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日本縦断歩き旅《青森➡秋田編》 9日目 『男鹿の古風な旅館』能代⇒👟男鹿

この日も40キロ越えの長距離になる予定。

早めに起きる。

でも、ホテルの朝食は食べたいので、

また腹ぱんぱんになるまで、タンパク質を中心に食べる。


御飯一膳目は普通におかずで食べて、

2膳目は納豆たまごで食べるのが、

朝食バイキングの主流になっていた。


雨が降っていたが、小雨のタイミングでホテルを出る。

この日は、レインウェアを着る。

曇り空のなか能代市の町から離れていく。

道もだんだん砂利道になって、

雨で水玉を含んだ、蜘蛛の巣がいくつも顔についてきた。


この日は、ユーチューブを聴きながら、よく歩いた。

もう秋田にきたが、まだ太宰治の朗読を聴いたりもしていた。

カチカチ山や舌切り雀を聴いていた。


カチカチ山は、

狸が非モテ純情男で、

ウサギは狸がわずらわしい、

薄情美女として描かれていた。


舌切り雀は、

おばあさんが悪者として描かれている。

と思いきや、最後のおじいさんの言葉で、

おばあさんは悪い役を引き受けていたように感じさせる解釈だった。


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蛇の死骸

まだ、古くない。

つまり蛇がでると思うと、気を付けなければ。


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自動販売機を見つけて休んでいると、

小さなカエルが。

あまりに小さくかわいい。

途中、大雨がふる。

小雨と油断していたら、

いっきにザーザーぶりになる。


リュックのレインカバーをかぶせるのが遅れてしまい。

寝袋が水を吸って重い。。

これは失敗した。

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雨だからあまり喉が渇かないが、

たまにコーラが飲みたくなる。。

昼飯も抜いて、柿ピーや飴などで空腹をごまかして進む。

飲み物は水だけ。

どうしてもコーラが飲みたかった。。

しかし、自動販売機を探すけどなかなか無い。

とにかく、この日はよく歩いていて。

日が沈んむ前に男鹿半島にたどり着きたかった。

その為に、休憩が少くなっていた。


肩が限界に近かったので、

肩休めに公園で休む。


公園で休んでいると、

おじさんが妙にうろうろしては立ち止まっている。

少しベンチで寝ようかと思っていたが、気が散って寝れない


あまりに長い間いるので、

「こんにちは」と声をかけるも返事がない。


公園のトイレに張り紙が多く張ってあり、

色々注意書きが書いてあった。


あくまで予想だが、

おじさんは、俺がここでキャンプしないか見張っていたように感じた。

身なりはキャンプしそうだし、

場所的にも、自転車で日本一周している人なら、

キャンプしかねない場所だ。


本当は休みたかったが、

おじさんがこちらをチラチラみる疑いの目っぽいのが、

気になって先を急ぐことにした。


場所によっては公園に注意書きが強めに書かれている所は見かける。

次の旅人の為にもマナーを守っていきたい。

公園から離れると、歩いているおじさんに話しかけられる。

ほとんど人を見かけなかったのに公園付近でおじさん3人を見かける。

さっきの公園のおじさんが連絡したのだろうか?


どこからきて、どこへ向かうのか話した。


久しぶりに店員とかじゃない、

現地の人と会話できたのは嬉しかった。


だけど、方言で聞き取れないのがほとんどだった。


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男鹿半島が見える、日没まであそこに着かなければならない。

とにかく、とにかく、歩く。


近づけば、近づくほど、遠さを感じる。

不思議だ。

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ユーチューブ配信者が、

難しいゲーム実況しているのを聴きながら進む。

難しいゲームなほど諦めない勇気がもらえて、

疲れが紛れる。

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18:30

日没前に旅館についた。


下手なところでキャンプすると熊がでそうなので、宿をとることにした。

予算的にとれる宿が少なく。

この旅館は安くて助かった。


女将さんが丁寧な人で色々教えてもらう。

夜に近所でなまはげのイベントがあるそうだ。

今思うと行っておけば良かったけど、

当時は、歩き疲れていく気がしなかった。


館内は全てが古くて、とにかく広い。

隠しきれない老朽化もチラホラ見かける。


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部屋に入るといきなり蜘蛛の巣が顔にあたる。

いつから入ってないのだろうか・・・。

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旅館はあまり泊まったことが無いので、

古くても昔の人はどう過ごしていたのか想像すると楽しいものだ。


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時間制の貸し切り風呂に入らせて貰った。

これが、とても素晴らしかった!

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部屋にもどると料理が用意されていた。

こういう旅館らしいサービスを始めて受けるので、

嬉しかった。


すぐに食べたかったので、

女中さんが火を点けに来る予定だったが、

自分で火を点けて食べてしまった。


部屋の壁にゲジゲジを見かけたので、

布団を部屋の真ん中に寄せて寝た。


9日目終了 歩いた距離 44キロ



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