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何から何まで君が

9月です。めいです。
ずっと雨で調子悪かったけど、やっと秋晴れでうれしいです。
お二人は身体と心の調子はどうですか?

唯が一足お先に40歳になって(再びおめでとう!)、新しいことにチャレンジしてて、『ピカピカの40歳』という言葉が浮かびました。
そんで、30代後半キツかったって書いてて、あたしもそれかも(笑)って思っちゃいました。
気持ちだけ焦るのに体が動けなくなってる感じ。
体調は天候にも左右されるし、社会情勢に心はブンブン振り回されるし、「あたしはあたし!」みたいな破壊力がなくなってる気がして、心がグラグラする。
しかしそれもまた自分、と受け入れる境地も必要なのかな、と思ってます。
なんにしろ、日々は闘いの連続ですね。

観たい映画はどんどん溜まってくんですが全然観に行けなくて、やっと1本だけ観に行けました。

今年のカンヌで脚本賞など4冠を受賞した濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」です。

ドラマ脚本家の妻を突然亡くした演出家の夫が、愛車のサーブ900(かわいい赤い車)で広島の演劇祭に向かうと、演劇祭側に若い女のドライバーを用意されていて...っていう話です。

本読みのシーンや舞台シーンもたくさん出てきて、とても演劇的な映画なんだけど、映画にしかできないことをたくさんやっていて、3時間ずっと目が離せないです。
ワンショットワンショットがおもしろくて魅力的です。
西島秀俊の顔も、ドライバーの三浦透子の顔も、妻の霧島れいかの顔もすごくいいです。

車っていうのはとてもプライベートな空間で、サーブ900はその演出家そのもの(そして妻と歩んできた人生の塊)とも言えるんだけど、そこに新たな人間が乗り込んでくることで物語が始まるというのも、車の中の乗る位置で関係性が変わるというのもとてもおもしろいです。
そして車は人を運んでどんどん進む。
たまに止まって外に出て、煙草を吸ったり散歩をしたりもできる。

あたしは、多言語でやり取りするシーンというのが昔からすごく好きで、例えば「ラブ・アクチュアリー」のワンシーン(確か英語とチェコ語)とか、こないだ観た韓国映画の「スウィング・キッズ」とかにもほんのちょっと出てくるんだけど(韓国語と中国語)、理解できてないはずなのに通じ合ってしまう、みたいな瞬間にものすごく惹かれます。

なんと、この映画に出てくる演劇(チェーホフの『ワーニャ叔父さん』)は、異なる言語を母語とする役者を集めておこなっているので何ヵ国語も出てくるし、さらには韓国手話まで出てきます。
そういったことも含めて、『言葉』というものにすごく意味を持たせているし、映画の中に出てくる言葉がすべて研ぎ澄まされています。
そして、繰り返し出てくる言葉(音)があり、それを通して主人公が自分自身の『言葉(声)』を見つける旅になっていて、たくさんの言葉(想い)が3時間かけて自分の中に降り積もっていく感じがします。

おもしろいので、ぜひ二人にも観てもらいたいです。

理想のカップル、関係性について唯から聞かれたのだけど...

ままならない恋の話ばっかり好きなせいで、パッと思い浮かばないっ!!

でもたぶんドンピシャに感情移入してしまったのは『ゴシップガール』のチャックとブレアですね。

似た者同士、生まれた時からずっと一緒で何もかも知ってる者同士、恋になるはずのなかった二人が恋に落ちてしまって、お互いじゃじゃ馬なのに独占しようとするから案の定うまくいかなくなって...
どっかの国の王子と結婚することになったブレアが、結婚式前夜に会いに来たチャックに「I always love you.」って言うシーンは泣けて泣けて仕方ありませんでした。
一緒にいたってうまくいくわけないのはわかってるんだけどさ。

「NewYork,NewYork」のライザ・ミネリとロバート・デニーロとか、「A Star Is Born」のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーとか、「Adele」の二人、「CALL ME BY YOUR NAME」の二人、あたしの理想のカップルは大体辛い運命辿るんですよね...

でもカップルの関係性で言えば、「この人にはこの人しかいないよな」っていう、いわゆるお似合いの二人が好きです。
ファッションだったり、趣味が似てたり、なんか見た目までちょっと似てたりする二人。
(「少年の君」で主役の二人が同じ髪型、坊主になるところも切なかったけど美しかった...)

そして、主張が強めの二人。
だから、新たなキャラでただのかわいこちゃんみたいなのが出てくると、お前ちげーよ!邪魔すんな!って思っちゃう。

そういえば、唯さんオススメの韓国ドラマ「わかっていても」(Netflix)見始めましたよ...
ソン・ガンが美しすぎて直視できない...。
目の保養とはこのことか、いや、でも心拍数上がって身体に良くないのでは?

ゆっくり観ますね。

最後にあたしの理想の関係性はコレ!っていう忌野清志郎の『君が僕を知っている』
を貼っておきます。

今までして来た悪い事だけで
僕が明日有名になっても
どうって事ないぜ まるで気にしない
君が僕を知ってる

サビはこんな感じ

何から何まで君がわかっていてくれる
僕の事すべて わかっていてくれる
上から下まで全部わかっていてくれる

「わかっていてくれる」って、完全な安心感と信頼だなぁって。これって恋愛だけじゃなくて、友情の歌だなと思っていて。
すっごく好きな歌です。

ではマギーにバトンタッチ。
マギーの秋はどんな感じになりそうですか?
こんなことしたいな、ってことありますか?
(新しい文房具買う、とか美術館に行く、とかなんでも)

こないだマギーがたくさん夏の美味しそうなものを書いていてくれてて、早くみんなでご飯食べたいよう、と思いました。

ご飯作る会もしたいし、美味しい居酒屋にも行きたいし...。
秋なので、BBQもいいですね。
いつになったらできるのか!!!!!

クサクサしてても仕方ないので、テンション上げるためにあたしは今年こそはヒョウ柄のコートを買おうと思っています!!


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