちです。
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編集後記 沖縄では旧暦3月3日には「浜下り」といって海に行って貝を拾ったり、重箱を持って浜辺でいただいたりする女性だけの行事があります。春の海は引き潮で遠くまで引き、子どもたちが小さい頃はよく連れていきました。海の恵みに触れ楽しい一日となりました。この頃はなかなか海に遊びに行くことができませんが、また行きたいなあと思うこのごろです。のり子
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