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低山でも侮れない遭難危機一髪。

4月5月と家から1時間程先にある山へ登りました。
昨年から数か所登りはじめていずれも頂上へはたどり着けず。
有馬富士364M、ハイキング気分で頂上まで登るつもりでウォーキングシューズで登ったのは良いけど、1時間程でバテテしまい断念。
無駄な贅肉と体力不足、準備不足、山を甘く見ていました。

丹波篠山市の虚無蔵山も昨年同じように途中で断念。
低山中の低山にそれ程骨を折っているなんてと笑い話になるかもしれません。

さあーてとこの春リベンジです。登るための最小限度の必要道具は揃えました。登山靴、ザック、トレッキングポール。

〈有馬富士364M〉
困難な岩場も頂上付近にはあり、登山靴が必要な道がつづきました。
買って良かったと思いました。
岩場や急な坂にも滑らず踏みしめられるので必須です。
時々休憩をはさみ、ゆっくりと登り念願の登頂を果たすことが出来ました。 頂上にはすでに私たちを追い越していったお元気な先輩方が休んでいました。
自身を得た!その程度でと思われるかもしれませんが、天下を取った気分で、もう何処へでも登れちゃうぞ的な満足感を得ました。

〈大岩岳384M〉
少しずつハードルを上げて探した山は車で1時間ほどの所に千苅ダム横にある沢も岩場も湿原もある面白い山です。
千刈ダムだけを見に来られるハイーさんたちもいらっしゃるくらい圧巻の水流が見られます。
ダムの脇から登山口がありなだらかな坂急な坂、沢を渡りとどんどん行って見ました。
道なき道が行き止まりを引き返し迷い、休んでは進みました。初心者にはきつかったです。
やっとのことで頂上の手前で急な岩場を登り切った。頂上の360度の絶景見事です。登ってきて良かったと思え爽やかな風に胸をなでおろしました。
おにぎり、卵焼き、ウィンナーのお粗末なお弁当が飛んでもなく美味しく感じられました。
しばし他の方々の話を聞きつつゆっくり休んでいると突然80歳位かと思われたのお小さな可愛いおばあさんが私達とは反対側から元気よく上がってきました。開口一番叫んだので度肝を抜かれるとはこういう事です。
「いまからたくさんの婆たちがきますよー!」とすると既に今まで横にいた登山会のリーダーらしき方が「いいですよ我々もじじーで、みんな後期高齢者ですから」と皆で大笑い。(私達まだ後期ではないのですが)
次から次へと同じような年齢の方々が10人程登ってこられた。すごい!
登ってこられた方向は岩場の急な坂だったはず。ただただ驚いた。
「そこから来たら大変だったでしょう」とたずねたら、「そうなのよ、この人嘘つきなんだから」と可愛いお婆ちゃんを見てお友達の方がおっしゃった。
到底私には無理と思われたところから、一回りも年上以上も上かと思われた方々が・・・と感心しきり。まだまだ私達赤ちゃんだわーなさけない。
可愛いお婆ちゃんはリーダ―で、頭にピンクのターバンを巻いて凄く格好良くも見えた。

下山は来た道と違う方向から行く、山の会の方々が先を行く着かず離れず
進むにつれやはり慣れていらっしゃるのではやい。
途中でどうぞお先にと道を譲られたのですみませんと先へ進んだ。後ろからの声が聞こえなくなってきたな?と思いながら進むなぜか下山だというのに登りの坂道をゆく?
たどり着いたのは元の頂上だった。力尽きた。どこで間違ったか見当がつかない。もう一度同じ道から下山。ここで間違ったと思えるところをさっきと違う道から下るところがあった。進むと急な崖と沢が現れた。到底進めないとまた思い引き返した。
違う道を探すと少し登りこれはまたもやと不安になりながらだれか―と祈り進むと*女神*が現れたここは「登山口へ行くみちでよろしいですか?」とおたずねしたらそうですとなんとお優しい美しい方なんでしょう。
神様―ありがとうとつぶやいた。迷い迷い、日も西へ沈みかけ今日は野宿?と泣きそうに。水も残り少なくトイレも心配になりました。
下山で一時間弱のつもりが3時間は彷徨ってしまいました。
怖いです。素晴らしい反面の山の洗礼をまたもや受けました。
こんな低山の山と侮ってはいけませんでした。
行く前の下準備、情報収集と飲料水、地図、コンパス等忘れずに念入りにですね。
色んな表情のある山でした。迷わなければ確かに面白い山でした。
色々あったもののまた一つ達成感と言うのでしょうか、自信になってきました。山登り楽しいですよ。わくわくドキドキします。

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