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4年前の私、そして4年後の私

すっかり忘れていた。4年前の今日、私は今日の私にメッセージを送っていた。

PRESENT4229は4年に1度、2月29日にだけ利用出来るサービス。なんのきっかけで知ったかすら覚えていないけれど、とにかく私は4年前、このメッセージサービスを利用したらしいのだ。

メールのタイトル:2020年
メールの内容:
2024年、あなたは生きていますか?2020年の私は、なんとかかんとか。ここ最近はパニックの症状も落ち着いてきました。
毎日、コロナウイルス関連のニュースばかりで気が滅入ります。やっと学校も春休みに入ったのにテレビも付けずにYouTubeでクリーピーナッツばかり見ています。大好きなものに出会えて良かったね。
お母さんに編み物も教わりました。続けているかな?
きっと31歳になった今でも、淡々と穏やかに生活することを求めているのでしょう。それで良いと思います。生きてさえいれば。美味しいもの食べて過ごしてくださいね。

なんとまあ、まずは生存確認しているのが私らしい。とりあえず生きてる。これは大丈夫。
大好きだったCreepy Nutsのラジオは終わってしまって、少し熱も冷めているけれど、未だに好きです。これも、大丈夫。
編み物…は途中で辞めてしまったね。せっかくお母さんに教わったのに。今度はミシンを始めたがっているけれど、やっぱり途中で辞めちゃうかも。

淡々と、穏やかに。
私の人生における目標というか、モットーのようなもの。ずっと変わってなくて安心した。

思い出したくもない日々だったから、もうあんまり覚えていない。4年前のことなんて、もう前世のように昔に感じる。

きっとまた忘れてしまうだろうけど、4年後の私にメッセージを送ってみようと思う。どうか、どうにか生きてさえいれば。

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