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ベビーブームとクラッカージャック

上記画像、クラッカージャックの宣伝用広告。

アメリカでは歴史が古いポップコーンスナックの商標名です。

日本でも一時販売されていたようで、ご存じの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

このクラッカージャックを購入するとおまけのおもちゃが付いてくるんです。

日本でいうとグリコのおまけみたいな感覚ですね。

1946~64年頃までベビーブームが到来。

第二次世界大戦が終わり、世界一の国となったアメリカでは、

明るい未来への期待を膨らませる国民が多く、子供を産みたいと希望する女性が増えました。

女性にはアドバイスブックのようなものが売れ、若い人との結婚を推進するものだったり、女性らしさは家庭から始まるといった内容、

今みたいに自由に仕事ができる環境とは程遠く、女性の不満が高まっていきます。

のちにこれが60年代に起きる女性解放運動へと紐づきます。

このベビーブームのおかげでクラッカージャックのお菓子は人気となり、1950年代の大ブームとなりました。

小さなリングが付いたおもちゃにはキーチェーンをつけたりネックレスにしたり、ミニチュアのパチンコのおもちゃや赤ちゃんをかたどったおもちゃや、遊び方は様々。

俺はこれが出たよ!私はこれを持ってる!当時の子供たちはそんな会話をしたようです。

クラッカージャックのおもちゃの指輪は【ティファニーで朝食を】のティファニーの店主とのやり取りでも会話に出てきます。

以前働いていた職場で、クラッカージャックのおもちゃからインスパイアされたネックレスや、そのおもちゃがプリントされたシャツを販売したことがあります。

私と同じ年のデザイナーさん。

私が好きだったデザイナーさんとチェンジしてその方になったのですが、正直お洋服が好きになれなくて退社しました。

でもそういった子供心のある人には頑張ってもらいたいなと、クラッカージャックのおもちゃを見るたびに思い出します。

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