食事をごちそうになること。

いわゆる【おごります。】が私は苦手だ。

いやいや、大丈夫!!自分で払うよ!!

ありがとう!気持ちだけで充分!!って

全力で振り払って生きてきた。

別に【 美学 】ってわけでは無い。

ただ、単に【 苦手 】なのだ。

そんな私に 子供たちが『母の日だから』と

食事のお誘いをしてくれたのが5月の5日

ネパールでの母の日らしい。

だけど、ここでも私は全力で拒否をし、

「今日は日本では子供の日だから!!」と支払いを済ませてしまった。

自分たちが誘ったのに 支払いをされてしまった時の

あの子たちの申し訳なさそうな姿に

しまった!!と胸が痛んだが、

朝夕と眠い身体を起こして 働いたお金、

自分の事に使って欲しいのよ。

欲しいものを買ったり、好きなものを食べたり、

なんなら本当のご両親に何か買ってあげればいいのよ。

私みたいに ただ身近にいるお節介さんには

『ありがとう』って言葉だけで充分!そう思っていた。

が、違った。

明けて一週間、今度は 日本での母の日がやってきた。

『先週と同じ時間に、同じ場所に迎えに来てください!』と

お願された。『お願いします』と言わせてしまった。

もうね、気持ちだけで充分なんだって!!

って泣きそうになりながらも、

そうか、この子たちだって 感謝の気持ちを表すのに

他の方法が思いつかないんだよね、って気づいた。

私が「なにかしてあげたい!」と 思うように、

彼らも「なにか お返ししたい!」と思った時に

【 食事をごちそうする 】って選択が一番わかりやすいのだと思う。

抱きしめるわけにもいかないしね(笑)

そう考えたら、私がかたくなに拒否したがために

2週連続で 一緒に食事をしなくちゃならなくなって

申し訳なかった!と思ったが、「お母さんが一緒だと嬉しいです」って

言ってもらえて また涙。

実際に泣くわけにはいかないから、もう大変だよね、笑うしかない。

そんなわけで、楽しい食事と、デザート。

腕時計のプレゼントまで貰って

「お金は自分に使ってって!!」と、またやってしまったが

「毎日つけて大切にするね」と、ありがたく受け取りました。

ちょうど引越しの準備をしているときにも

別の女の子が「ここは私が払います」と

お昼の支払いをしそうになった事があったが、

その時も「子供がそんなことしなくていい!」って

先に支払いを済ませてしまった。

あの後も、彼女はことあるたびに支払おうとし、

結果、数人で居たときに支払いをしてもらったのだが、

その時も「お金は自分に使ってね」と言ってしまった。

本心だけど、でも、彼女の気持ちを思えば

私の対応は間違っていたのだと思う。

それでも「ありがと~~~」と言えない私の足りなさが

嫌になるところだが、

頑張っているのを知っているから、自分に使って欲しい気持ちは

変わりそうにない。

私だって裕福な訳ではないし、決して彼らを憐れんでもいない。

だけど、私なら何とでも出来るし、節約だってお手の物だから

頑張ったお金は有意義に使って欲しいのだ。

可愛げないよね、わかってるんだけどね、

どうしても 守ってやりたい衝動が抑えられない。

どうやら本格的なアンパンマン気質になっている模様。

それはそれで大変な未来だなぁ~(笑)

ともあれ、親が身近にいない彼らの

一番頼れる、一番身近な大人でありたい私は

これからも何だかんだと起こるであろう問題に

対処すべく 勉強を続けなくてはいけない。

あの子たちも勉強してるんだって思えば、勉強だって楽しい。

なんだか 【 子育てハイ 】な状態な私です。

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