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エルデンリング日記(4) 湖のリエーニエ近辺事情。

・Day4

「魔女ラニ」という名前が気に掛かった。
 満月の女王レナラに引導を渡さんとしたその瞬間、声のみで割って入りして往時のレナラを召喚(?)せしめた魔女。
 その名は、ゲーム開始早々に現れ「霊馬トレントを駆る褪せ人に興味があってな」と意味深長なことを告げ、ついで霊灰とそれを呼ぶ鈴をくれたのがあの娘ではなかったか。
 詳細はわからんものの、女王レナラが、一時かつての威容を取り戻すに至ったあの力は「霊灰」に近いもののように思える。
 霊灰一度も使ったことないからわからんけど……もうちょい使おうかな。

 魔女はレナラの娘と名乗った。
 ということは、ラダゴンとレナラとの子なのだろうか。相当な落とし胤だ。しかし、だとすると、レナラが「産みなおし」に執着していた姿に少し疑問が残る。実の子をさしおいて、あんな執着をみせていたのだろうか。
 女王レナラとその周辺の物語には素直に興味がひかれるところである。

 加えて、祝福の導く方向も気に掛かる。
 祝福は大ルーンのある方角を示していると誰かに説明された気がする。ゆえに、レアルカリアを示さない祝福に「琥珀の卵」は別の場所にあるのかと早とちりをしていたが、実態は違った。
 祝福は何を示しているのだろう。今は、カーリア王家の跡地と思しき方向を指し示している。

『生まれなおし』より他の何かがあるのだろうか?

 という諸々の興味はあったのだけどもそういやレアルカリアの門前街付近の探索を全然してなかったやという興味のまんまそちらを先に物色すれば、カーリアの書院にいたるもキーアイテムの不足とともに消化不良。そして往きあった人狼の復讐に付き合えば、礼としてあの巨人の鍛冶への紹介状を渡された。
 それを巨人の鍛冶へ伝えれば、アンロックされたアイテムに諸々得心のいく設定が示されていた。

「当代の王女は唯一人、レナラの娘、ラニである」というなかなかの情報

 どうあれ、次の目的地はカーリア王家の城館のようだ。

・Day5

神託

 次の目的地はカーリア王家の城館……と言っときながら、ついマップの空きが気になり、カーリアの書院を足がかりに湖のリナーリエの東付近をてれてれと探索。
 盲目の、巫女志望のおねーちゃんについうっかり「シャブリリのぶどう」の正体を告げてしまい、見事な(オロロロ……)というボイスを背後に聞いたりしつつ、行き会った敵を斬り殺したり行き会った敵を斬り殺したり行き会った敵を斬り殺したりしてマップを埋めた。

よくもこれに「それ目玉だよ」て言えたもんだね……

 半透明な軍勢と騎士団とが衝突している戦場を眺める。
 魔術を使う巨人のいる半透明軍勢はレアルカリアのカッコウの騎士団とみて良かろうけども、それと敵対する軍勢はどこのものなのだろう。ラダゴンとの破局後に改めて戦が起こっていたのかものか、それともゴドリックらの勢力と小競り合いが起きていたのだろうか。
 ……そういやラダゴンがどこの軍勢を率いているのか知らんな。あとで調べておきたい。

 他、火の僧兵という勢力と行き会う。切り倒したけど。
 彼らの落とした兜のフレーバーテキストに曰くして「火の僧兵は滅びの炎を監視する一派」だそうだ。火の祈祷は黄金樹を焼く背信の祈り……みたく解釈してたけど、一応は黄金律に基づく宗教観を持っているものらしい。

切り倒して初めて相手の素性を知る

 他、雷を操る騎士と行き会う。切り倒したけど。
 彼は「古竜信仰の祈祷書」をドロップした。雷にまつわる祈祷が記されていた。黄金律とはまた違う祈祷であると円卓の聖職者コリンは語った。黄金のゴッドウィンと、彼が打ち負かした古竜フォルサクスとの友誼により生まれたのが王都古竜信仰だそうだけど。王都ということはローデイルの騎士だったのだろうか。王都と呼ばれども、それが黄金樹および女王たるマリカに付き従うことのみを意味しないらしい。

 それからさらに北に探索の足を伸ばせば、ビカビカ光る異様に太い矢に射貫かれた。切り倒す。
 それまで出会った勢力とは格好を異にする偉丈夫たち。「ウルドの王朝遺跡」と名に出た地名も気になりつつ、彼らの氏素性を知りたくてわざわざ銀の足をかじりつつ追い剥ぎを敢行。
 無事、彼らの頭防具であろう「大角の頭冠」を奪い取る。曰く、黄金樹から距離をおく祖霊の民だそうだ。
 こんだけ、どこをみても覆い被さってきそうにそびえる黄金樹の土地にありながら、それにまつわらない信仰を持つ人々もいるのか。

他の地域にはみられない独特の意匠
遺跡と呼ぶのさえはばかれる野に帰りっぷりで、よほど古い起源なのではないか

 他、墓地の前に首なしの騎士がいた。切り倒す。
 彼は「霊廟騎士」であり、歩く霊廟を守り続ける騎士だそうで……そういえば、未だに意味がわからず近づききれない、あの腹に鐘を抱えた歩く霊廟。その周辺には首のない騎士たちが多く随行していた。
 なんなんだろうなアレ。ウルドの王朝遺跡付近にはそのまんま「霊廟の群れ」という名の祝福があったけども……そこにいる霊廟らには鐘がなかった。野良霊廟なんているんだろうか。
 いずれなんなのかがわかるんかも知れない。

逆にいうと、なんなのかが分かるまであんま近寄りたくない

 その墓地にはボスが二体いて、片方が死の根をドロップした。それから「黒き刃の刻印」というアイテムとを。
 何度かNPCを中心に言及されている、「死に生きる者」が混じっていたようだ。黄金のゴッドウィンを暗殺された陰謀の夜、それを境に黄金樹の根は死病に冒されしてデミゴッドにも人々にも死が訪れ始めたとかなんかそういう話だった気がするけど……それらが、黄金樹の根にそい掘られるという地下墓地にいるのもなんともぞっとしない話だ。

正直なとこ、そういやそんな話あったなという反応

 それを持っていると、円卓の魔術師ロジェールが過剰は反応をみせた。そういや彼は、陰謀の夜に用いられた死のルーンに興味を引かれているのだった。
 それを調べた彼に曰く、陰謀の夜の主導者は「月の女王ラニ」の疑いがあるという。……そうなのか?
 また彼は、魔女ラニのことを「月の女王」と呼んだ。
 それはそうか。満月の女王たるレナラが心を失い失脚したのであればカーリア王家を継ぐのはその娘であるラニだろう。
 曰く、その身体に刻まれているはずの呪痕を入手してほしい。そうすれば、追い求めていた答えを手に入れられると。
 うーん。
 ロジェールくんよ。
 それって殺さずに入手できるものなん?

 ほんとに、どうあれ、次に向かうべきはカーリアの城館であるらしい。

 あとついでに、たまたま見掛けた洞窟の奥深くで「貴腐騎士」という人と出会った。切り倒した。
 彼の落とした「有翼剣の徽章」にいわく「欠け身のマレニア」と共に戦った騎士であるらしい。
 また新しい勢力の話だな……とはいえマレニアはちょいちょい大きな存在として名はでていた。確か、ケイリッドの地を赤く腐らせた張本人。この徽章をドロップした騎士の巣くっていた洞窟は、いかにもフロムらしい毒沼に毒を使う魔術師と毒の花だらけの洞窟だった。
 黄金樹へ抗する手段に「腐敗」はなんとなく納得のいくところではあるが……毒なあ……毒沼なあ……相対するにせよ、遠いことであることを願わずにいられないぜ。

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