コテが苦手な人もこれでコテが得意になる 〇〇に気づけ！
とまぁ、大胆なタイトルをたてて釣ろうとしております。
一般的に、コテが得意な人はメンが苦手であり、メンが得意な人はコテが苦手であると私は勝手に思っております。両方得意な人は、かなり強いです。
コテが得意でメンが苦手な場合は、高校剣道までやって大人になったら剣道やらないタイプです。これは全国レベルの話をしているわけではないですよ。コテが得意だった子は大人剣道の壁にぶち当たってコテが入らなくなりますので。
と聞くと、コテって難しいのかな？という風に囚われますが、まぁ、そうですね。真っすぐ素直なコテを打てる人で、身長がそんなに高くない人ならメンよりコテの方が得意だと思いますし、しっかり指導されるところだったら、コテの苦手意識がなかったりそこはまた道場によりけりでしょうね。
余談がすぎました、個人的見解はここまでにして語っていきたいと思います。
メンと同じように真っ直ぐ打突する
「一足一刀の間」の方が、「交刃の間」よりも竹刀が深く交差しているため、コテを打つ場合、竹刀を振りかぶる必要がありますが、そうすると打突までの時間がロスしてしまいます。したがって、「溜め」のあるメンうちに対しての待った状態で出コテを打つならば如何せん不利になりなってしまい、コテを仕掛ける場合というのは自分から仕掛けていく形となりますが、その仕掛け方は後々ブログでやっていけたらと思います。
コテは、ほかの打突部位と違って１５センチ手前にある打突部位なので、「手前」で打突しようという意識が働く可能性がありますが、この部分がコテが得意だけどメンが苦手だったり、メンが得意だけどコテが苦手な場合の原因として一番大きいでしょう。後述しますが、これはメンと同じ要領で打突してもらえればOKです。
メンと同じように踏み込む
相手の肘めがけて打突する
よくコテ打ちの稽古をする時コテを開けて打突します。しかし、試合になると手元をあげてくれるといった動作はおこりませんので、普段のコテ打ちを打ってしまうと鍔元に当たってしまうケースがあります。
これを改善するためには意識の感覚としては「剣先が相手の肘を打つように打突する」です。こうなると、コテ打ちの際、竹刀が深く打突してしまいますし、相手の前腕に打突する恐れもあります。打たれた側も「前腕がいてぇ、当たってねぇのに審判旗をあげやがった」と思われるかもしれません。しかし、前腕と同時にコテの打突部位も同時に捉えることになりますので、鍔元に当たるコテ打ちよりも結果的に審判は旗を揚げやすくなります。
打突自体のコテは完成です。
これでもコテが打てない場合は、一から基礎動作を見直してください
コテが難しいのは更にもう１点あります
打突する前にコテをみるな！相手にコテを警戒されたら１００パー打てない
基礎動作おさらいなのですが、コテを打突する上で落とし穴がございます。
それは打突する前にコテをみることです
剣道の目線は基本的に相手の目をみて全体を捉えるといった感じにはなりますが、決して、打突する前にコテはみないように。
これは、基礎動作のうちの一つですが、コテを打つ時に陥りやすい注意ポイントです。
ちなみに、私は、相手が構えているときにコテをみた瞬間、コテ刷り上げメン読み一択で攻め込んでいきます。結構、簡単に１本取れます。
コテをみている人がメンを打ってくることはないですね、打たれたら「うわっ、嫌な奴だなｗｗ」って思います
相手の手元があがることが前提条件
コテを有効打突として成立させるには、攻め＝間合い、打突する前の相手の手元が上げさせる動きというのが求められます。
なので、上記の２つのポイントを抑えてコテを打ちました。でも「攻め」ていないので相手は全く崩れていない中段の構えの状態だったとします。相手は反応だけでコテ刷り上げメンやコテ返しメンを打つ事が出来てしまいます。それじゃあ、いけません
なので、相手に手元を挙げさせるワンアクションが必要です。
そのパターンは今後紹介していきます。
コテはドウよりも、その手元を挙げさせるパターンが多いので戦術の幅が広がります。
ここで一つ結論がでますが
お互い仕掛けずに一足一刀の間に入ってしまうと、その場打ちでなければコテは物打ちに当たらないということです。
コテはメン・ドウ・ツキより１５センチ手前に打突部位なんでね。
その場打ちのコテが中々旗が上がらないでしょう。
だから、一足一刀の間で硬直した場合は、お互いにコテがうちずらいので、すっと溜めてメンを打った方がいいです。
コテが打てたとしても窮屈な形になりますし、コテを打たれたとしてもその後にメンが決まれば、審判はメンを挙げる傾向にあります。
この「コテが打突部位近すぎて打ちづらくなる」を理解できれば、「あっ、一足一刀の間で硬直したらメンを先に打った方が有利だな」と気づいて頂ければ幸いなのです
コテは一足一刀の間に入る前のワンアクションの「攻め」を入れてから打突するというのが基本です。
え？メンの方が簡単だし、メンの方が強くないですか？
剣道はメンが一番強いですよ
まとめ
・相手の肘めがけて真っすぐ打突する。メンと同じように踏み込み深く刺さってもかまわないので、鍔元に当たる打突を避ける
・相手の目をみながら打突する
といった感じです。
なんかコテのポイントを思い出したら追記で記載します
今後は、コテの攻め方としては相手に手元を挙げさせるためのアプローチがワンクッション必要ですが
それは結局メン打ちの時でも紹介したように
竹刀を抑える・中心を攻めてから下に攻める上に攻める・払う・巻く
足を継ぐ・すり足で入っていく
こういった要素を組み合わせていくだけです
その中で、コテが狙いやすい打ち方というのを今後紹介していきたいと思います。