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剣道基礎論は、七段・八段に到達するための体感と思考を身につける「極意の書」です。

こんにちは。タイトルを大げさに付けて釣ってみましたが、よろしくお願いします。こちらは「剣道基礎論」の紹介文です。このブログの中でも情報の質が飛びぬけて高い内容になっており、内容も難しくなっており、「構え」だけで、6つ7つぐらいの記事を作成しております。簡単ではないのですが、この機会にこのブログに興味を持っていただればと思います。

剣道の上達に伸び悩んでいる方がターゲット

この「剣道基礎論」に読むのに適した人

一つ。普段剣道をルーティンで毎日練習していて「なんで毎日練習しているのに上達している実感がないのだろうか?」「八段のトップクラスの先生と自分の違いは何だろうか?」と疑問に持ち始めた段階の方。

一つ。理論的に剣道がやりたい方。

一つ。本気で七段・八段を目指している方。

一つ。謙虚な方。

一つ一つの動作に対してどのような意味が会いがあるのか追求し続けたい方。本気で七段もさることながら、八段でも通用する構えです。このマガジンの筆者というのは「三段」です。私は、このマガジンは自分の知識整理用に作成しているのが一番の目的であり、この技術を黙ってパクられて全体のレベルがあがってしまうのは、そんなにいいと思っていないので、「三段の作ってるブログなら俺には関係ねぇ」と思って頂いた方は読まなくても大丈夫でございます

自分の身体が「初期化」した自然体を目指す

「自然体」にしろ「正しい剣道」の構えにしろ、「人間」が本来もっている身体のニュートラルなポジションから始動した方が、身体に変な癖が生じずスムーズに動くことができますが、現代人のほとんどは、身体が「初期化」されておりません。例えば、スマホの持ち過ぎで猫背になるとかがそうです。そのために、「正しい姿勢」の習得だけでなく、人体の操作方法・解剖学・軽く力学を学んでいく。そうして、身体を「初期化」することで、7段・8段の領域がみえてきます。

「正しい姿勢・正しい構え」一つで七段はいける。

落下したボールは、床で変形すると素早く元の形に戻ることで、連続して弾むことができます。変形したままでは、繰り返し弾むことができません。素早い復元の連続が、弾むという運動であるといえます。

剣道もそれと同じようなことがいえ、打突だけでなく、攻めやすり足などの運動動作を全て含めてもも、姿勢を復元させることの連続の作業となります。手足を強く動かせば、その動きを素早く戻す動きも必要となる。先程の例を取って、ボールを変形したまま、身体の構えを崩しながら打突しても当然一本にはならない。より高い出力を求めるならば、元の姿勢へより正確に戻さなければなりません。元の姿勢へ戻すためのガイドラインを担うのも筋力や腱の役目であり、それを怠ると高い出力どころか怪我を招きます。

故に、このマガジンでは「構え」という元の姿勢に対しては強くこだわります。剣道には「残心」という言葉があります。技を決めたあとも心身ともに油断をしないこと。つまり、一つの動きと次への動きの間の部分です。そのためには打突した後に元の姿勢にすばやく戻る身体が物凄く重要です。

「残心を忘れないようにやってるから大丈夫」ではなくて、元の姿勢に戻る力、つまり、身体の初動が最大限のニュートラルなポジションに戻せる力が求められるわけです。そのために、身体に悪癖があると、元の姿勢に戻れない、また、非合理的な動きをしてしまいます。で、ほとんどの剣道家はここに全く意識を持ちませんので、正しい身体の操作、正しい構えを解剖学・身体操作から勉強していき、自分の身体の感覚で表現していくだけで、結構あっさりとトップレベルの使い手になるのかなと思います。

師範の教えには限界がある

自分の身体の感覚操作というものには「客観」と「主観」とのズレがほぼあります。例えば、手を180度上に挙げた場合にしても、「客観」的にみえる動作であれば肩が180度上がっているのですが、見えない部位で「上腕」が「外旋」して肩があがっているか「内旋」して肩が上がっているかでパワーがケタ違いに変わってしまいます。剣道で、同じすり足でも、「筋力」を使ったすり足、「重力」を使ったすり足だと、スピードも身体の滑らかさも話が変わってきます。このマガジンの基礎では、なるべくそういったみえない「ズレ」を解消させるために、「解剖学」を引用したり、専門用語が多くなります。最初はかなり苦労しますが、一旦覚えてしまうと、身体の感覚というものがより繊細に理論的になっていることでしょう。

重力操作法(正中線形成法)

地球には「重力」があります。人類が誕生してから、「進化」してきましたが人類は当然「重力」のある地球に適応するために「進化」してきました。つまり、「重力」に抵抗するような動きをすると身体に余計な負荷がかかります。思いっきり力を入れているけれども重力に逆らった打突と、ほとんど力を入れていないけれども重力に従った打突では、後者の方が身体のバランスを崩さず、かつ、負荷がかからない最大公立の打突することができます。普段の構えで力みを感じた場合は「重力」に逆らって「筋力」が無駄に緊張しているということになります。「重力」に逆らわない「自然体」の構えというのを徹底して作っていきましょう。

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