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【東海道自転車旅】2日目

キレイな写真?そんなもんねえよ。インスタ映えだけ狙ってるテメェらとは違えんだ。

鈴鹿のスポーツサイクル店でパンク修理も完了、これで心置きなく全力疾走できる。鈴鹿サーキットでロードバイクのレースが行われるらしく、にしてはチャリ屋が少ねえな

1号線から外れているので、まずは四日市に向けて漕がなければならない。途中で立ちはだかる山。もう上り坂はええねんて。

1号線に出てまっすぐ進めば四日市、桑名と続く。渡河して尾張。宮宿(熱田神宮)に21:00ごろ到着。開いていれば観光しようと思っていたが、この時間に神社が開いている方が珍しいわな。許す。

名古屋だし、手羽先とか味噌カツとかうまいもんいっぱいあるやろ。そう思って見渡しても、周りは中古車販売しかねえ。愛知県民ってトヨタの本社から毎年新車買ってるんとちゃうの?トヨタのお膝元ですら新車買う金がないってことか?我々の懐も寂しくなりましたなぁ。飲食はチェーンを除いて悉く閉まっている。これが日本第三の大都市かよ。聞いて呆れるぜ。

結局居酒屋で大飯を食らって散財。風呂と飯は金をかけるべきと教わっているので、後悔はないが、にしても夜に開いてる個人商店がここにしかないのは解せぬ。居酒屋のおっちゃんがクセ強かった。クセの強さってのは不思議なもので、外見は津々浦々で見る量産型のおっちゃんなのに、言葉の端々から異様なオーラが感じられる。一瞬にして「このおっさんヤベえな」になってしまう。決して悪口ではない。世間的な評価で言えば「おもろい」おっちゃんにまとめられてしまうのだろうが、あまりにも突飛な口調である。一言一句にスタッカートがついている感じといえば多少は説明になるのかもしれないが、あの言い回しは拙文では決して文字に起こすことができない。味はうまい。食べログはもうちょい星あげろ。酒を飲まな方からか、会計は予算ほど高くなかった。瑞穂区苗代町、炭焼屋。

腹ごしらえして愛知の国1を延々と走り続ける。ここから先はわりかし順調で、愛知の国1をただただ漕ぐだけ。昼間なら岡崎城なんかを見学したりするのだろうが、お前今23:00やぞ?大して見えもしない城眺めるためだけにわざわざ道外れるのも面倒でしゃーないわ。

浜名湖を越えればスズキのお膝元、浜松。本社の前を通らなかったので実感は大して湧いていなかったが、自動車販売店は気持ちスズキが多かった気がする。でも浜松駅をこえてからの自動車街はスズキに限らずいろんなメーカーが。ドイツ車専門の聞いたことのない販売店とかもあったな。

浜松の快活はどうも物価が高いので、値段が下がる掛川まで行くことに。この時点で掛川まで10km程度だったので、30分くらいで着くだろうとたかを括っていた。愕然とした。自転車だと天竜川が越えられないのである。近辺は国道1号線が自動車専用になっており、すぐ南に県道261号の橋がないこともないが、片側1車線で歩道も路側帯もない。これ以外に渡れそうな橋は南北どちらも2kmは離れている。チャリだから261の天竜川橋を車と一緒に渡ったが、歩行者はあの川どうやって渡るんだ?川越人足が今でも肩車してるんか?

やっとのことで天竜川を越えたとて、自動車専用の国道1号に入れるようになるわけではない。ここから先は起伏も激しい。日も上がってきた。午前7:30。これは熱中症まっしぐらだわ。

結局掛川に着いたのは午前8:00。あれ以上走ってたら倒れてた。

第二日である。

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