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水晶体に映る記憶vol.4|興味を持つのは今からでも遅くない、と言い聞かせて

定期購読マガジン「水晶体に映る記憶」の4つ目の記事です。
このマガジンでは、「今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残す」というテーマで文章を書いていきます。週に1度更新します。



朝9時半になると、観葉植物と本でいっぱいの空間で作業することが多くなった。この文章も、この場所で書いている。ここで働いて1ヶ月が経った。


朝、ここに来るとまず、店内の照明をつける。触れたら光る丸っこいの、チェーンを引っ張ると光やつ、中でもお気に入りなのは、背丈くらいの高さの、薄黒い色をした丸いガラスの照明。ちょっとモダンな雰囲気を醸し出す、一風変わった照明です。値段を調べると0が一つ多い気がしたのだけど、見間違いじゃなかった。おしゃれな家具ってびっくりする値段だよねぇ。でも家具一つで数年分の心地よさがそばにあると思うと、納得する自分もいます。
その他、店内のこれまたおしゃれな音楽をつけて、だんだんとこの空間が目覚めた頃、9時半。ここからは椅子に座って過ごす時間が多くなる。ここに座りながら、ゆっくり文章を書いていこうと思うよ。


興味を持つのは今からでも遅くない、と言い聞かせて

ちょっとだけ最近の興味を書いていきたいのだけど、私は今インテリアに興味を持ってます。え、またなんでそんな方向に?と言われることもあれば、あ、やっぱそっちに行ったのね、なんて妙に納得されることもあって。自分としては後者に近い気持ち。随分遠回りをして、こっちの世界に足を踏み入れた。特に興味があるのは、先ほども出てきた「照明」なのだけど、これ一つでガラッと部屋の雰囲気が変わるから不思議だよね。色、フォルム、大きさ、光の溢れ方が、一つ一つ違っていて、観察に夢中になってしまう。

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