”プロ野球”をPEST分析|節税、日米年俸、ファン人口、IT技術
こんにちは、へりおです。noteでは読書記録や本の紹介、Twitterではマルチな情報発信をしています。
ワンテーマPEST分析をしていきます。
PESTで扱う観点は、政治、経済、社会、技術といった4つになります。マクロ環境(外部環境)を分析するマーケティングフレームワークで、このような観点を持つことで、正しく世界を見ることができると考えています。
今回のテーマは、、、
”プロ野球”
です。
4つの観点から、PEST分析。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
Political 節税制度
野球は球団に社名が入るが、サッカーは入らないことが節税制度を適用するか引っかかっていたようですが、サッカーを始め、他のスポーツにも転用されることは喜ばしいことですね。
Economic 市場規模と年俸
投稿では、いわゆる給料に焦点を当てましたが、先に市場規模についておさらいしておきましょう。
だいたい年商100億~200億円の球団が12球団と考えると、日本のプロ野球リーグ全体では、約1,500~2,000億円が市場規模と考えることができます。
次に、売上について。
球団経営においてスタジアム保有がひとつのポイントなようですね。
このようなプロ野球の経済の輪郭を捉えたうえで、年俸をみていきましょう。
☆田中将大(楽天)15年9億円 372試合181勝90敗3セーブ(日米)
でトップです。
ただ、規模が大違いなメジャーリーグと比較すると、最低年俸が5倍ほど。選手にとって日本が魅力的にみえるのかは疑問ですね。
【参考】
Socio-cultural ファン人口
2021年スポーツマーケティング基礎調査によれば、プロ野球ファン人口は、2,279万人で昨年比184万人減なようです。しかしながらスタジアム来場者数は増えている。一因として、球団のファンマーケティングが秀逸であることが挙げられるでしょう。
Technological プロ野球とIT
新たな収入源としてのデジタル商材、NFTも注目!
まとめ
日本のプロ野球のPEST分析でした。
節税制度のみならず、球団のネーミングなど企業側にはメリットが多いですね。プロ野球を含むスポーツ業界全体に資金が流入する施策であり、コロナ禍で厳しい今、必要な取り組みでしょう。引き続き、民間からの資金流入が続けば、国外への人材流出を止めるため、または国外から有名選手を受け入れるために給与水準を高めることができるようになるでしょう。スポーツが多様化するなかで、ひとつの競技のファンが減ることは致し方ありません。しかし、女性にターゲットを絞ったり、地域に根付いた施策を行ったりするようなファンマーケティングは秀逸で、他のエンタメ産業や地域振興のベンチマーキングとなるでしょう。さらに調べていきたいものです。最後に技術ですが、やはりスポーツの正当性を上げるホークアイといったカメラは必要です。さらにそれは細かなフォーム修正など選手の育成にも貢献しています。一方で、顧客体験の向上のためにも技術が多用されています。顔認証によるスムーズな入出などプロセスのイノベーション。プロダクトをみれば、新たにNFT商材がつくられるようになりました。
野球観戦の体験の質の向上と、地域マーケティングによってファンを創出する。そのためには資金調達が必要で、節税制度がひとつの取り組みである。
そんなPESTの繋がりに気づくことができましたね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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