エルデンリング日記(5) カーリア城館のわさわさした罠
かつてレアルカリアとカーリア王家とを結びつけていた満月の女王レナラ。彼女の失脚を契機に、レアルカリアは庇護の主であったカーリア王家への反逆を選ぶ。
結果としてその反乱は失敗に終わったらしく、今もカーリア王家は存続してある。が、その抗争に用いられた、魔術による獰悪な罠が今も生きているものらしく、城塞近辺は今もみだりに立ち入るべき場所ではないままらしい。
現実でも、カンボジアの内戦で敷設された地雷が長く問題になってたりしたし、なるほど相応に覚悟して向かう必要はありそうである。
という話を経てやってきた城塞に張り巡らされた罠が、「てのひらの形をした巨大な生き物が放し飼いにされてる」だとは思わないじゃない……。
ただの手のひらでなく、不揃いな……8本だか11本だかの指をわさわささせて襲ってくるあたり、きっちり生理的な不快感を呼び起こすためのデザイン。しかも盾で受けたら連続してずがががと殴られて覆い被されるあたりちゃんと戦闘に向いたデザインをしてて、これと相対したカッコウの騎士連中に少々同情も催す。
これが地面に植わってて不意討ちを食らわされたときにゃあ「なんでおれわざわざフロムの悪ふざけに付き合ってるんだろう……」て気分になりましたわよ。
大きな塀に囲まれたお館はさすがにこれまでいくつかへ巡ってきた城塞よりもコンパクトに収まってはいるものの、半透明の騎士や幼き頃のレナラと友誼を結んだという巨人兵がいたりとで、なるほど軍勢を押しとどめるだけの往年の戦力を感じられた。
カーリアの貫き・グレートカーリアの戦灰など、魔術師としてのトレジャーにも恵まれて、さて。
やたら強そうなボスと行き会ったけども何時間で突破できるかな……。
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