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10/13リリース「ワルキューレReborn!」感想

待ちに待った新アルバムの発売が嬉しくて嬉しくて、TLで一曲一曲感想書こうかと思ったけどあまりに荒らしそうだからnoteにまとめただけのやつ。当然「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」(11/9現在、TOHOシネマ他各劇場で大好評上映中!ハヤテとフレイア、ワルキューレの生き様、見るしかなーい!)を5回ほど鑑賞しているので、その上での曲に対する感想や考察もバリバリ、超伝導即108%個人的な主観で構成されています。反論は受け付けないよ〜ん。というか発売当日にメモも兼ねて書き始めたのに完成今って…遅筆すぎ…。

1.唇の凍傷
開幕からアガりすぎるぅ〜。映画館で聞いてる時もさんざん思ったけどめちゃくちゃ癖になる曲…なんだけどライブ映像がないとまた違った印象!絶ラ中の3Dライブ映像は素晴らしいんだけど、素晴らしすぎて曲だけに集中しきれないのはあるからな…CD音源で良さを再確認。映画だと分かりにくかったけど、最初のチャラチャーチャチャチャー♪も前奏の一部だったんだね(デルタ小隊+空中騎士団が飛んでるとこね)。チャン!チャラチャチャン!からかと思ってたな(聞かせてあげる!のとこから…分かるのか?これで)。この前奏の重厚感と神秘感、絶対4月のリアルライブでオープニングに来るでしょ…私は詳しンだよ…。けど実際開幕この曲で始まり、メンバーが絶ラのライブ再現したら興奮で死んでしまうかもしれないな…チェンジ!!!!!でも危ないとこだったんだ…。アルバムめちゃくちゃ聞いて、いずれ来たる絶ラBluRayも延々リピして慣れとこ。
曲としては、いつもの流れを汲んだザ・ワルキューレソングなのかと思ったら細かく追っていくとしっかりハヤフレ要素も入ってて、絶ラ自体の結末も示唆してるという…「この果てしない銀河の中恋をした」とか「惹かれ合いたい無垢な降雪に…」とか「予備のない命…限界値まで…」とか。歌詞を聞く度に、あーハヤフレ告白シーンねとかGod bless youったシーンかこれとか、ラストのほら…ラストのあのシーンとか…とにかく、映画での使用は序盤も序盤のライブシーンで、アルバムでも最初に収録なのにしっかりマクロスΔの物語のおさらいとラストの伏線になってるのやめてください!!映画見てからだと泣いちゃうでしょうが!!私レベルになるとクーラークーラ〜⤴︎のリズムで感情が溢れ出して情緒が不安定になるからな!溢れ出す思いバラバラだからな!
作詞・作曲の椿山日南子さん、私不勉強で存じ上げなかったんですけど、多分ワルキューレの楽曲にはこれまで関わってこられてない方?だよね?いやバリバリワルキューレ関連で仕事してるよ!な方だったらこっそり「ご存知、ないのですか!?」と突っ込んでください。まあ私の認識で話進めるけど、歌詞はめちゃくちゃワルキューレへの理解が深くて、至るところにおお?となるような箇所が散りばめられてるんですよ!『超氷点 即 百八変化』『サッと誘っては』とか、この言葉選びの仕方がまずワルキューレだし、『完全燃焼求めちゃっている』『ただこの欲望を』このフレーズをそれぞれ美雲とレイナが歌うのがニクい。ニクい演出なんだよな〜〜!!そしてさっきも言ったとおり、特にサビはΔの結末の伏線になってるレベルで解釈が際立っているのに、全体のリズム感とかはまっっったく新しくて、これが新たなルンの風か…と思わずボーグくんみたいにすごく感動してしまった。これっきりでなく、またこの方にワルキューレの曲作っていただきたいな。ワルキューレのコーラスと相まって、本当に本当に100点満点の癖になる曲!だから!

2.未来はオンナのためにある
シングルで発表済みだけどせっかくだから書くよ
ワルキューレっぽいけどワルキューレぽくない曲だと発売当初から思っていた😂けどそれって裏を返せばユニットとして楽曲選択の幅が広いってことなんだよね。女神たちをさらに一段階進化させた変化球ソング!
発売当時どなたかの感想ブログで(失念してしまって引用できず申し訳ない)、令和の時代に「あんちくしょう こんちくしょう」って歌詞が入ってるのがすごいと目にしたんだけど、これは本当にそうで、最初に歌詞を聞いた時はあんちくしょう!?こんちくしょう!?!!?ってめちゃくちゃびっくりしたよね。。けど蓋を開けれみれば主にJUNNAちゃんの歌唱力であっという間に気にならなくなったというか、むしろすぅごい馴染んでしまっていて。。ともすれば時代逆行とも言えてしまう歌詞を、これだけかっこよく歌い上げられるって本当にすごいことだよなあって…
テーマである『時代を自ら牽引するオンナたち』を、ワルキューレが身をもって、いや歌をもって完璧に表現してくれてるような!そんな歌!!です!!!!!絶対LIVEでは模擬戦に使われてたけどラストで流しても盛り上がるポテンシャルあるよね!今回はマクロスΔ最終回だから譲ったけどテレビシリーズだったらもっともっと目立つところで使われててそう。あと全く脈絡はないけど2番のカナメさんの「止めて?」とレイナの「マジで…」の言い方がどちゃくそ可愛いのよ。

3.無限大DRIVE
もう初っ端からノリノリすぎぃ!
美雲さんソロというより、じゅんなちゃん節がえぐ強いろっきゅー!!な仕上がり。ほんとにほんとに楽しそうに歌ってて、私も鼻が高いよ(?)。仮面ライダーの主題歌と言われても通用しそうな疾走感。
話脱線するかもだけどメインボーカルの2人って、フレイア(みのりんご)は歌ってるうちにだんだんメンバーをグイグイ巻き込むというか、自然と新しい旋風を引き起こしてくタイプで、美雲(JUNNAちゃん)はあくまでも最初から着いてきてね!って力強く突っ走り、けどそれが独りよがりにならずにちゃんとメンバーに刺激を与えてる…というように、ワルキューレにとって美雲は劇薬で、フレイアは活性剤というのはあるなと、前々から思ってた。巻き込む力があるのは同じだけど、アプローチの仕方が正反対というか…そういうところがそれぞれの魅力だと感じてるので、この歌はまさにその美雲の魅力を最大限尖らせたみたいですごい興奮。よかった感想に着地できた。
歌詞もとにかくアツアツ!歌への貪欲さがなきゃ美雲さんじゃないよね!

4.キキワケナイ!
イントロの始まりからけっこうびっくりした曲。
カナメさんソロはAXIAと涙目でも全然感じ違うよな〜と思ってたけど、またまったくテイストの違う曲がきたもんだね…いや最初はほんとに衝撃を受けてた。ふた昔前くらいの歌謡曲みを感じて、え、これでいいのか!?正解なのか!?!?って戸惑ったけど、何回か聞いたらえ、いいやん…この曲調にこの歌詞がむしろ熱いやん…ってなったから、ワルキューレのグループ楽曲に慣れてしまってただけだと思う。カナメさんはいつも私の予想を軽々超えてくれる。超えてくれカナメさん…。
あとよく考えたらカナメさんて元々売れないソロアイドルだったんだよね…その過去を考慮したらこの曲すごいアリ寄りのアリすぎるというか、『ワルキューレのリーダー・カナメ』として確固たる意義と自信を築いたカナメさんが今、ユニット活動の中で得た思い出と覚悟はそのままに、心持ちだけ初心に帰って歌ってる曲なのかなとも思えるし、ていうかそんなことよりサビめちゃくちゃかっこいいぞ!!??(唐突)穏やかなAメロ、Bメロを経てのサビでの爆発力、普段ワルキューレのまとめ役なカナメさんのここぞと言う時の決意の強さの現れなんだよなぁ…となるし、特にラストサビ本当にかっこいいので、メロディで敬遠してる君も騙されたと思って最後まで聞くんだ!!!ラストサビの「愛して爆ぜたい!」を聞くんだァー!!!!!

5.マダマニア
マキマキのおソロ!この曲とは関係ないが絶対LIVE作中のマキマキのファンサ凄すぎませんでしたか、私もあのオタクどもの中に並びたかった…。で、曲の感想としてはマキナらしくきゃわわが全面に押し出された感じ…だけど、ちょっと「マキナらしい」を意識しすぎないじゃないかなー?と思うのは私だけかの。。というのも、この後聞いたワルあき2番のマキマキソロパートが短いながらも心地よく沁みるような感じでめちゃんこ良くって、マキナ…もといのぞみるのこういう歌い方も好きだなぁ〜と思うわけなんよねぇ。だからマキナソロ曲も、次はガッツリ歌唱する系のが聞きたいな〜〜なんて思ったり、、そして欲を言えばレイレイともっかいデュオ曲だして、その時は思いっきりキュートな掛け合いの入った可愛いな曲歌って欲しいなって思ったり、、、。マダマニアも悪いことないんだけどね〜「からの?」入ってたのすごいアガるしね!ライブで歌ってくれたら全力で合いの手入れるよ!!
あとこれは本当に余談だけど、私がリアルライブで楽しみにしてることのひとつに一恋のマキナ(のぞみる)ソロパート「君史上〜」を聞くことがあって。CDと違って、ライブは歌う曲自体は同じでもやっぱり公演が違えば同じものにはならないし、のぞみるもそれを分かっててこの5文字に本当に大切に気持ちを乗せて歌ってくれてるから、私も1回きりのこの瞬間絶対見逃さないかんな〜!!って思いになります、そんな話。あと、無事に君史上〜⤴︎って歌い切った後ののぞみるのホッとした顔が可愛い。めちゃくちゃ脱線した…マキナものぞみるも大好きだからしゃーないな。4月のリアルライブでは会えないし、当分の間は歌手としての活動は難しいと思うけど、のぞみるがまたワルキューレとして、元気に活動できるようになるのずっと待ってるよ。ご結婚&ご懐妊、本当におめでとうね!

6.キズナ→スパイラル
私はまだまだ修行が足りないので、アルバムの収録曲が発表された時タイトルだけでどれが誰のソロ曲だ…?と全く判断つかず、答え合わせしてもかなり間違ってたのだけど(例:みのりんごの個人楽曲に引っ張られキキワケナイ!をフレイアソロだと思っていた)、この曲は絶対レイナのだと確信してた!!そのくらい、『レイレイのソロ曲』としてこの上なく正解だし、安定して聞ける曲。さっきはマキナのソロ曲に関して、違うテイストのも聞きたいな〜と言ったけど、何故かレイレイはこの安定感がすごく安心するんだよな〜♥️実家のような心地良さに癒されると言った方が正しいかな?レイナは、他のメンバーに比べたらキャラ的な事情もあって「ボソボソ歌う」ことが多いんだよね(ネガキャンじゃないよ。中の人であるとうやまさんが言ってたことの引用です)。。マキナともに、ユニットソングではソロパート少なめのハモリ多めなんだけど、歌唱力オバケの美雲、声量無尽蔵のフレイアに対して、そのハモリがまーじでなくてはならないもんなのだよねぇ…。カナメさんもハモリの神なんだけど、あまりに隙がなさすぎるというか…グループ内歌合戦してる状態だから、アプローチをミスったらグチャグチャになる可能性があるところを、あくまでキャラを崩さないように慎重に歌ってるレイナとマキナがいるからバランス保たれてるところがあると思ってて。そういう意味でなくてはならない。で、相棒のマキナはまさに可愛いがゆえの可愛さ(?)なんだけど、レイナは控えめゆえの可愛さというか、言い方悪いかもだけど「ボソボソしてる」がゆえの可愛さなんだよな。ユニットソングにおいてマキナがシュガーだとしたらレイナはスパイスです。
話が逸れがちになるけど、結局何が言いたかったのかというとこの曲は前のソロ曲であるSilent Hackerの流れを引き継いでる、でも私はこれは手抜きとかは全く思わず、これこそがスパイスとしてのレイナの可愛さをめいっぱい引き出してる曲調なんだと思う、んだなぁ。なるほど、そういう意味でこの曲をレイナが歌ってると安心感があると言ったのか自分、とこれを書いてて整理できたよ。

7.愛してる
ま゛あ゛や゛ざん゛ッ゛ッ゛…!゛!゛か゛ん゛べ゛ん゛じでぐだざい゛ッ゛……!!と色んな意味で真綾女史に全力合掌したくなる曲。
『愛してる』ってド直球なタイトルからも分かるように、ハヤトとフレイア2人の軌跡への思いがこれでもかというほど詰め込まれすぎていて、愛おしいと同時に聞けば聞くほど辛くなってくる…けどやっぱり素敵な歌だなあまさにフレイアが紡ぐ歌だなあとも思えて…真綾女史はさぁ…ハヤフレ民を殺したい人?
いやほんとに『愛してる』、このひと言に尽きるよね…ALIVEでも最後の最後、フレイアがソロで歌ってて…それがたった一人に語りかけるみたいに気持ちが乗ってたんだよね…。ワルキューレもΔ小隊のメンバーも故郷の友人たちも、フレイアにとっては当然心から大切で大好きな人たちだと思うんだけど、それでもフレイアが『愛してる』のはたった一人だけで、それに同じ『愛してる』を返せるのもこれまた一人だけなんだよね…君のことだよハヤテ・インメルマンくん。全身全霊で輝いて、その結果燃え尽きるみたいに瞬く間だった人生を、ハヤテへの愛してるで締めくくったフレイア何度考えても泣くし、この曲はいっそうそのことを想起させてくんだよな〜。つらい。けどあまりに美しい。ライブで聞いたら絶対ボロボロ泣いちゃう。
歌詞の解釈としては、フレイアのその後と考えるのが正解なんだろな、と思う。『空は高い』『星がいっぱい』『海は青い』『花は白い』…映画ラストでハヤテと愛を確かめあった後、風に召される道すがら、ひとつひとつハヤテとの思い出を集めるように歌っているんだろうし、命は失われてしまったけど『歌は風の中に生きる』ように、あの後もフレイアはハヤテとともに生きている。ずっとずっと遠くから、だけど同時にいっちばん近いところで変わらずハヤテに愛を歌っている、そんなフレイア像を、私はこの曲から感じざるを得ませんよ神。一番好きなのが、『小さな種が…大丈夫』の箇所。うんうん、これぞフレイアなんだよね。みのりんごはしっとりと歌い上げているのに、この『大丈夫』から、感傷とは似ても似つかない いひひって笑い声が聞こえてきそうで。こんなに淑やかな歌なのに、それでも最後まで元気を与えてくれて、フレイア・ヴィオンが凝縮されたワンフレーズという感じでとてもとても大好きです。。

8.つらみ現在進行系
タイトルで損してるよな〜!!って感想が一番に来る曲…!もう、このアルバムに収録されてる曲の中ではぶっちぎりでかっこいい!!というかもはや神話の域!!!けどこのタイトル聞いたら可愛い路線だと思うじゃん?ギャップよ!ギャップがすごいことになってるのよ!
映画ではyamiQとの最初の対決で美雲さんが歌い始めて、またえらい男前なもの持ってきたなと思ってたらサビで急につらみ現在進行系!とか言い出すから困惑したよね。しかも歌詞に反して曲調がほんとにダイナミックアンドスタイリッシュ…。いざ行かん!とかもはや男らしすぎて考えるより先に体が着いていくレベル。この曲って系統で言うと涙目に近くて、カナメさんメインで歌ってもいい仕上がりになりそう。と思ったらやっぱり涙目の作曲家さんだった。そして無限大も同じ人だった。クセあるな〜!
男気一辺倒かと思ったら「サムネなんていらない」とか「今もトラトラトラウマ」とか随所随所にちゃんと遊び心もあって、かと思いきや「血の混ざった声で」とか一気に泥臭いスポ根に変わって、「闇夜を拭い去りたもうれ」でめっちゃ神々しくなったり、安定しない。もちろんいい意味で。まあタイトルとサビがつらみ現在進行系だからなそもそも…。逆に言えばこのタイトルとサビでこんなに神話神話してるの、やばくないか?やばい。つらみ現在進行系!って思いっきり歌っといてここまで崇高かつ熱い曲になるの、ワルキューレだけだと思う。あーあ、勝たんよ勝たん。ワルキューレしか。倒置。

9.ワルキューレはあきらめない
はい、サビです。なんのサビかというとワルキューレというユニットのサビだしマクロスΔという作品のサビです。
本当に本当に正直言うと、激情のテーマだったワル裏がそこまでめちゃくちゃ好きってわけではなくて、いや好きなんだけど集大成かと言われるとちょっと違うな…という感じだったんだよね。もちろん激情の作中で流れた時は激アツだったし感動したけど、ワル裏はあくまで激情のサビであって、ワルキューレの顔にする曲としてはちょっと弱いなという気持ちがどっかに引っ掛かるようにして存在してたんだよなぁ。
けど絶対LIVEでワルあきを聞いた時は、今後はこの曲がいけボ一恋と並んでワルキューレを引っ張っていくんだろうなと思えたし、まあ私の願望も入ってるかもしらんけどそれにふさわしい貫禄と歴史を備えた曲だと思ってる。新曲なのに歴史ってどういうことだよってなるけど、この曲の今までの流れの汲み方えぐいのよ。歌詞とメロディの要素を細かく拾っていくと、一度だけの恋ならだし、僕らの戦場だし、Walkure Attackだしabsolute5だしワルとまだしワル裏だし…とにかく今までのワルキューレの軌跡がこれでもかってほど詰め込まれてて、かといって既視感があるわけでなく、全く新しい魅力のある曲になってて…もうこれ新たな秩序の誕生だろ…(?)
ワルキューレとΔを愛してきた人ほど、刺さる曲になってるんだと思う。この曲の中に彼女らのこれまでの生き様を見い出すことで、ワルキューレはあきらめないという一曲は完成するし、Δという作品もまた、綺麗な締めくくりを迎えられるのだろうな。という意味で、エンディングに使われていたルン恋よりも、集大成という位置付けにある曲だというのが個人的な印象。そしてフル解禁されてから全銀河ですでに100万回は言われてると思うけど、ラストサビの転調熱すぎる。「ひとり→で背↑負う→美↓学↓、そんなの→い↓らなァァァ↑い!」「共鳴↑の歌解き放て」「超↓時↑空↑の↑彼方で〜」、この三連転調が凄いんだよな…特にフレイアと美雲ソロパートは前の歌詞が終わった瞬間に食い気味で歌ってて、本当に命を燃やして歌ってるなって…。あとマクロスはシリーズ通して作中劇で大河ドラマみたいなもんとは言われてるけど、やっぱりワルキューレは、というかΔの物語全体は一種の神話として描かれてるんだと思う(つらみの感想にも書いた)。ワルあき2番サビを聞いていっそう強くそう感じた。
まあこんな自信満々に語ってるけどぜーんぶ個人の解釈!感じ方!!なので!!!どう解釈するかはそれぞれの自由!!!!なので!!!!!!
シンプルな感想言うと映画の衣装も相まって戦隊ヒーローみたいでかっこいいよね。あと途中のあきらめないあきらめない×4がフレイアを待ってるメンバーたちを表してるみたいでなんかこういいよね。その後のまだ×6が全員揃ってやっとフルパワー出せるようになったワルキューレってかんじでこれまたいいよね(消失し始める語彙力)。てかこの×6、6っていうのがまた憎いんよな〜この時点で統合善落ちyami_Q_ray子ちゃんの存在を示唆してるのが…はぁーもうワルあきはどれだけ語っても足りそうにないや。

10.ALIVE〜祈りの唄〜
思い返すと、フレイアが歌った最期の曲になったんだよね。最期に歌った歌で、最後に唄った詞が「心から 愛してる」…。これが全てなんだなぁ。ワルあきがワルキューレとΔの集大成だとしたら、この曲はハヤフレの集大成で。最初はハヤテが告白するきっかけとなった「りんごのうた」から始まり、ハヤテの腕の中で愛を確かめ合い、未来(=小フレちゃん)が存在することを喜ぶフレイアで終わる。フレイアソロ曲の「愛してる」もTheハヤフレソングだけど、この2つは性質がほんとに似て非なるもの…だと思ってる。愛してるはハヤフレが辿ってきた道をフレイアの視点でなぞり、ハヤテへの混じりけのない愛を歌った歌だけど、ALIVEはハヤテとフレイア、2人の命、2人の運命そのものを歌っているような、そんな印象。歌詞の一部になってる「りんごのうた」が「星の海を渡ってやってきた風の神様と村娘を歌った伝説の歌」とはっきり言われていて、それがさらに「切ない恋」の歌であると語られたとおり、風の神様と村娘の結末も、悲しみを伴う別れで終わったのだと示唆されている。ハヤフレは劇中で何度も村人やボーグくんに「生きる時間が違う」と心配されているように、明らかに「風の神様」と「村娘」の伝承に重ねられていて、だからALIVEはハヤフレのテーマであるのはもちろん、伝説として残っているほどの「風の神様」と「村娘」の神話を歌ったもので、そういう意味でALIVEは単にハヤフレの感情だけでなく、ハヤテとフレイアの関係が内包するもの全てを歌った曲だと、私は解釈した。これ以上考えると泣いた後みたいに心がしんどくなるのでいけないけど、もしかしたら「風の神様」も「村娘」も単にハヤフレに重ねられているだけじゃなく、本当にハヤフレの前身であったんじゃないかって、ALIVEを聞いてると知らずそんなことを想像してしまって…。「風の神様」と「村娘」も、あまりに大きな寿命差ゆえにほんの短い時間の中で命を燃やし尽くすような恋をして、その恋が伝説として語り継がれるまで時が経過したところで、2人は再び、自由な風を愛する男と歌うことで世界を拓く女として出会い、同じく僅かな間で心を通わせて一生分の恋をし、けれど定めをなぞっているから、行き着く先に切ない別離が最初から用意されていたのではないかと…。かなり個人的な考察である上に自分で言ってて本当に辛くなってくるからこれ以上はもうやめるけど、ただどれだけ悲恋としての側面が強くても「やがて風はひとつに」と作中何度もキーワードとして出ているように、ハヤフレは単なる別離だけでは終わらず、フレイアはハヤテの一番傍で歌い続けて、2人は精神的にずっと繋がるんだと思う。と、ALIVEの話からめちゃくちゃ逸れてしまったけど、とにかくALIVEはハヤフレの歌じゃなくてハヤフレの伝説の歌なんです。ハヤフレを生み出した運命、そしてハヤフレが生み出した運命そのものを歌った歌なんですと言いたかった…。みんなALIVEの最後の詞を聞いて泣こう。

11.宇宙のかけら
ワルキューレメンバーがフレイアを送り出す際に歌った、絶対LIVE前半エンディング曲。内容としては全然関係ないけど、宇宙と書いてそらと読むのは一度だけの恋ならを連想させてなんかオツだよね、というアレ(どれ?)。
作詞・作曲はGIRAFFEのコンビで、私の中ではすっかり両氏に追悼曲請負職人というイメージがついてしまった。で、こんなこと言ったら両氏や両曲のファンにめちゃくちゃ怒られるかもしれないけど、私はあんまりGIRAFFE宇宙のかけらともに好きになれなかった人間なんですよねー…。どちらもしっとり切なくなるいい曲だし、ワルキューレと、特に美雲さんの声との相性抜群さも分かってる。両方とも劇場版2作の〆としてそれぞれ使用されているし、リアルライブではGIRAFFEが流れれば会場は青いペンライトとともに独特の空気感に包まれ(葬式の空気感ともいう)、絶ラではカナメさんが気合いを入れて作戦にあたる時に流れたりと、追悼曲という枠組みを超えて、マクロスΔという作品にとっても重要な曲だということも十分理解してる。それでもあまり好きになれなかったというのは、この2曲に、あまりに普遍的すぎるものを感じてしまうからだと思う。どっちの曲も、歌詞のどこをとっても哀惜の念に溢れているんだけど、それはあくまで『逝ってしまった仲間に向けた曲』と位置づけられたものであるという印象で、メッサーとフレイアを失くした後の感情を表すのに、まだまだ足りてないんじゃない?と、そういう風に感じてしまうんだよな。メッサーでなくてもフレイアでなくても、GIRAFFEも宇宙かけも成立してしまうそうで。込められた感情という意味では、私はメッサーくんに対してはAXIAが、フレイアに対してはALIVEが断然乗っていると感じてしまって…リアルライブで聞いた時、AXIAでは泣いたけど、GIRAFFEはむしろ心中にスっと澄むような感じで、感情の波もなく、ただしっとりと聞き惚れてしまった。そういう意味で普遍的、という言葉を使ったけど、多分追悼としてはそれで正解なんだろうな、という気もしている。私はオタクだから、ワルキューレが歌う曲に必要以上に意味を見出そうとするし、公式側もオタクのそういう性質を分かってるから ほら、ワルキューレの曲だよ、歌に込められたニュアンスを見つけてね!みたいな感じで曲を出してくるんだと思ってるけど(※めちゃくちゃ個人的な見解)、GIRAFFEや宇宙かけはあまりにもまっすぐな追悼歌で余分なメッセージを見つけにくいから、ワルキューレオタクである自分にはあまり馴染まないんだと思ってる。というか、今やっと言語化できた。
けど追悼、ひいては鎮魂歌とまで言ってもいいかな?の本質って、誰が歌っても、どんな死者でも悼むようなものになるのが理想だし、その点でこの2曲はそれを完璧にクリアしているんだと思う。泣かせようとした曲じゃないな、というのは感じるし、宇宙かけに限って言えばむしろ、フレイアを目の前で失くして放心しているであろう鑑賞者=ファンの、心の整理のために与えた曲のように思えた。
だいぶGIRAFFEとまとめて話をしてしまったけど、宇宙のかけらについてはそんな感じ。です。絶ラの歌い出し、美雲さんの『乾いた〜』はJUNNAちゃんの感傷モリモリMAXで大変良かったです。あと考察の余地をあんまり見つけられないとは言ったけど、ただ全くニュアンスがないと言ってるわけではなくって、宇宙かけに関してはサビは特に、美雲→フレイアの想いを感じ取れるようにはなってる。と思う。パンフで小清水さんが「美雲はフレイアを失って、この先どうやって生きていこうと思うんじゃないかな」と語っていたのが、すごく自分の中の解釈と一致していて、美雲の視点からすればクローンとして生み出され、ともすれば音響兵器としてただ歌うだけの存在になっていたかもしれない自分に、『何のために歌うのか』という問いを返してくれたのがフレイアで、彼女との別れを経験し、それによって今までにはない迷いが生まれて、けれどその迷いこそがフレイアとともに生きともに歌った証であり、それがあるからこそ歩いていける…というような感情は、しかと感じることはできた。これはもしかしたら小清水さんのコメントありきかもしれない。そうでなくとも、ワルキューレメンバーからフレイアへ歌った曲というのは当然として、美雲さんの想いを一番に強く受信してしまうのは、私が美雲とフレイアのコンビ(中の人同士も含めて)が好きだからなのかな?これを歌ってる時の美雲さん寂しいだろうなって、そればっかり考えてしまう。脱線するので以上!

12.ルンに花咲く恋もある
この曲をシングルで聞いた時は、ああ、ウィンダミア人の寿命問題とか銀河の戦争とか綺麗さっぱり解決してΔという作品もハヤフレの行く末も、万事幸せ、円満に終わるんだ………。そんな風に考えていた時期が、僕にもありました。2021ワルあきライブで、中の人たちポンポン持ってめちゃくちゃ元気に「Huh!Huh!」言ってたんだよ…想像できるかい?この結末を。つらみはタイトルと内容のギャップ差が激しいけど、ルン花は絶ラ鑑賞前と鑑賞後のギャップ差が凄まじい曲。でも絶ラを見たあとで聞き直すと、丁寧すぎるほど丁寧に展開も結末も示唆されてるんだよね…びっくりした。
私は2番の『首ったけでも、骨抜きでも、分かり合えてないよ』『答えは知る度に揺らめいてる』がすごく好きで、ああ、この辺は激情で描かれなかったハヤフレミラの三角関係が激化してる様子を表してるんだろうなあ…とか思ってたら、絶ラでは三角関係要素ほっとんどなくて、じゃあこの歌詞の部分…どこ…と考えた時に「私…ワルキューレなんに…!ハヤテと一緒にいたい…けど歌うのをやめたらワルキューレじゃなくなっちゃう…」のシーンが出てきた。やっとのこと両思いになったハヤフレがフレイアの寿命という問題に直面して、カナメさんにもミラージュにも「2人のことは2人で話し合いな」と言われいざ出した答えが「一緒に生きたいから歌わない」、けどハヤテの覚悟を目にしたフレイアは結局「一緒に生きたいからこそ命尽きるまで歌う」を最終的な答えとするんだよね…。そういうことかと。もう度肝抜かれたし涙腺は緩むし、ルン花の作詞作曲した時点でシナリオも全て決まっていたかと思うと、能天気にハッピーエンド確定と花咲かせていた自分をはっ倒したくなる。初見時のエンドロールでは私はもちろん周りの人も全員、どういう気持ちで聞けばいいの…と戸惑っていたと思うし、5回見た今でも急に明るく楽しい曲調に切り替わる瞬間には、ちょっと情緒が着いていってなかったりする。けど「いつか醒める夢だとしても構わない 愛してる」の時にはいつの間にかまた涙がボロボロ出てきてるし、「また逢える日まで」を聞いた時は、ああ、この曲がΔのエンディングで良かった…と思うんだよな。尺の都合上仕方ないかもしれないけど、2番も劇場で聞きたかったなぁ…。


という感じで、感想3割脱線6割考察1割のアルバム評でした。後半に行くにつれ気持ちがノリまくって自分でも引くほど長文。余力があればYami_Q_rayの方も書きたかったけど、あれも3曲だけなのに感想にははちゃめちゃカロリー使いそうだし今の調子で書いちゃうと終わらなそうなんでまたいつか…いろいろもろもろほんっっっとに語りたいけど…1万字ですらだいぶ疲れたので…
こんなレビューとも言えない感情吐き出し文をもし見てくれた方いたら、ありがとうございました。

全人類聞いた方がいいアルバム

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