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音質もノイズキャンセリングにも妥協のないワイヤレスヘッドホン、Momentum Wireless4を徹底レビュー。

どうもてがーしです。
今回は音質、性能共に隙のないヘッドホン、Momentum Wireless4を紹介していきたいと思います。


動画

動画視聴はこちらから。


外観

色はブラックとホワイトの2色展開です。
ハウジング部分はプラスチック製となっていてそこまで高級感は感じません。
ただ、サラッとした質感なので指紋は目立たずGood。


イヤーパッド部分はフッカフカで見た目も触り心地も最高です。
個人的にはWF-1000XM4のイヤーピースに近い質感だと感じました。


内側には大きくLR表記があるのでつけ間違えることはないと思います。


ヘッドバンド上部はお馴染みのファブリック素材が使われており、ゼンハイザーらしさと高級感を高めています。

ロゴのワンポイントも悪目立ちせず上品な印象。


ヘッドバンド内側はもちもちとした上質な触り心地です。
人の肌、特に頬を触っている感覚に近いので、頭に触れても違和感はありません。


仕様


驚異のバッテリー持ち。


有線接続への対応は嬉しい。


アプリ

Smart Controlというアプリを使用して様々な設定を行えます。

設定項目は画像の通り。


特にサウンドチェックでは、3回好みの音質を選ぶだけで最適なイコライザーを提案してくれるので便利です。


イコライザーについてはバーが3つしかないのでそこまでの自由度はないですが、その分初心者でも簡単にカスタマイズを楽しめるようになっています。


ANC・風切り音

ノイズキャンセリングはまあまあ強いレベルだと思います。
WF-1000XM4を10点だとすると8点といったところでしょうか。

高音は多少残りますが、低音はごっそり消えてくれるので外出先での作業が捗ります。

風切り音についてはウィンドウノイズリダクション機能を「最大」に設定することで低減することができます。

試しに台風前に外出してみましたが、ANCをオンにしても風切り音は聴こえませんでした。
防水への対応が不安なところではありますが、外での使用も問題なさそうです。


装着感

実際に装着するとこんな感じ。

ふかふかのイヤーパットが耳を覆うので圧迫感はありません。


側圧についても、アジャスターで好みに調整できるので、多くの方にとって問題ないものかと思います。

アジャスターは左右に備わっている。


今回も付けたまま運動ができるか試してみました。

画像をタップで検証の様子が見れます。

結論としては運動にも使用できます。

ただ、側圧を強くするとフィット感が高まる代わりに耳への接地面積が大きくなり、蒸れやすくなるので夏場は注意です。


外音取り込み機能

かなり自然な外音取込になっています。

起動アクションは右側をダブルタップするだけですので、機動力抜群です。

音の通りについてはAir Pods Proほどの自然さはありませんが、周囲の音は十分クリアに聞き取れます。

Galaxy Z Fold3に接続した際は音量を20パーセント程度にすれば会話できましたので、お会計時やふと話題を振られた時でも安心です。


通話品質

通話品質について、録音をしてみました。

画像をタップで実際の音声を再生。


音質

音質については言うまでもないですが、かなり良いですね。

音の傾向としてはゼンハイザーらしい暖かい音で、低音がやや前に出てくる印象です。

あまりくっきりはっきり聴こえるタイプではないので、電子音メインの曲などは疾走感に欠けるかもしれませんが、クラシックや生演奏などの臨場感を味わう楽曲とは特に相性がいいように思いました。

生音系の検証用にとニコライカプースチンさんのチェロコンチェルト2番 Op103-1Allegretto を聴いた際には音が良すぎて久々に涙が出ました。


上質な低音が土台となるなか、弓がチェロの弦を擦る様が目に浮かんでくるような圧倒的な臨場感が心を揺さぶります。


有線接続ではATH-M70Xと聴き比べをしてみましたが、音の傾向は無線時とそこまで変わりません。ただ、無線でイコライザーをいじっている場合は有線接続時にデフォルト設定に戻るので音の傾向がガラッと変わるのを感じるかもしれません。

有線時の音質はATH-M70Xと比較。


僕の場合は高音強めの調整をしておいて無線時はどんな曲もフラットに聴けるように、有線接続時は低音豊かに生音を楽しめるようにして使い分けています。


気になった点

気になった点を3点紹介していきます。
まず1点目はデザインについて。

Momentum Wireless 3と比較するとこんな感じなんですが、個人的には3の機械っぽいデザインの方が好みでした。あくまで主観ですが。

特にステンレス製のアジャスター部分とハウジングど真ん中のロゴなどは最高だったのですが、4については良くも悪くもフラットな感じ。より無難なデザインになったと感じます。

個人的には良いヘッドフォンをしているのだから目立たせたいと言うのが正直なところなので、無難なデザインには少しがっかりしました。


2点目はマルチポイントについてです。

僕はMac Book Airとアンドロイドスマートフォンに接続して使用していますが、Mac Book Air で音を聴き終わって画面を閉じたあとスマートフォンで音楽を聴こうとすると再生できないことがあります。

どうやらMac Book Airの画面を閉じてもMacで再生をし続けている認識になるようです。

一度Mac側で立ち上げている全ソフトを閉じればスマホ側で再生も可能になりますが、これが面倒でなりません。

マルチポイントはもともと切り替えストレスを無くすための機能なのに、逆に手間を強いられストレスになっている点から気になった点に挙げさせていただきます。


3点目は価格です。

デザイン面からコストカットが図られていることは明らかですが、価格は3の売出時より¥2,500ほど高くなっています。

昨今の半導体不足や性能のグレードアップが値上がりの一因となっていることはわかりますが、ここまでプラスチッキーなデザインにするのであれば価格はせめて据え置いて欲しかったところです。


良かった点

良かった点も3つ紹介していきます。
まずはノイズキャンセリングについて。

ゼンハイザーといえば、音を最優先にしノイズキャンセリングは最小限にするというスタンスをとってきたメーカーですが、今年からは音質もノイキャンも妥協しない姿勢を見せてくれました。

Momentum Wireless4でもその意気込みは十分に感じられ、強力なノイズキャンセリングを体感することができます。

カフェや自宅でも十分すぎるほど作業に没頭できたので良かった点に挙げさせていただきます。


2点目はユーザビリティについて。

本機は全て右側のハウジング部分に操作が集約されています。
初めは左側を使わないことに違和感がありましたが、慣れれば問題なく、むしろ想像以上に快適でした。

音量操作ではスワイプの加減によって音の増減量を変化させてくれたり、曲送り、曲戻し操作も前後のスワイプになっていたりと、とにかく直感的で良いです。

それ以外でもヘッドホンの着脱で音楽が再生停止されるスマートポーズ機能や、位置情報により設定を自動で切り替えてくれるサウンドゾーン機能などのオート制御システムが充実しているため、操作に割く意識が少なくなって良かったです。

バッテリー持ちについても、最大60時とかなり長く、バッテリー管理にも気を使わずに済むのでいい点に挙げています。


3点目は音質について。
これは音質の項目でも述べた通りですが、このヘッドホンはとにかく音が良いです。

音の傾向からして、温かみのある音が好きな方、生音系の音楽をよく聴く方にはこれ以上ないイヤホンだと思いますので、気になる方は下のバナーをチェックしてみてください。


まとめ

価格はAmazonで税込¥49,900と高いですが、「一度聴いたらもう戻れない」のキャッチコピー通りの完成度になっていると思います。

マルチポイントの不安定性やミニマルすぎるデザインなど気になる点もありますが、それらが気にならないほど音楽を楽しめますので、購入を迷われている方は安心して購入してください。

※購入リンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。


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