[各競馬場コース別傾向]第46回 京都芝2,000m
毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は6/1(土)に行われる鳴尾記念の舞台でもある『京都芝2,000m』の傾向について紹介します。
※本コーナーの概要はこちらを参照
京都芝2,000m傾向
データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。
[データ集計期間] 2018年1回~2024年2回
[サンプル数] 全 173レース
北北西寄り2m/s以上の風 42レース
南寄り2m/s以上の風 16レース
※風のサンプルについての概要はこちらを参照
①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
『全体』で見ると、[Sペース]が約60%、[Mペース]が約30%、[Hペース]が約6%となっており、前半は緩めのペースになりやすい傾向となっています。
風向き別で見た際に『全体』の傾向と比較すると、特に『南』寄りの風では[Sペース]の割合が大きくなっており、よりペースが緩む傾向にあります。
②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
『全体』の『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%程度、[先団]が40%程度の割合となっており、これらを合わせると60%程度の割合を占めることになります。[中団前]が20%程度で、[中団後]は10%程度、[後方]は5%程度。基本的には前が有利な傾向にあって、差すにしても4角では中団より前に位置する必要があると言えるでしょう。
風向き別に見ると、『北北西』寄りの風では後方寄りの馬にとっては厳しい傾向にあるのですが、『南』寄りの風では後方寄りの馬でも多少チャンスが生まれる傾向にあるとみられます。
③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
まず、『全体』のグラフを見てみると、[4~6番]の成績が少し良い傾向にはあるのですが、その他の馬番についてはそこまで大差はなく、基本的にはフラットな傾向にあると言えます。
風向き別で見ると、かなりバラつきのあるグラフとなっていることからも、傾向を掴み取るのは難しいと言えるでしょう。
【結論】
京都芝2,000mのコース傾向は、以下の通り。
●前半は緩めのペースになりやすい傾向。風向き別にみると、『南』寄りではよりペースが緩まる傾向。
●前目で運べる馬が有利な傾向。風向き別に見ると、『北北西』寄りでは中団より後ろではより厳しい傾向で、『南』寄りでは後方からでも多少チャンスのある傾向。
●馬番別成績はフラットな傾向。
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