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ENTPとの恋愛相性③×ST型編

 この記事の続きです。
心理機能的な話と、付き合いそうな年齢、自分の想像と経験談をまとめてます。評価は★が最小、★★★★★が最大、☆は個人差の範囲です。

 改めて、他人が言う相性は全て偏見なので、こんなことが言っている人がいる、っていう話半分で願います。


ESTJ(プリンセス関係):★☆

 相性は悪いと思われる。ビジネスライクな関係。
 ENTPからすると、子供のころは厳格で怖い頑固親父みたいな存在と思っている。大人になるにつれ、こういう人がいるから社会は上手くいくんだなと理解する。一定の尊敬は持つものの、ENTPにとっての面白みが感じられないので、損にならない程度に付き合うというタイプにおさまる。
 ESTJ側からも、ENTPはルールを破壊する側なので相いれない。両者が成熟し、特にESTJが第三機能のNeを開花させてから、初めてコミュニケーションが成立し始める。

 大人になると、社会の中で高く評価されるし、話せばわかるっちゃあわかるESTJに対して、ENTPは自分の持たない能力を純粋に認める。一方、ESTJは第三機能Neに由来するメタ認知によって、ENTPによるルールの相対化(破壊)の意義を認めることができるようになる。二人の関係が最も安定すると、ボケとツッコミのような形に落ち着きそう。ルパンと銭形の関係。
 ただし、お互いの良さはわかるようになったとしても、やはり価値観が違うため素の状態での共感までは至れない。平行線。

 恋人としても色々とハードルがある。ESTJ側からすると、突飛なアイデアやよくわからないボケ等は拾えないため、「ENTPだからこそ」の良さを実感するわけではないと思う。一方、ENTPは自由で個性ある人間と見られたいと思っており、型にはめるための束縛とか矯正というのが最も苦手である。議論で納得されたとき以外は考えは変えたくない。
 そのため、ESTJ側からかなりENTPに歩み寄ってもらわないと、ENTPが爆発するため、結婚関係は成立しないだろう。(偏見で申し訳ないが)思うに、ESTJが求めているパートナーの像は、そもそもENTPと整合しない。
 ENTPは「慎ましやか」でも「清く美しく」もないのだ。

 マッチする年代は20代前半。それより若いとお互いに理解できないし、年を取るとESTJがかたくなになりそうだから。年代も近い方が良いだろう。ジェネレーションギャップ等の衝突の原因は、少ない方が良い。

  • 自分の近くには正直いない。っぽい人はいるけど。自然に距離を取っている感覚がある。

ESTP(幼馴染関係)    :★★☆☆

  一般的に相性は良いと言われ、実際に良いと思っている。少なくとも友達としては。恋人となる場合は、お互いの雑さを乗り越えるのが大事。
 理論的には、第一機能Ne vs Seで対立しているので、明確に相性が悪い面を持つ。しかし、EPフレームのあけっぴろげ感と、Ti-Feを共有していることから、一旦目をつぶれるだろう。また、ESTPは行動力があり、ENTPにない面白い経験を持っているタイプなので、もっと話を聞きたいと思える対象(=Neが刺激される)なのだ。恐いけど話が合う兄貴というイメージ。

 ESTPは、学生の間はENTPができないことをさらっとやってのける上位互換。そのため、ENTPはESTPに畏怖の念を抱きがちだと思う。大人になり対等になるにつれ、ENTPはその直観力からくるアイデアや世界観で、ESTPから一目置かれるようになっていくだろう。ENTPからは、ESTPの行動力や人間関係に基づく経験値に、引き続き尊敬の念を覚える。
 例えば、仕事の同僚(上下関係なし)になる場合に良い相性だと思う。お互いに合理的かつ情報収集が得意で、かつ違う視点で物を見ている。一切の無駄をそぎ落としたビジネス討論ができる相手。

 恋人としての相性もそこそこ良い。お互いのコミュニケーションスタイルが似通っているので、直球でコミュニケーションを取り合い、現実的に問題を解決できる。思いついたら試してみる、というスタンスも近く、同様に無神経で、思わぬ地雷を踏むことがない。男友達のような関係性になるだろう。

 一方で、NとSで違うため、同じ方向に向きづらい。それぞれ違う方面に興味を持つ上で、合わせるより自分の行動を最優先するためだ。お互いに自由奔放すぎて、相手の重要度が時間とともに落ちていくだろう。
 更に、お互いに自分の感情表現が下手だ。ENTPはそういうのを茶化すし、ESTPはやるフリはするが本心は興味ないタイプなので、情緒的なやりとりが発生しない。そのため、最初期の猛アプローチを過ぎた後は、かなり友達に近い関係になると思われる。ENTPは、長く付き合うほどそこに不満を感じていきそう。
 瞬間的に燃え上がり、瞬間的に消えていくイメージ。

 もし結婚となった場合は、ENTPが主導権を持っている場合良好な関係になりそう。カップルはENTPの世界観をベースに据えつつESTPが現実的な視座を提供するような役割分担ができる。ESTP主導の場合は刹那的な家族になり、関係性でも金銭面でも不安定なイメージ。どちらにせよ独特な文化の家族にはなりそう。

 年齢的には、恋人としてはいつでもマッチする。ただし、結婚が前提であれば30以降が望ましいだろう。若ければ若いほど、お互いのTe第六機能からくるステップアップ欲求により、破局するからだ。

  •  お見合い程度では会ったことはあるのだが、友達や恋人としては接点がないので、学生の時の記憶とタイプ類型から想像して書いている。(港区女子のイメージだ。)そのため、結構偏見が強いかもしれない。

ISTJ(すれ違い関係)  :★

 相性は悪いと言われる。実際に相性は悪そう。
 理論的には、N-Sの断絶と、IJフレームなのにTe/Feが共有できていないというダブルパンチをもろにくらう。

 ENTPからISTJは、つまらなく見える。同じことを繰り返すことに何の意味があるのか、何が楽しいのか全く理解できない。逆の視点でも、ENTPの行動は無駄に場を荒らしてトラブルを増やす厄介な存在に見えていると思われる。特に学校や会社のような上下関係のある環境では顕著であり、権威に反抗したがるENTPは、ISTJからすると目の上のたんこぶだろう。お互いに、別の世界に生きていると感じている。

 恋人になるとしたら、ISTJの洒脱で賢くしっかりした所に、ENTPが興味や憧れを抱いた場合だろう。ISTJはENTPの課題となっている事が得意だから。
 しかし、たとえば同棲まで行ったら、強いすれ違いが発生する事は容易に想像できる。部屋を散らかしまくるENTPと、平穏な暮らしをしたいISTJの相性は悪いだろう。ISFJと比較すると、ISFJは持ち前のお節介さからENTPの世話をするのだが、ISTJの場合は指摘やルール設定の方向に話が進み、喧嘩になるだろう。
 ISTJが問題を解決しようとすればするほど、ENTPの心は離れていく。逆にENTPが面白いことをしようと新しいアイデアを出したり、イベントを考えたりしても、ISTJはあまり魅力を感じない。家の中にいても外にいてもかみ合わないだろう。

 マッチする年代は特にない。お互いに肌感覚で遠ざけ合い、そもそも近づかないため。

  •  というのがISTJに対する僕の偏見なのだが、実際に喋ってみるとそうでもないのかなと思う。自分の周りには同僚の経理の人は気が合わなかった。ただ、友達にいる二人には話が合わんよなという感覚はなく、普通に話せる。君案外面白いじゃんって思わされる事が多い。役割とかが発生しない趣味友達関係ならうまくいくのかな。

ISTP(すれ違い関係) :★★☆

 相性はそれなりに良いとされており、同僚や友達としては実際に良いと思う。ただ、夫婦となると課題がありそうな組み合わせ。

 考え方はどこか似ているのだがどこか似ておらず、話をするとその発想は抜けてたわ、となりつつ結論は似てくる。
 また、ユーモアのコードがかなり近いと思う。「普通のコト」のバカらしさをお互いに共有できている。ISTPは第三機能NiのためS型なのにENTP的ユーモアが通じ、相棒感がある。ISTPもENTPも干渉を受けたくなく、自由に自分の考えで生活できるため、その相性も良い。一緒にいて苦がなく、友達として良い距離感を築ける。

 一方で、恋人として距離を近づける場合は、問題があるだろう。ISTPは幅広く議論をするというよりも個別の事象を深く極めていくタイプのため、興味が移り変わっていくENTPとは共通の話題が少なりがちだ。
 また、ENTPは相手の精神的成長を後押ししたいのだが、ISTPは特にそういうのは求めておらず淡々としている。議論もあまり好まない。そのため、ENTPの求めるコミュニケーションになり難く、情緒面のすれ違いが考えられる。
 そして、お互いに愛情表現が下手だ。ENTPは必要だけど自分からは恥ずかしいタイプで、ISTPはあまり重視しない。

 総じて、居心地が良いのだがその先になかなか進まない、役割分担は上手くできているけど恋愛っぽくない、そんな感じの相手になりそう。

 マッチする年齢はいつでも可能。いつでも相棒同士だ。

  •  仕事のチームの同僚がISTP。仕事においては着目点が違うが考え方が似ているので、補完し合ってめちゃ相性が良い。

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