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好きなように生きるぜ

世の中にはルールがある。
明確なものもあれば、
不文律というものもある。

みんなそれに従って
秩序は保たれている。

一方アウトサイダーなる者がいる。

僕が憧れている人たちだ。

アウトローではない。
犯罪者ではなく、
メインストリームから
外れる生き方だ。

例えばハードな音を鳴らす
バンドマン。

まぁ、大体アウトサイダーを
演じているのが普通だが。

話せば皆普通の良い人だ。

問題はルックスである。

僕から見ると
バンドマンはカッコよく見える。

ドラムは叩けるが、
もうこの歳でメンバー募集しても
皆無に等しいだろう。


僕は魔薬をやめてから
人が変わった。

これは自己認識できる。

プロフィールにある
数十年続けたサーフィン、
筋トレにもう全く
興味がなくなってしまった。


おまけに陰謀論も
全くと言っていいほど
興味が失せてしまった。

可哀想な子どもたち。


それにしても不思議だ。


もう何年何十年と続けてきたのに。

残ったのは音楽だけだ。

そして

アウトサイダーになりたいと
齢50にして思うようになった。

かつてもアウトサイダーだったが、
ほんの一時期だ。

アウトサイダーの定義はないが
人々の思うアウトサイダーは
簡単だ。


それは髪が長い、タトゥーが
入っている、ピアスをしている、
規則を守らない。

こんなものだろう。

ピアスは5つ開いてるが
もう閉じてしまった。

若気の至りが
小さく耳に残る。

そして
僕は洋服は黒しか持っていない。

また
バンドをしていた延長で
18歳で入れたタトゥーか
幸い両腕に入っている。


ずっとショートだった髪は
今では少し肩に付くくらいの
レングスになった。


もう見た目アウトサイダーだ。

おまけに十数年続けた筋トレの
おかげでプロレスラーのようだ。

おまけに言うなら
僕は目が弱く、常に街中でも
電車でも室内でも
サングラスをしている。

交通機関内で他人が僕を避けるのが
分かる。

家族がいても
どこか孤独で人との付き合いが
そんなに得意な方ではない。

人見知りといったところか。

立派なアウトサイダーだ。

今の自分を気に入っている。

ルールは守るが、
僕は周りの人の外側にいる。
ロックやパンクの
反社会や無政府を謳ってる
わけではない。

悪いことは基本しない。

やんちゃに見えるだけだ。

そしてこの見た目だ、
ケンカも売られない。

そのうち髪の毛も背中に届く
くらいになったら括ろう。

クロムハーツのゴムで括るのだ。

これでもホワイトカラーの
れっきとしたサラリーマン。

もちろん上司の言うこと
なんて右から左だ。


僕はエリート街道にはいない。

人は人、それぞれだ。

見渡せば金髪の
サラリーマンだっている。

ただ金髪は
染めるのが大変なんだ。

今はひねもす
音楽に集中している。

好きな音楽?
もちろん人が避ける
メタルやハードコア
ブラックメタルにデスメタル。

ドライブで流すのに不適格だ。

粋がってるだけのおじさん。

まぁいい。

髪も髭も1/3くらいは白髪だ。

危篤な目で見るといい。

僕には本当の友達もいないし
家族しかいない。

なんて言うんだろう。

何か歪んだ心情が
人を圧倒したいんだ。

それはきっと
認められなかった
僕の中のちっぽけな自尊心が
今になって騒ぎ始めたのだ。


アウトサイダーはかっこいい。

あぁ、もっと早く髪伸びないかなぁ〜

これは20歳の頃のバンドのツアー写真

50にして辿り着いた答え。


好きなように生きる、だ。


アウトサイダーは反社じゃない。

要は社会に溶け込んだ時
出る杭のことを指すんだ。


僕みたいな人間は
社会には必要なんだ。


全てにおいて
問題提起できる気骨があるからだ。


好きなように生きようぜ。
誰も咎めりゃしないさ。

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