おっさんに捧ぐ - たまにはアニメやラノベもどうですか？その③『Fate stay night』
『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』を観てきました。
8月から公開されている映画なので、結構ギリギリのタイミングですが、なんとか間に合いました。
『Fate/stay night』は聖杯をめぐり7人の魔術師がそれぞれの使い魔であるサーヴァントを駆使して戦いを繰り広げる物語です。
元々はPCゲームだったようですが、かなり長時間かかるゲームのようで劇場版はそれをギューッと圧縮してまとまあげた作品となってます。
今回の作品は3部作の最終章ですが、最終章にふさわしく制作陣の力の籠もった素晴らしい作品となってます。
『鬼滅の刃』を手掛けたufotable制作ということもあり、ド迫力のバトルシーンも素晴らしいですし、登場人物の心の闇や全体的にダークな世界観の描き方も見事です。
最後に描かれるラストシーンの印象は映画を見終わったあとでもありありと脳裏に浮かべることができます。
切なさをふんわりと温かく包み込むような情景はぐっと観客の心を捉えるものとなってます。
映画の最後に流れる主題歌『春はゆく』もとてもいいです。
映画で描かれたあらゆる風景や感情などをそっと、それでいて力強く観客の心に染み込ませる役割を見事に担っています。
僕が観た上映時間帯は最終回、レイトショーの時間帯でしたが、エンドロール中会場を出る人は一人もいませんでした。
MVの映像も歌の世界観をよく表現しており、歌とともに引き込まれる作品となってます。
歌うのは「Aimer」さんという方で、娘に何度か聞いてようやく覚えましたが、「エメ」さんと読むそうです。
とても雰囲気のある独特の歌声で感情をとても揺さぶられます。
Aimerさんは『Fate/stay night』第1章、第2章の主題歌も歌っています。
『Fate/stay night』の世界観にとてもマッチしてますね。
同じくAimerさんの作品で娘に下記の歌もおすすめされたので観ましたがこちらもよかったです。
こちらはTVアニメ『恋は雨上がりのように』のエンディングテーマとのことです。（僕はこちらのアニメはまだ観ていません）
MVに出演する桜田ひよりさんと兎遊さんの演出も素敵です。
学生の演劇風の演出が想起させる感情表現を上手く際立たせています。
『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』はまだ劇場公開されていますのでご興味ある方はぜひ！
ただやはり3部作の最終章なので、第1章、第2章を観てからのほうがストーリーの流れ、登場人物の想いなどがわかっていいと思います。
第1章、第2章はBlu-ray、DVDもありますが、オンデマンドだと下記から観れるようです。
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