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2023/2/15 日記 「イタみ」
大変お久しぶりです。
最近、日記だとか、詩だとか、短歌とか、エッセイとかがより気になってきているので、もう一度この日記を再開することにした。まあこの1月2月はなにもアウトプットすることができていなかった期間でもありますゆえ……
自分の過去の日記を読み返すと面白いということにきづいた。
今日(書いている時点では昨日)、サークルの先輩とちょっと話していた。私が来るまで、その先輩(4年)はもう一人の先輩(3年)と話していたみたいだった。
その先輩がお土産として持ってきてくれた赤福を食べて、話した。(私は赤福目当てに行った。)先輩同士はどうやら稽古について、4年の先輩自身について切り込んだ話をしていたみたいだった。
話したいことは全部話しました、といって3年の先輩は帰った。そこから先輩の話を聞いていた。昔から人の話を聞くのが、自分の居やすいポジションだとおもっている。
その先輩は、卒業する最後の公演で、脚本を書き演出をして、役者をしている。(そして人がいないからという理由で舞台美術もやってる。)あの人が言うに、自分を傷つけて自分の一部を削って粘土のようにこの公演をつくっている。自分が凡人だということを自覚していて、それでも演劇がやりたくて10年間演劇に費やしてきた。あの人は卒業後も演劇を何かしらの形で再開すると言っていたが、実質的にこの公演が青春の最後の公演なのだ。
あの人はその最後の脚本に、自分を全て背負わせた。感じてきた苦しみ、息苦しさ、つらさ、弱さを背負わせる分だけ背負わせた。表現がストレートなのもあって、見ていてイタい、痛い劇となっている。
話を聞きながら、私は痛い思いをすることを忘れていたと気づかされた。痛い思いをすることをしたくなくて、1月も2月の前半も何もすることなく過ごした。そう、痛みを伴わなければ私だって何もできない。
私の尊敬する人だって、みんな苦しみながら創作してきた人ばっかりだ。それでも創作が好きで創作をしてきた人たちばっかりだった。その人にあこがれたのだから、苦しくなるのは当然なのだ。これからちゃんと苦しもうと思った。
今日は、ちょっとイタい日記になっちゃった。なのでアンパンマンの公式スタンプで中和します。
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