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わたしを負かした将棋系Vたち

 いい兄さんの日(=11/23)に、ハルちゃんlishogiアリーナを開いた。
 そこで、まぁ負けることはないじゃろなぁと思っていたますみちゃんに負けた。それを機に、2023/11/25時点でわたしが負けた、いや、わたしに勝った将棋系Vを紹介する、ただそれだけの記事。約12000字。


◯将棋系V

 将棋系Vと名乗っているVは、実はそんなに多くない。例えばV名人戦に参加しているVは、直近や前回では50名や60名といった人数に至る。が、大半の参加者は、将棋’’だけ’’をやっているわけではなく、他のゲーム実況や創作活動を行っている。きちんと数えてはいないが、将棋系Vを名乗っているVは、1/3もいるかいないかくらいだと思う。
 なので、この記事での将棋系Vをまず定義する。以下のいずれかに当てはまったものを指すこととする。

・V名人戦に参加したことがある
・V竜王戦に参加したことがある
・将棋V総合情報サイトで紹介されている
・将棋配信をしており、わたしがその枠に遊びに行ったことがある

 もちろんこれはあくまで、便宜上この記事で扱うための定義である。当事者たるVたち、あるいは彼ら彼女らを応援するファンの各位に定義があることは理解しているし、別の機会ではわたし自身がこの定義とは別のものを用いることもあると思うが、ここでは上記のいずれかを満たしたものを指すこととする。
 大半は、1つめの項目に該当する。この参加というのは、将棋プレイヤーとして参加しただけにとどまらず、中継枠や聞き手として参加した場合も含む。ただし募集期間やタイミングの都合でV名人戦に参加できていないVもいるかもしれない。V竜王戦はV名人戦に並ぶ棋戦として上げており、下の2つは万が一、そのどちらにも参加していない場合の保険程度のものである。
 なので、繰り返すが本人が将棋系Vを名乗っていなくても、この記事で取り上げるVは将棋系Vとして扱う。ただし、この記事での定義なので、この記事の外では当てはまらない場合があるので注意されたい。
 そして、わたしに勝った将棋系Vとは、
  ・本将棋で
  ・どのサービス、持ち時間であろうと
  ・1vs1で対局したことがあり、かつ、わたしが負けた
 Vのことを指す。なので、このV強いけど?、と思い浮かべるVもいることだろうけど、そもそもわたしが対局をしていないVたちは、ここでは紹介しない。
  
 わたしに勝った将棋系Vを、時系列で記すには、わたしの弱すぎる記憶力では不可能なので、多少の前後はあると思うが、わたしの主観におけるだいたいの棋力順で載せる。厳密な棋力順というわけではないの、このVよりうも上だ、下だ、ということで気分を害されるこのないように祈る。
 また、わたしの敗北をなかったことにするつもりはないが、単純に思い出せていないこともある、あるいはVだと認識していない場合もあるので、その場合はご容赦願いたい。指摘いただければ、後日修正するつもりである。

◯この記事の書き手であるわたし自身の棋力

 わざわざこの記事を読むひとは、わたし、You Tube上ではreizoukoreizouko、ツイ。。。X上ではシメイの赤を名乗っているわたしをある程度知っているものとは思うが、一応わたしの棋力について説明しておく。
 将棋をネット上のサービスで展開している最大手は、おそらく将棋ウォーズであり、そこの統計によると、1級や2級あたりが最頻値であり、平均値でもあるらしい。
 わたしを負かしたなどと偉そうに言うわたし自身が、これらの値よりも下なのならば、そら全プレイヤーの中央値よりも下なんだから、それはお前が負けても当然だ、と言われることへの備えと思ってほしい。
 わたしよりも強いひとは、はっきり言ってかなりいる。かなりいるが、その上でしかし尊大にも言えば、わたしは将棋プレイヤーの半分以上よりは強いと自負している。
 各将棋サービスにおけるわたしの棋力を以下に記す。順番は、わたしが重視している順番である。示す数値は、この記事を執筆時点での段級位/レートの順である。

・将棋倶楽部24      二段/1834
・クエスト5切れ        四段/2039
・lishogiBLITZ         /1870
・81道場         三段/1933
・将棋ウォーズ10切れ    二段/77.3%

 いくつか補足説明を加える。
 わたしがネット将棋に初めて触れたのは、確かハンゲームである。ネカフェで漫画を読んでいるときにふと思い出したように指したくなって、指した。かなり勝ち越して、こんなものかとつまらなくなった記憶がある。
 その次に、本格的に登録してある程度継続して指したのが、将棋倶楽部24である。なので、わたしの主な基準は24になっている。他のサービスでどれだけ高い棋力を示そうと、24で低ければその程度だなと、あるいは他のサービスでいくら低い棋力であろうと24で強ければこのひとは強いのだなと、そういう感覚である。
 しかし、ここ数年は在宅時には他のゲームをしていることが多く、将棋を指すことがあまりない。その中で継続的に指しているのが、将棋クエストの5切れとlishogiのアリーナである。
 将棋クエストの5切れは、仕事の休憩時間にちまちまとやっている。最近は休憩時間に寝ていることが多いが、それでも週に5、6局はしていると思う。
 また、将棋系Vの開催するlishogiアリーナ、あるいは時間帯の法則はいまいちわかっていないが、公式が開いているアリーナには時々参加している。わたしの対局数ではラピッドが一番多い(259局)が、以前どこかでBULLET(138局)のほうがより棋力を表しているのではないかという意見を聞き、しかしわたしの対局数はBLITZ(226局)に比べると2/3以下なので、十分な対局数をこなししているとみなして、そちらを参照している。
 81道場は、慣れの問題だと思うが、操作性が嫌いなのでほとんど指していない。レートを確定させたのは、過去に旗王戦という棋戦に参加するために81基準のレートが必要だったから指しただけであり、参考にできる数値ではあまりないように思う。
 同様に、将棋ウォーズはエフェクトが個人的に苦手であり、操作性も重く快適ではないため、ここ数年はほぼ指していない。唯一指したのは、ハルちゃんの友達対局枠くらいだと思う。にゃんにゃん言え。
 81とウォーズは、どこかで使う機会があるかもしれないのでアカウントを残している程度であり、全く利用していないに近い。
 いずれにしても、どこのサービスであってもだいたい二段は保証されている程度の棋力であり、これは上記の最頻値よりは高い数値だ。将棋全プレイヤーのうち、わたしはどちらかというと強いほうに分布している。

◯わたしを負かした将棋系Vたち

 本題である。わたしを負かした将棋系Vを順に紹介していく。
 わたしの記憶にある範囲での紹介であり、おおよそ棋力順には並べるようにするつもりだが、実際には多少の前後はある。棋力とは相対的な基準だと考えており、わたしに勝った彼ら彼女らはその時点ではわたしを上回っていたことになる。自分の実力よりも上のものを正確に測ることは不可能だと考えているため、その時点でわたしを凌駕していた各位に対してある程度の前後は、黙認してほしいところである。
 また、普段多くのVを愛称で呼んでいるため、公式の名称を誤認している場合もあるかもしれないが、その点は先にお詫び申し上げる。
 さらにまた、紹介の内容はわたしが負けた対局に触れることはあまりしない。一部のVには20以上負けており、各対局に触れるにはキリがないという点もあるし、その対局の紹介をすることがこの記事の目的ではないからだ。あくまでこの程度の棋力であるわたしに勝った彼ら彼女らの、簡単ではあるが紹介をする、それがこの記事の目的であるからだ。

香坂まくり

 この記事を書くタイミングで、将棋系V界最強と言って良い存在。V名人とV竜王の2つの冠を有している。
 対抗形四間飛車を愛し、愛するあまり自分以外の四間党を滅ぼす誓いを立てている。そのため、対四間の居飛車の指し方にいつものやつと呼称する作戦を持っている。
 棋力はかなり高い。元奨と名乗っているが、これはわたしの感想に過ぎないが、奨励会員時代よりも棋力は上がっているのではないかと思っている。また、その棋力の高さを根拠とした解説も相当うまい。定期的に友達対局枠や、月一でまくり称号を得られるアリーナを開いていたりする。
 最近、チャンネル登録3000人を達成した。それを記念する大会を開く予定である。12/2である。各位、忘れないようにされたい。

葛山わさび

 まくりちゃんと並んで、将棋系V界最強の一角。相掛かり愛が強く、一連の概説動画を作っている。内容は有段向け、だとは思うが、プロの対局でも現れる変化の根拠というか背景を理解するための一助になる連作である。自分で指すにも、あるいは観戦のときにより楽しむためにも、見る価値は十分にある。
 あと、多分、かつやに魂売ってるうなじ真剣

 第6期のV名人挑戦権を得ている。この記事を書く時点では、挑戦の番勝負枠はまだないと思うが、各位、見逃さぬように見届けよう。

keima4

 上記2人と並んで、最強の一角。比較的最近めに知ったことだけど、つべで将棋に触れる以前に、24でちまちまとやっていた頃からの知り合いであり、すごく思い入れのある一人であったりする。
 リアル大会の実績が豊富であり(おそらく直近はこちら?)、Vとしては緩い定義に分類されるほうだと思う。
 つべでは、81配信が多く、その枠も多分不定期だと思われる。短い時間の将棋は苦手なほうだと公言しており、もし一発入れるチャンスがあるなら、そういう将棋なのかなと予想している。

鷺宮ローラン

 将棋系V界の会長。棋力はバカ高い。けど、2023年においては本将棋よりも、eスポーツであるリアルタイムバトル将棋のほうに力を入れている模様。
 この記事で取り上げる中では、わたしが最多敗北を喫している。わたしが負ける度に鷺宮ローラン強いよbotが誕生するのだが、今26匹生まれており、27匹め作成途中である。
 上の3人に比べても見劣りしない棋力の持ち主だとは思うのだが、本人は謙遜の塊なので、「いやいやいや、みんな強いから。勝てないって(一部には脳内再生余裕)」と言うだろうなぁと予想して4人めに置いている。
 RTB将棋に、わたしはいまいち興味を持っていないので詳細はあまり知らないのだが、多分、なんかすごいことやってる。さすが会長。

はまブリ

 将棋系V界では最強格の上記3人(+宇宙人1人)に次ぐ実力者、だと思われる。ぎょ・ぎょ・ぎょ~。
 彼女も四間飛車を主軸とする将棋が多いが、直近の第6期V名人挑戦者決定トーナメント決勝では、居飛車雁木を見せ、惜しくも届かなかったものの、わさびちゃんを苦しめた。
 ここ1、2ヶ月はV名人戦の枠くらいしか見ていないが、以前は高頻度で友達対局枠を開いていた。忙しいのだろうと想像するが、また定期的にやってくれるものと期待している。
 つべのショート動画での「これで勝、ち~。またねっ♡」が妙に中毒性がある。
 あと、今年もこういうの期待している。毎秒期待している。やってくれええええそれで救われる彷徨えるVリスナーがいるんじゃよおおおお(ヤンデレは個人的に非常に好きである)

ギア

 V名人・V竜王を両方とも経験した数少ないひt。。。ケモノ。また、両棋戦内において、上のまくりちゃんに唯一土をつけたのもこのコヨーテだけ。
 専攻は下段飛車というだけあり、右玉や左玉のように下段で飛車がぶんぶんするついでに、玉は広さを、金銀は厚みを主張する将棋を得意としている。
 この記事では取り扱わない某バ美肉Vと並んで、ポゴとかの、プレイヤーの精神を蝕む類のゲームをすることでしか得られない成分が主食。。。だと思っていたけど、エペとかの普通のゲームもやる模様。登山ゲーのイメージが強すぎた。
 あと、なんか歌っている。多分ボイパ? もこなしてる。え。まじ?

真澤千星

 初代V名人。純粋な棋力だけで言えば、(一般には十分強い範囲であるが)そこまで別格の強さを誇っているわけではない。しかし、ここ一番での集中力が抜群で、主人公補正をアビリティに持っている。角交換振り飛車と袖飛車が主な武器。
 過去の電竜戦(将棋AIの大会)では、解説するプロ棋士の横で聞き手を受け持つという、彼女の夢のひとつであったものを達成している。今年も聞き手で参加する模様(ちせちゃんの枠でやるのか、公式のチャンネルでやるのかまでは不明)。
 あと、惑星ループが可愛すぎる。

 トゥットゥルルットゥ ルットゥットゥル

電子れいず

 自分のことをオス猫だと思い込んでいる、メス猫。詰将棋作家。
 この記事の中では、上記最強格に次ぐ実力者帯で、V冠経験者と比べても遜色ないと思われる。初登場時の衝撃のせいで右四間使いのイメージが強い(らしい)が、実はそこまで採用していない。個人的には相掛かり主力のオールラウンダーかなと思っている。うなじ真剣
 将棋系V過激集団れいず組を主催している。また過去には電飛戦や電煌戦といった棋戦を開催していたが、体調やスケジュールを理由に、電煌戦をいーんちょ引き継いでいる。これらの活動は、自分が指すよりも人の将棋を見ることが好きということに由来する。らしい。
 詰将棋作家らしく、そういう主旨の動画を不定期に出している。

 間違えた。例えばこちら。

ポメヒ・ナナロクフ・タタキノフ

 将棋系V界の王。棋力、企画、喋り、配信者としてこれがあるといいなというすべてを兼ね備え、煽り、ウィットに富んだ、いや富みすぎた煽り返し、配信者としてそれは言い過ぎじゃろという要素までも兼ね備えた、圧倒的王である。
 居飛車党。横歩が来ると喜ぶ。振り飛車が来ると拗ねる。でも結局勝つ。
 過去に、やりたい大会のために、lishogiの仕様を変更してもらったり、プロ棋士にお越し頂いた過去を持つ。
 さらに、来る12月にも大きな、かなり大きな仕掛けを用意している。

 目玉は、ぽめ最強、ぽめ無敵に続くタイトル獲得を狙える、ぽめ十字戦だが、それ以外にも面白い企画が押し寄せる。
 やはりこの犬っころ、王である。

波音

 むっちゃかわいいキツネ。感情を露骨に示すこともあるが、なぜか毒をあまり感じさせない独特な喋りが特徴。
 居飛車党。受けに寄り過ぎない受け気味の印象。一度優勢を意識したら焦って決めようとしない巧者。前期V名人戦では悔しくもV-S 級から落ちてしまった今期、しかしV-A級ではやはり相手にならぬと言わんばかりの全勝を決めている。
 限定枠でしかやっていなかった? 歌枠が、誕生日記念回は公開されている。かわいい。この枠で新衣装も公開。どことは言わんが盛っている。

 あと、17liveも、もうすぐ初配信を迎える模様。わたしが17をよくわかっていないのだが、ご存知の方は楽しみが増えることと思う。

甘党あずを

 日付の変わる時間帯に、将棋、他のゲーム、雑談枠を開いていることが多い、確か吸血鬼だったはず。。。? だよな? 
 三間飛車メインの、最近サブに雁木を使いつつある実力者。上記はのんちゃんと共にV名人戦をクラス落ちしたが、今期やはりV-A級では全勝。格上には順当に弱いが、格下にはかなり負けにくい丁寧な将棋、だと思う。
 これは去年の春頃に企画していたもので情報としては若干古いが、将棋系Vの大部分を網羅したプロフィール紹介動画を出している。V各位がまず非常に面白いのだが、それをシンプルな画面でまとめていると思う。

 年度更新版やらんかな。

公人直人

 経歴が異色過ぎる人物。V竜王戦を主催したり、リアル将棋大会を大阪で開いた(大会概要リンクがかつてはあったが、おそらくハムさんの肩書が変わった都合等により現在は見られない? 模様のため、つべでの配信枠を利用している)り、元は国家公務員であったが現在は職をかえ、愛知のeスポーツ振興に力を入れていたりと、ちょっと次元の違う活動をしている。勝手なイメージだけど、キングコングの西野さんみたいな感じだと想像している。
 体力おばけの系譜であり、◯◯耐久配信を好んでよくやっている。◯◯には、一定数勝利であるとか、一定の条件で得られる称号であったりが当てはまる。どこから来るんやその体力は。
 上記の鷺ロラと並び、RTB将棋のプロプレイヤーであると同時に様々な企画も打ち立てている。次は12月期のRTB将棋公認大会になるのだろうか。

熊田ゴウ

 れっきとした棋力をもつ実力者の一人でありながら、自身が指すことは(多分)あまりない。だってずっとスプラトゥーンやってんだもん。
 真骨頂の一つはそのトーク力にあり、V名人戦の聞き手・解説をやる際に、その軽快さ・配慮に敬服させられる人である。人? クマ。。。?
 みんなで協力して熊田ゴウをやっつけろ、という企画である、ダンシング将棋はまじで衝撃を受けた。2hほどと長い枠だが、1hを過ぎた辺りから違和感を覚え始める。まじで頭おかしいんちゃうか?

五反田えぬ

 将棋系V界隈では屈指の肌色面積配信を行っている。どことは言わんが、あまり膨らみはない。
 力戦というほどでもないが、主流戦法の使い手でもない。主流戦型のマイナー変化が得意な印象。
 脱衣将棋とかいう、ちょっとよくわからない友達対局の枠を、定期的に開いている。何を言っているかよくわからないと思うが、対局して負けたら脱ぐらしい? です。はい。よくわかりませんが。ほんとですよ、ほんとわたしにはよくわからないです。
 あと、駒の名前を言った回数に応じてlishogiに課金するという枠も開いている。リスナのコメント読み上げも込みなので、いかに地雷を踏ませるかという戦いは見もの。直近では400ドル以上を捧げている
 いかに素肌を見せるか、いかにリスナの罠を見抜くか、といった普通の対局とは違う緊張感を味わえる。
 活動期間からするとかなり最近めに、自身のティザーPVを出している。

音無ちえる

 体力おばけ二人目。いい意味での脳筋お嬢様。どんな技術も基礎体力があってこそ、そして基礎体力とは食事! 食事! パンケーキ! によるものと考えている。
 前期第5期のV名人戦、V‐A級で全勝を果たし昇級。前期昇級した組の中で、今期唯一降級しなかった。幼い頃から将棋に触れていた勢との間にある種の壁を感じていると公言しているが、その壁を上記の体力で壊しにかかっており、それが結果として現れていると思う。棋風改造中。
 お嬢様修行が多忙で、休みが少ないなか、長時間確保できたタイミングで耐久枠を開いたりしていた。最近は朝活が多い印象。
 各種将棋系V団体戦では無類の強さを誇ったチーム常盤台を下した唯一のチーム、ノブリス・パラディンズを率いる智将。第1期VSリーグにて最終優勝に導いた。自身の勝利でもって仲間を叱咤する勇将でもある。

鹿角ほたる

 厳密にはドンキー系Vだが、一応V棋戦に参加しているので、もちろんこの記事でも取り上げる。過去にはヨッシーもしていたし、メトロイドも走りたいと発言していたので、横スク系というべきなのかは判断がつかない。将棋は横スクしないので多分専門外。あと、マジックのけっこうなガチ勢。
 対抗形党で、どちらかというと四間を持ちたがる。居飛車の玉が上部脱出を計った際に必殺の2八角を打てるため、らしい。将棋ってそんなゲームだっけ。
 しかし、最近なぜか相振りに目覚めつつあるようである。

 枠内での喘ぎに定評があり、その様を差してスケドン師匠とも呼ばれる。なにを略した言葉なのかを、わたしは知らない。ほんとに知りませんよ。

常盤台メイ

 将棋系V界の大正義にして最大の良心。女神。かわいい。大好き。
 将棋だけにとどまらず、ボードゲーム全般、謎解き全般を愛するメイド。
 最近は先手番なら初手7八飛でほぼ固定、後手番なら様子見で中飛車や三間を採用している模様。こんな将棋を指したとお昼ごろによくつぶやく。
 かつてはガチガチの受け棋風と知られていたが、ここ半年から1年ほどで、やりたいことに知識・棋力が追いついてきたらしく、積極的にリードを取りに動く将棋を指す。
 自身のスケジュールの都合により、月曜日に小さなお茶会、木曜日に週ごとの定番回、金曜日には同時視聴会や懇意の(後述する)エクちゃんとのボドゲコラボなどの枠を開くため、フラッと訪れやすいと思う。
 また、謎解きに関しては作るほうも好きで、お茶会に合わせて #解き盤台謎 という企画を展開中。
 第1期VSリーグでは最終優勝こそ逃したものの、レギュラーシーズンではチーム常盤台だけ対局数が違うんじゃないかと疑ってしまうほどの圧倒的勝ち点を誇っている。人読み、任せるところは任せる、といった采配が光ったおかげだろう。その打ち上げが、この記事を上げる頃には過ぎてしまっているだろう11/26に行われるようである。

 この記事が出る頃には、アーカイブ化されていると思われるが、ぜひ。

一宮真純

 ノーアーカイブ歌枠を時々やっている、モンスト系V。剣客やエリートやといった本人に全くそぐわない肩書を事あるごとに主張している世迷い言系Vでもある。可愛い女の子全般が好きで、男はどうでもいい。ホロのファン。
 自身の枠で面白いことをやっていると、だいたいが「ホロの企画をパクっている」と答えることが多いが、単純にますみちゃんの喋りが面白いという要素が強い場合がほとんど。その真骨頂はやはりトークにあり、なにかの実況を任せればまず面白くしてくれる。
 この記事で度々触れてきたVSリーグの発起人にして主催者。多分上記の、実況をやりたいが昇華した企画だったと思うが、非常に楽しめたものであった。
 また、冒頭で書いた通り、この記事を書くきっかけになった敗北をわたしに与えた許しがたい存在である。まじで許さんからな。覚悟しておけ。
 直近の告知は不明だが、モンスト配信を高頻度で行っているので、ふらりと遊びにいけることと思う。

香月かおり

 ネバーエンディング感想戦に定評のある、FE系V。最近F-ZEROも始めた模様。エンブレム、エンゲーーーージ! ヴェイル可愛い。 
 中飛車を主軸に指す。他の戦型も指すのかもしれないけど、全体像を把握はしていない。
 激しく喚き散らしたりなどしない、落ち着きのある配信が多い印象である。一部のVと特に仲が良(いとリスナサイドが勝手に思っている)く、その絡みにてぇてぇと癒やされるリスナもいるとかいないとか噂される。
 ネバーエンディング感想戦と称したが、対局の振り返りを、本当に自分が納得いくまでずっとやる。リスナを置いてけぼりにする傾向が若干あるが、コメントを完全にスルーすることはないので(遅れても読み上げて、真摯に応える)、枠において疑問があると尋ねても問題ない。答えてもらえるまでにタイムラグ()は覚悟したほうがいいが。
 次の配信は、FEかレースゲームだと思う。下に示すのは、最新のFE攻略回(6h)。ちなみに準備編でもだいたい3h。

エクトリア

 つべのチャンネルも持っているけど、ツイッチでの活動がメインの、かわいいライオン。がおー。
 お絵かきをしたりマイクラで凝ったものを作ったりが多い印象だが、ゲーム全般幅広くやっているし、多分得意なのだと思う。お絵かきは特に、ときどき、いいねをしたひとを描く、というタグで募っていたりするので、無償(!)で描いてもらえたりするチャンスもある。
 肝心の将棋はというと、実はあまり指しているところを見たことがない。V名人戦とV竜王戦に参加した経歴こそあるものの、それくらいだろうか。自枠で将棋を指していた記憶は、わたしにはない。フリーズ将棋という変則将棋をやっていたイメージのほうが強い。ちなみにそちらはむっちゃ強い。

 上で触れたお絵かきは、こういう可愛らしい絵柄。

はにみちゃん

 将棋系V界隈の主食にして非常食。。。扱いされることの多い妖精。正式な名前はハニーミントちゃんらしいけど、そう呼ばれているところを見たことは無い。はにみちゃんでだいたい通じる。
 将棋系V、というかそもそも配信者をやっているひとはだいたいがぶっ飛んでるところがあるものだが、そういう意味ではかなりの常識妖精枠。配信枠にいって美味しそうだねという主旨のコメントをすると、喜ぶ。
 動画として上げているものは、初心者向けと名乗るだけあって基礎の基礎、駒の動かし方から、簡単な戦法や囲いの紹介、単手数の詰め将棋などが多い。
それらを教えられるのは、本人の基礎がしっかりしているからであり、何度も触れるが、今期のVSリーグにおいては、チーム勝ち点10点のうち4点が妖精によるものという辺りからもその棋力を察することができる。
 しばらくは過去に上げた動画のリメイクに力を入れる模様である。

四宮式

 ゆり・ろり・ばぶみ、が合言葉の小説家。最近彼が言っていて知ったことだが、作品にその3要素が入っていると面白くなる確率が上がるとかなんとか。ほんまか? 自分の性癖を肯定したいだk以下略。バイオリンが弾けるからって調子に乗るなよ。くそ。よっつんがかっこいいと悔しい。
 旅行が好きでいろんなところに出かけている。その旅先の美味しいものをXにあげているのを散見する。
 四間飛車をよく用い、特に美濃囲いよりも金無双に近い形の囲いで戦う。駒落ち下手を猛勉強したらしく、それがVSリーグではぶっ刺さったことはもちろん、平手戦においても相手の無理攻めに関する嗅覚を鋭敏にしている。この半年少しの間に、棋力を大きく上げた一人。
 直近では、ゲストを招いての、文豪らの作品の朗読を行っている。

 この記事を書いている最中の最新が上記。11月の最終週のどこかで次の朗読が発表される予定。

沙久耶

 友達対局を行う将棋配信者は、多い。そしてそこに集まるリスナも、多い。そのリスナ同士が指したくなることもあることと思う。そんなときは彼女の道場に行こう。
 沙久耶道場の席主を務めるのが彼女である。
 おおよそ月ごとに、道場内の対局で独自のレート計算を行い、それらに基づいた優秀者を集めた蠱毒戦、もとい久遠戦というタイトル戦も主催している。入玉党総裁の肩書を持っていたり、大のギャンブル好きであったりもする。また、本将棋とは違うルールである、変則将棋全般にも造詣が深い。
 最近は隔週で、lishogiのアリーナを用いた別のミニ大会も執り行っている。名称は、不明.。というか、ある? のか?
 現在は時間に融通が利きやすいらしく、道場を週に3、4回は開いていると思う。初心者から高段者まで幅広く指せるので、相手を見繕うにもちょうどいいかもしれない。下は、最新の久遠戦。

如月モコナ

 オリックス系V。
 。。。オリックス系Vってなに? こういうことらしい

 あまり表には出していない(と思う)が、実はかなり博識である。
 また、わたし個人は彼女をホノエリストと呼ぶこともあるが、ホノエリストが何であるかは、わたし自身よくわかっていない。
 詰めチャレのレートは高く、五段を誇る。つまり潜在的にはそれほどの盤面把握、直感の良さ、読みを備えているのである。しかし本人はあくまでオリックス系である。だからオリックス系ってなんやねん。
 配信は不定期なため、狙って遊びにいくのは難しいと思う。一方、ブログのほうは、平均的には月に4度ほどの更新があり、ネタが満載で面白い。

 現代人は隙間時間までも奪い合うほどに様々なマーケティングに曝されていて、いかに時間が貴重な資源であるかを痛感していることと思う。その中で、しかし、ホノエリストの記事は表現の助けにもなる点もあると思うので、一度見てみるのもいいと思う。
 隠れオリシタンてなんやねん。

◯まとめあるいは最後に

 以上、わたしに勝った将棋系Vたちであった。多い。けっこう多かった。
 トーナメント戦ほど厳密ではないのだが、わたしは勝ちと負けについて一つの考えを持っている。

 その将棋に勝ったひとは、負けたひとの将棋を背負う

 というものだ。
 トーナメント戦におけるそれは顕著であり、相手の息の根を止めることで、自分の呼吸は続く。相手の敗北を背負い、自分は次の対局に挑む。その背負うとは「お前のかわりに自分が指せばこの相手に勝てたのに。勝てぬのならなぜあの時自分に勝ったのだ」という怨嗟を受け入れるということと捉えている。
 自分がこれまで自分のほうが強いと示してきた相手たちに顔を向けられる将棋を指すこと。
 そんな義務は、所詮ゲームなので、そして完全に実力が反映されるゲームではあるが、その結果は絶対でなくあくまで勝率という形で示されるものなので、そのような義務はあるはずもないのだけど、どこかそういうものがあるのではないかと思ってしまうところがある。だから、半分自分は弱くないという言い訳として、そして残りの半分はその怨嗟の声への言い訳として、いや、自分が負けた相手は強かったのだと、素直に認めたい気持ちがある。悔しい気持ちもあるし、なにか条件が違ったら自分が勝っていたはずだと言いたい気持ちも押し殺しながら、あるいは押し殺しきれずにそう零してしまいながら。
 上で、わたしは将棋プレイヤーの過半数よりは強いと自負していると言った。そのわたしに勝った彼ら彼女らは、やはり、どれほどの言葉を並べようと、わたしより強かったのである。
 なので、この記事を読むひとには、機会があれば上記の将棋系Vたちに挑んでほしい。そしてできれば勝ってほしい。さらにできれば、そのあとわたしと対局してほしい。わたしは、そんなあなた達に勝ちたい。
 将棋を続けている人たちは、結局負けず嫌いの集まりなのだと思う。

◯おまけ

 この記事を書くきっかけになった、わたしがますみちゃんに負けた対局の終局図を示す。きれいな詰将棋になっている(投了図を示すので、攻め方の初手が確定した局面を示す)。あのエリ。。。剣k。。。彼は詰みを読み切っていなかったと言っていた。読み切れていないのに投了して、後悔していないか? とも。
 将棋の投了は、負けを悟った側が宣言をする権利を持つ。わたしはわたしの負けを悟って投了したので、後悔はしていない。あの対局は、悔しくは、正直かなり悔しくはあるが、わたしの負けである。ますみちゃんは強かった。

▲3四角で投了。読めなくても寄せは包むようにするもので、感覚としてこちらから角を打つのは本筋中の本筋であると思う。お手本のような寄せ、詰ませ方である。


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