[各競馬場コース別傾向]第45回 京都芝1,200m
毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は5/25(土)に行われる葵Sの舞台でもある『京都芝1,200m』の傾向について紹介します。
※本コーナーの概要はこちらを参照
京都芝1,200m傾向
データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。
[データ集計期間] 2018年1回~2024年2回
[サンプル数] 全 103レース
北北西寄り2m/s以上の風 17レース
南寄り2m/s以上の風 16レース
※風のサンプルについての概要はこちらを参照
①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
『全体』で見ると、[Sペース]が約25%、[Mペース]が約50%、[Hペース]が約25%となっており、前半は平均的なペースになりやすい傾向となっています。
風向き別で見た際に『全体』の傾向と比較すると、『北北西』寄りの風では[Hペース]の割合が大きくなっているのに対し、『南』寄りの風では[Sペース]の割合が大きくなっており、風によって傾向が大きく違っているのが特徴として現れています。
②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
『全体』の『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%程度、[先団]が40%弱の割合となっており、これらを合わせると60%弱の割合を占めることになります。[中団前]が25%程度で、[中団後]は10%程度、[後方]は7%程度。直線が短く平坦コースである割には決して先行有利とも言えない傾向で、差し馬にも十分チャンスのあるコースと言えるでしょう。
風向き別に見ると、ペースが速まる傾向にある『北北西』寄りの風では[先頭]の割合が小さくなっており、より差し馬にも有利な傾向が現れているのに対し、ペースが緩まる傾向にある『南』寄りの風では[先頭]の割合が大きくなっており、特に逃げ馬にとって有利な傾向が現れています。
③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照
馬番別傾向につきましては、『全体』『北北西』『南』全てにおいて、凸凹が目立つグラフとなっていることが見て取れます。ここまでバラつきのあるグラフとなると、傾向を掴み取るのが非常に難しいと言えるでしょう。
【結論】
京都芝1,200mのコース傾向は、以下の通り。
●前半は平均的なペースになりやすい傾向。風向き別にみると、『北北西』寄りではペースが速まる傾向で、『南』寄りではペースが緩まる傾向。
●前目で運べる馬がやや有利も、差し馬にも十分チャンスはある傾向。風向き別に見ると、『北北西』寄りでは差し馬によりチャンスが生まれる傾向で、『南』寄りでは逃げ馬が有利な傾向。
●馬番別成績は傾向を掴み取るのは難しい。
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