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自由社VS学び舎 3.大東亜戦争(3)

239P暗転する戦局を読みます。・・・戦争の最初の半年間、

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242Pと243Pで戦時下の国民生活が記述されています。

自由社国民生活特攻

自由社の245Pい「聖断下る」の見出しがあります。

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 このご聖断とは、昭和天皇が戦争を終結する決定をしたことを言います。ただし大日本帝国憲法の下でも天皇は立憲君主です。「君臨すれども統治せず」つまり政治的決定をすることはできません。その代わり責任もないのです。つまり立憲君主が政治的決定(ご聖断)をすることは明らかに憲法違反です。
 しかし、2.26事件の時と同様、内閣が機能せず、他に政治的決定をする組織が存在したいとき、天皇がその決定を下すことは、超法規的措置と解釈することができます。
 それでは自由社245Pの側中にある「聖断のときの昭和天皇の発言」を読みます。「・・・このような状態で本土決戦にのぞんだらどうなるか、私は非常に心配である。・・・」

 この8/6の広島、8/9の長崎の原爆投下だけで、二つの市を合わせて21万人以上の市民が殺害されました。自由社は、248Pで「その被害の規模においても、20世紀最大の戦争犯罪と言えるでしょう」と明確に記述しています。

残念ながら学び舎には、連合国側の戦争犯罪についての記述がありません。

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それでは、第3回 大東亜戦争を終わります。
長々とお読みいただきましてありがとうございます。次回第4話は支那事変(日中戦争)です。

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