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162. その背番号で有名になれ。🐒

♦︎ユニホームの番号に恥ずかしがるな

これは中学校の時、ユニホームをもらったコーチから言われた言葉です。
何番とか関係ない。その背番号で有名に相手にとって嫌な選手になってくれ。

そう言われた時、自分は自分の番号に価値があるように見えた。
そして、良い番号とか、悪い番号とかないんだなと、感じました。

この言葉は結構試合をする時にも思い出したりすることがあります。
何故なら自分に自信が無い選手だったからです。
そして、背番号はコーチの期待の表れだと勝手に思っていた自分がいたからです。
実際自分以外の良い番号を貰った人は自分よりとてもサッカーが上手い人たちでした。

それでも、その人たちに追いつきたいし一緒に試合に出てサッカーをしたかったので、サッカーボールを追いかけ続けました。
その結果一緒にサッカーができる資格を得ました。

Aチームに行くことが増えていた時期に、こんなことを言われました。
こいつはここではまだ下手な方だけど、サボらない。

こいつがサボってるところを見たことがない。

そう言われて、練習から頑張っている姿を評価された自分に少し自信が持てました。
チームでは上手くない方だったけれど、1番練習に真剣に取り組んでいるという意識はあったので、そこを見てくれていたコーチには心動かされました。

練習を真剣にやらずともサッカーが上手い人はたくさんいますが、どんなに辛い練習でも単純な練習でも気を抜かず取り組んでいたのは自分だけと自負してやっていました。

♦︎どんな練習でも意味があるぞ

走りのトレーニングだけをする練習があっても、骨折して1時間かけて練習場に行く日も、グラウンドを一から作って2人だけでゴールを運んだ日も全てが自分にとってのサッカーでした。

その積み重ねが今となり、立派にサッカーできる資格を得たんだと思っています。

小さなことかもしれないし、他の人にとっては理解できない、なんてことないことかもしれないけど、自分の見えないところで苦しむという経験は誰しもあると思います。

それがつらくて逃げ出すことは簡単です。

怪我でサッカーが出来ないことは1番苦しかったですが、この先一生サッカーが出来ないかもしれないという経験をした今では怪我は軽いつまずきに過ぎないと思いました。

サッカーがしたいのに出来ない人はいっぱいると思います。
その中で自分はサッカーに対してどれだけ熱い思いで取り組めるか、それが人間性というものだし、みんなに対する責任でもあると思います。

サッカーできることは当たり前じゃない。
いつもありがとう。
👋

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