見出し画像

telecookからの学び

telecookは端的にいうとオンラインで「台所をつなぐ料理会」です。もともとは、”stay home”でみんな家事がやらされ仕事になってるな~。じゃあ、それを「ハッピー」に変換できるような場=料理もみんなでやれば楽しいんじゃないかなぁと思ってそんな軽い気持ちだったんですよね。はじめは4人(全員EMSメンバー)で、雑談しながら出汁をとってお味噌汁を作って。その雑談から翌週の企画が生まれて。で、参加した人たちのアンケートがとても面白くって。そのアンケートの声を拾って、教えられる人、学びたい人が重なり合ってまた翌週の企画が生まれて。学びたい人(参加者)の意欲溢れる質問が、その場をつくっていて、プロの講師も「質の高い参加者」とおっしゃっていたのが印象的です。通算15回の企画で、延250人を超える方々が参加してくださいました。

telecookの特徴は講師も参加者も自由な雰囲気で、寛容な場であることです。子供の声も、キッチンの音も、ピンポンの音も気にしない。材料が揃えられてなくても、道具がなくてもみんな各家庭で「なんとかする」。こうでなければならないと思い込みがちな様々なことから解放される場。そして、料理はやり始めたら、途中で終わりということのない題材。「食べる」というゴールに向かって一生懸命。終わったあとの出来上がり写真をみんなで褒め合ってなんだか達成感が得られるのです。学びたい意欲はもともと皆が持っているもので、それが一緒にいる人の質問の多様性や、各家庭の違いに触れて、さらに触発されて加速しているのではないかなと感じています。

そして私個人としてもとてもたくさんのことを学んでます 
・運営チームの何が欠けてもできなかったであろうチームにいることの幸せ感と、さらなる学びへの意欲の高まり。
・運営チームのコミュニケーションにおいて誰が何をやるか「お見合い」しない状況のスピード感のすごさ。
・企画する人も参加する人も教える人もうれしい。その先にある生産者も、小売りの人もうれしい。循環するってこういうことかという気づき。
・いるだけでハッピーという雰囲気の場づくりの重要性

ひとことも話さなくても、同じ時間を共有し、「食」を通じて知らない人同士がすぐにつながって、作る楽しさ、食べる喜びを分かち合えるって、とてもポジティブでおなかも心も豊か。

副産物として、異国に暮らした経験のある人、外国からの参加者、外国人の参加も含めて、それぞれの育った違いや文化を交換する雑談が、参加者の楽しみになっています。 「多様な人が集まる」はこれからの場づくり・学習に重要なパラメーターなのかもしれませんね。 何が言いたかったって、やってみて、巻き込まれる人が面白がって、進化していくかも。ってこと。 

おしまい。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?