《可愛いは簡単に創れる》の本当の意味。

《可愛いは簡単に創れる》

聞いた事のあるフレーズと思います。
実は僕の嫌いな言葉なんです。笑

フレーズだけ聞くと魅力ある言葉だと思います。

「誰でも簡単に可愛くなれるんや!」

文字だけ見れば誰しもが思うフレーズです。

、、、。

ずーっとこのフレーズに違和感を感じていました。

何故かしっくりこない。

自分が常日頃、目の前のお客様に向き合い、

「この人の可愛いって何処にあるんやろ?」

限られた時間の中で、鏡を通してバランスを考え、頭をフル回転させます。

目の前のお客様のベストを探しだして答えが出るのはコミュニケーションをある程度取った後。

お客様の《可愛い》を見つけるには時間がかかります。

《可愛いは簡単には創れない。》


自分なりに、目の前のお客様の《可愛い》を探す事って簡単じゃないんです、、、。

髪質を知り、ライフスタイルを知ります。
雑誌を見たり時代に合わせたニーズを探ります。

・何時に起きて何時に家をでる?
・朝にかけれるスタイリングの時間は?
・コテは持ってる?
・アイロンは?
・ドライヤーは使う?
・外ハネは嫌い?
・くくる?くくらない?



、、、etc。

それらを踏まえた中で可愛いが出来上がります。
※個人的意見がかなり強いですが笑笑

美容師が《可愛いが簡単に創れる》のスタンスを持つ事って凄く怖い事って思います。

可愛いを創る事を《難しい》と捉え、お客様に簡単に伝える事。

一度美容師が《可愛い》を咀嚼し、
お客様が《簡単》に出来る様に、正確に説明する事に意味があるんじゃないかなって思います

・スタイリングの説明の仕方
・切ったヘアスタイルの説明
※ 個人的には美容師さんがお客様のスタイルを説明するここが1番大切と思っています。

ヘアスタイルは美容師だけでは創れないんです。

お客様と美容師が協力して1つのデザインが出来上がります。

事細かく、お客様が自分のスタイルを知っておく事ってとても意味がある事やと思います。

もっと厳しく言えば、

「可愛くしてくださいね!」

も、言葉だけを拾ってしまうと一方的で違和感を感じます笑

「一緒に可愛いスタイルを創りましょうね!」

がしっくりきます笑

言葉の言い方を変えるだけでヘアスタイルに対しての向き合い方って変わると思います。

お客様には可愛くなってほしい。

けどそれは一方通行に働かずに、しっかりお互いの《想い》《価値観》を一致させ、共に創り上げていきたい。

常々思っている事を書いてみました。笑

読んで頂きありがとうございます✨


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