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定年再雇用制度

年金の支給開始年齢が引き下げられに従い、定年年齢も55歳から60歳に引き下げられ、2012年の法改正では、65歳までの継続雇用が義務化されました。多くの企業が、一旦退職した後に、改めて雇用する「定年再雇用制度」を採用しています。

なぜ、定年年齢引き上げでは無く、継続雇用なのでしょうか?
60歳で定年退職した後、改めて継続雇用する事で、従来の年功賃金を一旦チャラにできるからです。つまり雇用継続という意味では、実質65歳定年ですが、年功賃制度は、60歳で終わっているのです。

60歳以降の継続雇用時に「ほぼ同じ仕事をしているのに大きく賃金が下がり、モチベーションが下がった」というお話が良くあります。心情的には良く理解できますが、定年前の賃金から、いわゆる年功賃金分部分を取り除いたら、本当はどれくらいなのだろう?と冷静に考えてみる事も大事ではないでしょうか?具体的には、転職サイトに登録してみて、他社での評価水準を調べるとか、「自分よりもっと賃金の少ない若い社員でもできる仕事なのではないか?」と考えてみてはいかがでしょうか?

どちらにしろモチベーションを下げたまま働くのは会社のためにもならないし、なにより本人のためにもなりません。

会社の制度は直ぐには変わりません。給与水準以外になにか別のモチベーションを見つけるか?どうしても、給与水準に納得がいかないなら、転職・独立・起業等を考えるしかありません。自分が変わるしかないようです。次回(6月3日)は、定年再雇用(私の場合)を書いてみます、

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