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文章の長くて下手な人、文章が長くて上手い人

修士論文を書くにあたって、文量で勝負するなと言われて、少しガーン…となりました。私のは、量でどうこうしようとしているのではなくて、短く出来ないんです…

無駄な文を書いてるつもりはなく、情報量が多いと言われます。あれもこれも盛り込むから、長くならざるを得ない、そして焦点がボヤける。そこが一番の問題ではあるのですけど。

なぜかと言うと、実務で、書きそびれたことは、後で色々言われるから、取扱説明書とか、契約書とかが、昨今はどんどん長くなっているのと同じ理由です。要は保険。

漏れがないように。そして、相手が誤解しないように、必ず、小括的な「つまり」とか、「例えば」でまとめるから。

上手いか下手かは、読む側の知識とか専門性に寄るところは大きいですが、総じて、誰にでも分かりやすく書けないなら、例示を上げるしかないんですよね。これが二つ目の保険。

実務では、読んでもらえない文章は意味がないですから、極力、個性は殺します。私ならではの「何か」など不要です。

しかし、実務以外では、長くても読み易い文章なら、私はOKと思っています。長編小説でも、長くて読み難いものと、長くても眠りたくないほど、どんどん読んでしまうものがあるように、論文だって、読み易ければ長くても良いのではないかと…

情報の整理の仕方は、ちょっと考えなければですけど。結論として、…よって、本論文では論じないこととする…を、どこまで示すか、踏み込むか。


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