WWEがアベマで始まったぞ

前回はWWEの日本での番組について軽くさらったので今回はいよいよ始まったアベマ雑記。
先日、武藤敬司のXにて大事なお知らせがあるよとあってそれがABEMAでWWEが配信されるよというものだった。
先日のPAYBACKで武藤が現地を訪れていたが、これもABEMA親善大使としての仕事だった。
発表から翌週10月3日にはもう新作エピソードの配信なので状況整理が追い付かないまま当日を迎えた。
発表されるとX(旧ツイッター)には多くの意見が飛び交った。
おいおい、Youtubeで流していた時もPLEをWWEネットワークでやっていたときもこんなに人はいなかったじゃないかと思ったり。
見やすい環境でWWEがフルで流れるというのは日本のWWE歴史上初めてのことである。日本向きに見るのはスカパーなどに加入して別料金を払ってみるしか方法が無かったので無料のインターネットTVのアベマTVが配信するというのは大事件だ。
武藤がアンバサダーなので無料を強調しているのがすごくらしいなと。すぐお金の話になるからなんか武藤が言うと自然すぎたりw

AbemaでのWWEの放送をまとめてみると
・RAW、スマックダウン、PLEを無料配信。但しPLEはずっと無料化は明言せず。
・RAWは現地月曜、日本時間火曜朝9時放送(サマータイム)、スマックダウンは現地金曜、日本時間土曜朝9時なのだが、見やすいようにRAWは火曜20時、スマックダウンは土曜20時となる。
・PLEは基本生配信。
・配信は1週間無料。その後のアーカイブはアベマプレミアムにて視聴可能
・レッスルマニアなど過去大会、NXTもアベマプレミアムにて視聴可能。
・日本語実況あり。(字幕は当初言及せず)

RAWとスマックのフル配信、YoutubeでもRAWはダイジェストだったのでフルで見られるのがとてもうれしい。時間はRAWが3時間枠で実質130分、スマックが2時間枠で90分。これは昔から変わらなくてJスポーツ時代からCMカットして録画してたからフルなのがわかる。
Youtubeのダイジェストは日本での役割を終えたのか見れなくなっている

配信が決まって一番の関心毎は字幕が入るかどうかだった。多分当初は日本語実況だけで字幕の予定は無かった、もしくは追々と考えていたのかもしれない。多くの声が集まってスタッフもできるかどうかテストしていたようだ。朝9時に放送してデータ受け取って、翻訳字幕つけて20時に流すとか異常ともいえる速さだ。
紹介テロップは生中継のバラエティでもあるからできるだろうけど、翻訳からのテロップ付けはさらに手間がかかるのは素人目でもわかる。
努力の甲斐あり初回からマイクにテロップがついた。
これだけでWWEがぐっと近くなった。
できるのがギリギリとつぶやいていたけどもうすぐサマータイムも終わって番組開始が9時から10時になる。さらに大変だろうけどスタッフは頑張ってほしい。
字幕が想定外で無かったとしたらどうなっていたか。今週のWWEネットワークのNXTには日本語実況が追加されていて、マイクは実況の二人がその場で訳していた。ベッキー等の会話なので口調がオネエだったのはちょっと面白かった。字幕無い場合はこうだったのだろう。
選手紹介のテロップは一言で表されている。簡潔にちょっとおもしろいのでこれはこれでいい味を出している。これも字幕付けてくれるといいけど。

字幕の次に多かった意見が日本語実況解説だ。
担当はFUNAKIとシュン山口が担当。コロナ以前のPLEでも日本語実況担当だった。二人とも喋りの本職じゃないけど、一番WWEに近い日本人として選出されたのだろう。
あまり好意的ではない意見も多く見られたが、視聴者数に対して比べれば誤差の範囲。まぁ慣れていけばいい。
日本語実況なしで現地の実況がいいという意見もあるがそれは好み。Jスポーツの字幕に慣れた上での意見で、コールやコーリーの実況がいいというよりはSEとして馴染む感覚に近い。
全員が全員英語理解してるわけじゃないし。
うちも英語実況の方が馴染むし慣れてる。でも日本でやっていくことも踏まえてこちらをみていくことにする。
日本語実況は必ず必要だと思っている。テレビという性質上、ながら作業の合間に見る人もいるだろうし、地上波で映画は日本語の吹き替えが使われるのと似た感じだ。要望が強ければ英語実況を格闘2CHで流すなんて案もいずれあるかもだけど。
見た感じ、日本語実況は現地、もしくはWWE社内のスタジオで収録したものを日本にデータとして送られてくる感じなので日本在住の人じゃできないのだろう。
少しだけ補足しておくと日本のプロレス中継みたいな感覚で見ると違和感は当然感じる。基本WWEの番組はスポーツ中継ではなく、あくまでテレビ番組。技の解説もシグネイチャームーブ以外は忠実には言わない。投げはスープレックスだし関節技はストレッチだし、日本みたいに細かい技にまで名前つけて言う必要ない。元居た他団体の話や名前もNGだし、特番のテロップが出たらそれをひたすら言う。これは向うの実況も同じ。知らない人にわかるように必要最低限の情報をすりこませる。
話す言葉にも規制があるので言葉は逐一されている。英語版では話す内容に指示が多いと聞くけど日本語まで手が回っているかは不明。でもかけ離れていないはずなので日本語実況も見ていけば法則に気が付くだろう。
PLEのファーストレーンではABEMA独自にウォッチングパーティーという副音声実況CHを設けた。メインはNOAHでお馴染みの塩野アナがしゃべるので日本風実況の雰囲気が味わえた。いかにWWEを馴染ませることを考えるかという意味では凄く良い試みだ。PLEの度にやるのもいいかな。日本語実況と被るので日本語渋滞おきるけど。
まつきさんにはNOAHか新日本かWWEかどれが一番ハマるか忖度無しの意見も聞いてみたいし、ウオッチングパーティーに拳王が出るのも面白いかも。

WWEの放送が始まってまだ1週間、ABEMAの取り組み方には頭が下がる思い。生のPLEで字幕つけられないものかとポストしていたり、生まれたばかりの番組をどう作るかと試行錯誤の最中だろう。
毎週のRAW&スマックを楽しみにしつつ、ドキュメンタリー番組などの字幕付き配信、アベマ提供での日本公演、アベマショッピング(まだあるの?)でWWEグッズ販売、いっそアベマのピーコック化(まるごとWWEネットワーク入り)でWWEチャンネル開設とこれからの展開を期待していこう。


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