【まとめ】週末起業 虎の巻 会社を辞めずにできる起業の練習帳
近年はライフワークの見直しという名目のもと、副業がプチブームしている感があります。大企業も副業を認めている中、もし自分が副業するとしたら何をやるんだろうと思い、この本を読んでみました。
この本を読んでみて、これから副業・複業を始める、もしくは始めたい方向けの指針の一つになるのではないかと思いました。
「週末起業」という形で紹介されていますが、副業・複業どちらでも応用できる考え方だと思います。
本書をまとめてみたので参考にしてみてください。
資格に頼らない
例えばコンサルタントを副業としてやりたいとなった時、中小企業診断士を取ろうと考える人は多いかと思います。しかし、著者はこのように述べています。
「資格が取れること」と「お客様が取れること」は、全く別の話です。結局、資格を取っても、仕事にするためには営業が必要です。
つまり、資格を取っても、独立に伴うリスクは変わらないのです。
序盤から痛い所を突いてくるな、と思いましたが、この考え方は間違っていないと思います。
私は趣味でダイビングに行くのですが、ダイビングのインストラクターも独立前は食料品メーカーで営業をやっていました。
資格さえ取れれば何とかなるというのは、禁物です。
趣味を仕事にする
著者は起業の理想として、次のように述べています。
理想的には、趣味をビジネスにすることです。趣味は、むしろお金を使いながらやっています。それをやりながら、お金までもらえるようになるのですから、わざわざ「休みを取りたい」などという欲求は消えてなくなります。
つまり、趣味を持ってる大人はチャンスということです。ただ消費するのではなく、金を払ってまで体験したい事をしているのだとしたら、それを極めればビジネスに繋がります。
彼らは、企業のネタを考えるにあたり、「自分が好きなこと、得意なことをお金にするには、どうすればいいのか」から発想していました。そして、そこからお金を生み出すことに成功したのです。
ビジネスを時間をかけて育てる
著者は、まず「好きな事」で起業することが前提とし、さらに「続けること」が重要だと説いています。
一方、時間をかけて育てたビジネスは、容易には真似されにくいです。週末起業の延長で、将来的には独立を目指そうというのなら、他の人には真似のできないビジネスを確立することが非常に重要です。
好きなことに、趣味の延長のようにして取り組みましょう。お金が儲かるとか儲からないか以前に、それ自体が楽しければいいじゃないですか。やって楽しいということが、最大の報酬だと考えることもできます。
オンリーワンのビジネスを目指す
「ビジネスを時間をかけて育てる」でも引用しましたが、「真似されにくい」ビジネスを作ることが重要です。
そこで、「オンリーワン」のビジネスを作ることが重要になります。
「オンリーワン」のビジネスを作る方法として、著者はこのように述べています。
オンリーワン作りとは、「なぜ、あなたから買わなければならないのか?」という質問に対して、明確な回答を持つことです。競合となりそうな相手のチェックもしっかりとした上で、この質問に対してどのように答えることができるか、徹底的に考えましょう。
例えば、ありきたりですが他の人が持っていない専門的な知識を生かせたりする、独自のコネクションやネットワークを持っているのが楽なんじゃないかと思います。
自己分析等して、自身の強みを明確化することが重要です。
その他気を付けるべきところ
この本を読んでいる人ほとんどがサラリーマンだと思います。
つまり、会社と繋がっている人達です。
でも、会社に副業していることを知られたくない人達もいるのではないかと思います。
そういう場合についても著者は見解を述べています。
週末起業していることが会社にバレないようにするには、確定申告の際、住民税を「特別徴収」ではなく「普通徴収」にしておくことが大切です。
週末起業で副収入が二十万円を超えたら、税務署に個人事業主として届けを出し、毎年確定申告をして「普通徴収」で納税することです。
以上で、まとめは終了です。それではまた!
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