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夫婦それぞれの結婚式体験談 ②新婦の両親への挨拶編(新婦視点)

このノートは、2018年の末に結婚式を挙げた夫婦がそれぞれの視点で結婚式の体験談をしたためたものです。

ルールはこんな感じです。
1.同じテーマについて二人が同時に書く
2.二人とも書き上げるまでお互いの内容は見ない
3.完成したらお互いに内容チェックして投稿

これから結婚式を考えている方にとって、ささやかなヒントになれたら幸いです。

前回は、プロポーズまでを紹介しました。

新郎編はこちら。

その2 新婦の両親への挨拶編(新婦視点)

プロポーズが無事終わったら、次はそれぞれのパートナーの両親への挨拶。
「お嬢さんと結婚させてください!」「断る!」
あのやりとりをとうとう生で見れるのね・・!なーんて考えていたが
ここから結婚式が終わるまでは、
ひたすらひたすら新婦は四方八方駆け回ることとなる(というかなった)

というわけでまずは
両親に彼と会って欲しいと伝える
よくドラマとかネットだと大抵父親が渋って、母親が乗り気になるシーンである。

が、これに関しては私はプロポーズされる遥か1年前から下準備をしていた。
元々、婚活をしていた私は現在の夫と付き合い始めた時点で「結婚」を前提としていた。
(ちなみに夫くんはまったく意識していなかったらしい。だろうね)

インターネットで出会っている以上、身元については保証はなかったので
友人たちの人脈を駆使して、夫くんが一応出身校と言っていた大学に
彼が在籍、卒業していたことは確認していた(我ながら一番頭がまわった瞬間である)

本当は興信所使って身元調べようかと思ったが、結構お値段がすごいのでそれはやめた。

というわけで、身元をある程度把握した上で、
何かと面倒くさい両親を持っている身としては徹底的に根回しをしなくては
いざ会ってもらう段階で、絶対問題が起こる・・!!と思っていたので
付き合った当初から両親にひたすら「夫くんがねー夫くんがさー」と
事あるごとに全て報告したのである。

下準備とはこれのことである。ひたすら、夫について話す。

話し続けることによって段々両親にとって夫は
「娘の交友関係によく出てくる人(会ったことはない)」になるわけである。

そうすることで、いざ会って欲しい、という時になれば
「あのよく話してた人ね、はいはい」と会うハードルが低くなるはず!!!
という考えの元、実行。長期計画である。正直、聞くのは大変だったと思う。
聞いてくれてありがとう、My両親。

で、実際「そろそろ会ってほしんだけど」と告げたところ
母「あー、夫くんね?占い的にこの時期なら会ってもいいよ」
父「いつでもいいけど」

母の言葉に引っかかりを覚えつつも、あっさり承諾。
そして母の信じている占いとによって日程をあっさり組まれ、私は夫に日程を伝えた。
占いで決めるのどうなの・・・?と思ったが
両親(主に母の)機嫌を損ねないならそれくらいは許容しよう、となった。

重要なのは会ってもらい、結婚の挨拶をすることなのだから。

そして次は両親と夫を合わせる場所選びへ

ネットやゼ●シィを読んだ限り、ほぼお互いの家に行って挨拶をするらしいが、我が家には数点問題があった。

・家族以外全て敵と認識する愛犬がいること
・祖父が絶賛介護中で介護用具があっちゃこっちゃにある

まあ、ざっくり言うと人様を呼べる状態ではないのである。
たぶん来たら、まず愛犬vs夫くんの戦いになる。

そのため我が家に呼ぶのはやめよう、となりどこか小洒落たレストランで
会うのはどうだろうか、と両親に相談し結果、レストランになった。

ちなみにここまで夫くんへの相談はここまでなし。
理由としては、別に必要なかったから。ホステスはあくまで私だったので。

いざ、レストラン選びへ

レストラン選びは以下2点に絞った。

・ジャケット着用が必要なある程度フォーマルなレストラン
・ご飯が美味しい

結婚の挨拶、というかっちりしたことをするなら
ジャケット着用が必要なレストランならかっちり感でるかな、という考えと
万が一、盛り上がらず沈黙が続いた時、「これ美味しいねー」「そだねー」だけで
会話できるくらい美味しい食事があればどうにかなるのでは、という
浅はかな感じで決めた。もぐもぐタイムで終わってもいい、とすら思ってた。

で、ここで困ることがあった。

ご飯が美味しいってわかるの、行ったことあるとこだけやんけ

というわけで私のうっすーくしか残っていない記憶を頼りに
ここのご飯美味しかったリストを作成
そして出来上がった候補は以下2つ(少ない)

①サロン・ド・シェ松尾 東武池袋店

小さい頃からことあるごとに通っていたChez MATSUO。
家族でもよく行っていたため、勝手しったるなんとやら、である。
ここのペンネは最高に美味しい(私比)ぜひ食べに行って欲しい。
本店やほかの路面店もあるが、こちらの店舗は百貨店に入っていることもあり
フォーマル感を醸しつつも、足を踏み入れやすい暖かみがある。

②リストランテマキャベリ 小田急百貨店本館

こちらはちょっとしたお祝い事に数回利用したことがあった。
小田急百貨店の13階にあるため、昼間は大きな窓から太陽が入ってとても明るい
ランチのコースメニューが4種類ほどあり、価格もリーズナブル。
というわけで、うんうんと考えた結果
全員が来やすい、という理由でリストランテマキャベリに決定。
立地も大切、ということにしている。

さて、予約を・・・

というわけでレストランへ電話。
挨拶という重大任務を成功させるには店員さんの協力も欠かせない。
なので素直に伝えることにしました。

私「両親への結婚の報告にそちらを利用したいのですが」
店員さん「 わーおめでとうございます!大事なご挨拶の場、しっかりサポートさせていただきますね!」

店員さん、いい人すぎない??
と、思いつつも聞けば、よくそういった利用で相談を受けることがあるらしい・・・。
た、助かるー!

この時点でコースと頼めるお酒について全て指定、そして支払いは
必ず私からのみ受け取るようにお願いをした。
一応、ホステスなのでゲストにお金の心配をさせてはいけない、という考えがあったのである。

いざ、挨拶

そして二月の寒い日、挨拶の予定・・・・・が
まさかの夫くん、風邪でダウン。

インフルエンザが猛威を振るっていた中で、インフルじゃないのが
救いではあるような、いや、そこで風邪ひくなよ
と中々ひどいことを思った私だった。

レストランにキャンセルを入れ、両親にそのことを伝えると

母「肝心なとこで今後も体調崩しそうじゃない?夫くん」
私「ちょっと思った、それ」

夫には申し訳ないが、まあ、正直な感想である。

それから数週間、どうにか夫くんが頑張り完治。
改めて

いざ、挨拶(リプライズ)

少し暖かくなってきた春の日差しの中、両親と夫くん、初対面。
ちゃんと自己紹介できるかな、と心配したところ

夫「はじめまして、夫です」
父母「あ、どーも、で何飲む??」

挨拶もそこそこに飲み始める両親と夫。

で、話のほとんどは夫くんの仕事についてだった。
インフラ系の仕事をしている両親からするとIT系の仕事をしている夫くんは
未知との遭遇みたいなもんだったらしい。
私もびっくりするくらい夫くんの会社から事業を調べていたらしく
質問ぜめ。

そのため、会話に困ることなく食事も終了。

結局、結婚のけの字も出ぬまま終わってしまって
このままでは会計に立ち上がってしまう、と思って夫くんへアイコンタクト。

ここから本番関ヶ原ー!結婚しまーす!

と、挨拶してもらわねば、と思った矢先。

父「あ、ちなみに結婚するのもしないのも好きにしなさい」

あーはいはい好きにする・・・・ん?????
まってこっちは何もいってNAI

父「皆さんに迷惑かけないように真っ当に生きなさいね、てわけで僕、

タバコ吸いたい⊂((・x・))⊃

あ、この父、タバコ吸いたいから切り上げるために挨拶巻く気だ。
ちょっと、娘の結婚なんですけど!?もうちょっとドラマっぽくしてくれていいんだけど??

というわけで私の結婚の挨拶はタバコに負けたのだった。

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と、いうわけで無事(?)に結婚挨拶は終わった。
のだが、本当に認めてくれたのか怪しいので、その夜聞いてみたところ

父「あんだけ毎日話聞いて、会ったらそのままの子だったんだもん。
この子なら大丈夫かなーって思った。」
母「占い的にそこそこ良かったし、米屋の前にいそうな子じゃなかったから」

あまり納得はいかないが、とりあえず認められていたらしい。

というわけでまとめとしては
・会っていなくても、相手を知っているだけで会うハードルは低くなる気がするので
両親とのコミュニケーションは重視しておくべし
・タバコに負けても、たぶん認めてもらえる

次回は夫くんの両親へ挨拶編です。
や、やだー!噂の嫁姑戦争がはじま・・・る????


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