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賃金格差、オタクに直撃

 オタク活動を行うために必要なもの何かわかるかな?……そうだね、金だね。しかもただ単にゲームや漫画を買うだけに飽き足らずいっぱしに洋服を買ったり少し高めの美容院に行ったり垢抜けようとしている、欲張りなオタクである。

 まずは全国の最低賃金を見てほしい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html
(下記にリンク)

 僕がアルバイトできる県は実家のある福島県か大学のある宮城県なのだがどちらも最低賃金が900円を下回っている。どちらも東京に比べて200円近い差がある。

 「いやいや地方は物価が低いんだからいいでしょ?」と思うかもしれない。確かに、カラオケや家賃なんかは安い。しかしオタクが主に金を注ぎ込むものは全国一律の場合がほとんどだ。家から出ないのでネットでしか買い物をしないからですね。

 特に納得いかないのは宮城県である。仙台という東北唯一と言ってもいい地方都市で働こうにもあの最低賃金じゃ東京に人口が流出してしまう。(群馬県より最低賃金が低いって何?)

 そりゃあ東北が経済的に発展していないからというのは事実で、国としても中央に予算を投じた方が良いというのはわかるが、それでは地方と中央で分断が起こってしまうのではないかという懸念がある。

 海外、特にイタリアなんかでも商業が発展して豊かな北部とあまり工業化が進んでいない南部とで大きな経済的、政治的格差が生まれてしまっている。仙台はさながら日本のナポリである。イタリアではこの南北格差を是正するためあれこれやった結果失敗している。少なくとも、イタリア政府と同じことを日本でやっても東北は発展しないのである。難しい問題だ……

 えー、まとめますと、僕より100億倍頭の良い日本の官僚たち、何とかしてくれ〜〜〜!!!

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