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【#6】身体の弾力を使わなくなってしまった人の末路

スマホを見ていたら、首が疲れてきた...

パソコン作業の為に長時間座っていたら、腰が疲れてきた...

この様に筋肉が凝ってしまい、そして姿勢が維持できなくなる。

そんなことありませんか?

まずは、軽くストレッチをして頂いてから、続きをお読みください。

【スマホで固くなりやすい筋肉】
・上腕二頭筋

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手首を背屈(手のひらを外側に向けるように)、内側にひねる、横に開いて力こぶの辺りを伸ばす。

【椅子に座っていると固くなりやすい筋肉】
・腹直筋

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楽な足幅で立つ、両手を胸の前で組む、上に伸ばして腹筋を伸ばす。

どうでしょうか?
少しスッキリしましたか?

筋肉が縮んだ状態、動かさない状態などが続くと、組織にあった弾力が失われてしまいます。

その部位を伸ばすと、また元の弾力が戻ることで手足や体幹がシャキッと伸びて気持ちがいいんですね!

今回は、身体というのは、動かさないで怠けた状態が続くだけではなく、縮める運動ばかりしていても柔軟性が失われていくんですよ、というお話です。


「弾力のお話」


骨格筋(骨格を動かすための筋肉。)には弾性といって、「外から力を加えれば変形し、力を除けば元に戻る性質」があります。

弾性要素1
→腱

弾性要素2
→筋線維

弾性要素3
→筋膜

これらの弾性要素が、伸びたり、縮んだりしながら身体は動いているのです。

骨格を動かす!というと、ついつい筋肉を"収縮"させることだと思いがちですが、"伸ばす"という事は忘れては行けない大事なポイントなのです。

スポーツクラブでのトレーニングや、何らかの専門知識をつけてしまうと、重たいものを目の前にすると
「よし、しっかり力を込めて、筋肉に効かせながら持ち上げて....」
なんて意識してしまいますよね!

しかしこれは大間違えで、特定の筋肉を意識すればする程、その筋肉"のみ"働かせる事になり、辛くなってしまうのです。
(鍛えたいなら良いのですが、鍛えるというのは「あえて辛いことをする行為」なので、楽に持ち上げる、という動作とは真逆の身体の使い方をしているというのは意外と知られていない事実!)

スポーツの応援でも「リラックス!」などと言うように、最大の力を発揮する為には余計な力を入れない事が肝心です。
力まずに、尚且つしっかり手足を伸ばして使うというのは訓練がいることです。せっかくある弾性要素をなるべくたくさん使うためには、普段から身体を伸ばす練習をしておかなければなりません!

※筋肉は、収縮する練習よりむしろ"伸ばす"ことの方が大事なんですけど、それはまた別の機会にお話します。


「弾力を使わないと?」


先程の弾性要素(筋肉や筋膜など)を顕微鏡で見てみると...

組織と組織の間には、
・コラーゲン線維の網
・水などの液体やヒアルロン酸
などの物質で満たされています。

しっかり動かしていないと、液体が徐々にゲルの様になり、やがて硬くなっていきます。そして本来、これらの線維は筋肉に対して同じ向きに並んでいるのですが、この線維が様々な方向に乱れていくのです。

線維が乱れると、筋肉や筋膜の伸び縮みがスムーズに行うことかできず、固くなり、さらに凝ってきて....という悪循環が生まれてしまいます。

動かさなかったり、縮める事ばかりを繰り返すと、このような仕組みで身体は動きにくくなっていきます。


「筋肉は縮めず伸ばしましょう!」

さすがに、スマホを触るこの短時間で線維の向きが乱れることはありませんが、ギュッと丸めた粘土のように、柔らかさは簡単に失われてしまいます。

そういった事の積み重ねが、いまの皆さんの硬さを作り、また動きにくさを助長してしまってるのです。

こういった負の連鎖を今日、この場で断ち切り、弾性要素をめいっぱい使って身体をケアして上げてくださいね。

ストレッチは30秒から1分半、「あ、スッキリしたな」と思うまで伸ばして頂き、満遍なく行うと良いでしょう!

伸ばしにくい所があったり、痛みを感じる所があれば無理に伸ばさないようにして下さいね。
伸びない理由から解決していかないと余計に悪化してしまう場合がありますので。

より柔らかく、より楽に身体を伸ばしたい方は、直接チェックさせて頂ければ幸いです。

ぜひご来店をお待ちしております!

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