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【JPO試験書類選考編①】カバーレター、モチベーションレター、レジュメの違いと書き方

割引あり

今回は、JPO一次試験である書類選考について記載したいと思います。JPO試験の仕組みや詳細な流れについては、外務省国際機関人事センターのHPをご確認下さい。書類選考においては、様々な資料を提出する必要がありますが、特に皆さんが手を動かさなくてはいけないものは大きく3つあります。
①カバーレター
②レジュメ
③国連事務局Personal History Profile (P11)(Motivation Letter)

私はかつてこの3つの違いを理解せずに、カバーレターを志望動機書、Motivation letterも同じようなものと考えて、思いのままに記載をしていました。

結果は、惨敗。

その後、様々な方からこの違いと書き方を知り、カバーレター、レジュメ、モチベーションレターをそれぞれの目的に合うように記載して、結果、JPO試験の書類選考を通ることができました。

そこで、今回のNoteでは、JPO試験を目指す方に向けて、この3つの書類の違いと、JPO書類選考突破に向けた書き方についてご説明したいと思います。

このNoteでは以下の4つの項目をお伝えします。

  • カバーレター、レジュメ、モチベーションレターの大きな違い

  • カバーレターの書き方と目的

  • モチベーションレターの書き方と目的

  • レジュメについて

1. カバーレター、レジュメ、モチベーションレターの大きな違い

カバーレター、レジュメ、モチベーションレターの違いを理解しないことには、どれほど良い経歴や文章を書けても意味がありません。この3つの書類はそれぞれ目的があり、それぞれに異なる内容を書く必要があります。モチベーションレターというからには、ポストの志望動機を書けばいいんでしょ!と思っていた私は大間違いでした…

それぞれの詳細を書く前に、まずこの3つの書類の大きな違いは、記載内容も目的も異なるということです。同じ内容を書くことはありません

レジュメとP11を同じ内容のものと思って、内容をコピー&ペイストすることはお勧めしません。なぜならば、レジュメはあくまでよりマクロレベルであなたの経歴を見たもので、P11はその詳細を書く書類だからです。
また、カバーレターとモチベーションレターも違います。カバーレターとは自分がやってきたこととポストとの整合性を書く書類で、一方でモチベーションレターは、自分のやってきたことと組織との整合性を書く書類だからです。加えて、モチベーションレターもカバーレターもレジュメを詳しく書くものでありません。一番やってはいけないことは、モチベーションレターで、あなたがこれまでの経歴でこんなことやあんなことをしてこんな成果を上げてきました!とアピールすることです。この書類はそういう目的ではありません。「そんなこと当たり前でしょ」と当時の私は思っていましたが、いざ書き始めると、モチベーションレターが私の略歴を綴ったエッセーになっていることに気づきました。その点で、モチベーションレターの意味を知ることで、ここに書くことのできる経歴はごくごくわずかであるという事実に気が付くはずです。

では、より詳しくそれぞれの内容と目的を以下記載いたします。

2.カバーレターの目的と書き方

カバーレターとは、一言で申し上げると、ポストに対する自分の経験のマッチングを示すものです。文量としては、約500文字程度。そう聞くと少なく感じられるかと思いますが、原則、

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