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断捨離にちょこっともの申したい‼️

🌟教える🌟創作する🌟 
     誕生花を描く
🌟の"らら"です。

世間が断捨離ブームになって10年は過ぎたでしょうか…

【断捨離=母の状況】

ある日

母が〇〇が欲しいんだけど…と。

私がいいんじゃない…というと、沈んだ声…

反対されたよう…兄に。

84歳の母は、好きなものが買えない。
何故か…

死んだ後に処分するのは俺だろ….?
と兄がいいます。

何かを買う段階になると必ずその言葉が飛んでくる。死んだ後に処分は俺だろ発言・・・。

そのくせ、呼んだらいいよ・・と本は買って渡す…のだから訳がわからない。

私からしてみれば
高齢の母が、もうそんなに何十年も生きるはずはなく…
金銭面で周りに迷惑をかけないのであれば、自由に買いたい物を、買っても良いのではないかと思います。

側にいないからだろうか〜とも思うのだけど…。

親が死んだ後の後片付けをするのは、後に残った人の仕事…と私は思う。
違うでしょうか?

大人に、なって社会で生きていると、親の歴史に触れる事は、まあ〜ない。そのいい機会が、親が亡くなった後の片付けです。

世間のご高齢の方々が物を増やす時、たとえば認知症になりかけていて、必要ないのを営業の方の言うなり、進めるなりに買ってしまって、結果使わない〜は無駄ですよね。

逆に毎日の潤いに新しく春用のお茶碗が欲しい、今まで使っていたのが、割れた訳でもないけど、春待ち遠しい、いい日に出かけて、心がふわ〜と明るくなる好きな色の御茶碗に出会ったらそれは無駄ではなくて、明日のエッセンスになります。(そこに吟味する考えは必要です)だから買いましょう❗️と言ってあげたい。

何の問題があろうか…
もう、子供にも頼られず、頼られたとしても何もしてあげられない。痛いほど実感している小さくなった親。どれだけ寂しい事か…心が空っぽになって、必要とされる事に満たされない状況なんて、「性ない」毎日ですよ。

それを察すれば残り少ない日々を好きな物で過ごす一時を持つ事に何が悪かろう。

物不足の時代に生きて、今日の日本を作った世代です。だからこそ、ストックがないと落ち着かないのもわかるし、もう捨ててもいいくらいの私から見たら「ゴミ」を大事にしまっている。

後片付けをしたとして、そこにはきっとガラクタばかりで、決してカネメのものは何もないだろうが…
大事な所はそこではないので。

死ぬ寸前まで心明るく暮らせたか〜

ですよね。

だから、物を増やすな!と口やかましく言わないで欲しい。


【断捨離魔= 販売場所では】

食器の販売で百貨店などに出向いていた時、年配のお客さんは、こうおっしゃいます。

「これ以上物を増やすと娘に叱られるから~」とか「息子に怒られるから~」とか。

買わない言い訳なのかもしれないけれど・・
本当は少し興味があったマグカップが、朝のお茶を美味しいな〜と感じてもらえる〜
このデザインのカップで、心がホッとなるな〜
と思ってもらえれば、マグカップはひと時の幸せを生みます。

5年・・7年前だろうか。百貨店にお買い物に来られた方が、ふら~と私たちのイベンブースに立ち寄って

「断捨離、断捨離て言うけどさ~、捨てて整理したら、本当に今好きな物を又買えばいいのよ~~」と。

嬉しかった~忘れられない言葉でした。作り手の私たちには救いの言葉でした。そうそれは断捨離が叫ばれていたまっただ中でしたから。

何か購入することで心が弾んだり、あたたかな気持ちになって幸せな瞬間を過ごせる。そして何より経済に貢献しているんだと、この日本、年寄りでも結構経済回してるんやで〜と。間違いなくそう思っている人は少なくはないと思います。

私の場合と言えば…食器に描いている立場上、かなりの食器がキッチンにあります。
ずっと昔からそうでしたが、いまだにさまざまな食器がどんどん増えて行っています。割れない限り永遠に増え続けるのだと思います。10%位は破れたり欠けたりしていきますが。

一方、70代で素敵な生き方をしている人がいます。ときめいたものには手を出す。見栄や狂った買い方はしない。吟味して、大きさやデザイン、使い方を考えて自分に素直にいいと思ったものを買う。

彼女を見ていると断捨離の言葉は全く当てはまらなくて、誰かに叱られるから〜、とか怒られるから〜と言うことは微塵もなくて。すべてが心の赴くまま、暮らしのスタイルにそって物選びをする。断捨離など思ってもいない様子。

物を増やして何が悪い!という感じです。それは若い時からずっと変わらない彼女のスタイルであります。

大事なところはそこなのではないじゃないでしょうか。

「世間の流行に流されてない。風潮に惑わされない。自分が良いと思う事を信じて自分のスタイルで生きる。」


好きなものに囲まれて包まれて暮らす事、
自分が幸せと感じるものに従って生きる。

親について言わせていただくならば、幸せを探している時には邪魔をしないで、見守って欲しい

考えてみて欲しいのですが、

死ぬ寸前まで笑っていて欲しいですよね?
死ぬ寸前まで心明るく過ごして欲しいと思うでしょう?
金銭面で迷惑をかけないのであれば見守っていましょう。

息子、娘側の人間はぶつぶつ小言を言わないことです。

だから断捨離、断捨離と世の中の人達はお年寄りに言葉を浴びせかける事をしないで❗️とお願いしたい!のです。

独り身になった母を見て、考え感じている事でした。お読みいただきありがとうございました

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