見出し画像

DJ雑感 2022年12月30日(アッキーラ編)

年の瀬、仕事納め、12月30日夜にDJをやりました。DJ TKDさん、なまづさん達が中心となってオーガナイズしている「きみにおちるよる」というシリーズものDJイベントでした。ありがたいことに私のような素人にも枠を与えてくださり、感謝の極みです。ハコは渋谷の頭バー(ZUBAR)です。
で、半年経って記憶もだんだん薄れていますが、当時を思い出して書いてみたいと思います。

プレイリスト(2022.12.30)

 1. Audio Architecture (Studio Live) - Cornelius
 2. 26,Nov.2020 Pt.2 (KUGE YOSHIO SOLO) - 久下恵生
 3. 月の光 (LIVE "盆と正月が一緒に来るよ! ~歳時記・完結編") - 3776
 ( - 豊田道倫
 4. やっぱり君ともそのうちバイバイ (やっぱり君はそうさバッチリさ)  TEAM MII
 5. 湧玉池便り ≪れなひら&井出ちよの LINK MIX風DUB≫ - TEAM MII / 3776
 6. 見えない ≪Groove Surf Rider Dub mix≫ - 3776
 7. Makeshift Swahili (Live in Krefeld, 1980.6.4) - THIS HEAT
 8. 序曲 - 3776

■当日の音源(26分34秒)

【トラック解説、うんちく他】

1.  Audio Architecture (Studio Live) - Cornelius
買ってから針を落としていない7インチがそこそこありまして、DJがそれらの解放の場になるケースです。この7インチ、同タイトル曲の通常スタジオver.とスタジオLIVE ver.のカップリング。使ったのは後者=B面でした。

2. 26,Nov.2020 Pt.2 (KUGE YOSHIO SOLO) - 久下恵生
半月前にリリースされた限定200枚プレスのB面から。コロナ真っただ中の2020年11月26日に大久保ひかりのうまで実施された(いわゆる)ハイブリッドLIVE(有観客&オンライン配信)の音源。当日某ミュージシャンからそのLIVEのことをLINEで教えてもらい、これは行かないと、と思い駆け付けた思い出。現場で生で聴いた音と、エフェクトがダイレクトにかかっていたオンライン配信の音像はまるで別モノだった(アーカイブで視聴した覚えが)。このレコード盤に刻まれた音は前者のRawな感じに近い。mixer宇波拓の腕が冴えている。

3. 月の光 (LIVE "盆と正月が一緒に来るよ! ~歳時記・完結編") - 3776
ここから最後まではアッキーラこと石田彰produce音源で固めた。まずこの「月の光」は2019年8月15日に渋谷WWWで行われた「3776ワンマンライブ〈盆と正月が一緒に来るよ!~歳時記・完結編〉」で同日リリースだった「歳時記」に収録され、実質先行したステージが初披露だったトラック。シンプルなdubbyなドラムの背景に井出ちよのが「十二支」を読み上げているバックトラックに日本の童謡「うさぎ」をファルセットで歌いあげる。当時LIVEで聴いた時、リズムトラックが快感過ぎて「おぉぉぉぉ!」となったのをハッキリ覚えている。歳時記で一番好きなパート。CD化されたアルバム「歳時記」収録のスタジオver.よりもLIVE感が良い。

- 豊田道倫
上記「月光」の途中に電子ノイズをかぶせたくて引っ張り出した。ひと月前にリリースされたばかりの2トラック入りCD。使用したのはトラック1。後から聞いたら、この日私より後の枠でDJをやった憑琉陀ケさんも「夜」を使おうと思っていたらしく、被らなくてよかった~とのこと。

 4. やっぱり君ともそのうちバイバイ (やっぱり君はそうさバッチリさ)  TEAM MII
DJをやる際は毎回dub要素を入れている。今回「月光」がまずソレで、そしてTEAM MIIの4曲(8トラック)入りミニアルバム「やっぱり君はそうさバッチリさ」収録のこのトラックは、どストレートにディープなdubリズムを持ってきている。歌ありで聴いていた時はそうでもなかったが、アルバム後半に収録されているインストver.で聴くと「おぉ!」となる。なのでこの日は前半インスト、後半歌ありに。まぁご覧のジャケ写通りのご当地アイドルのtrackとは思えないよね(笑)。このミニアルバムに井出ちよのはまだ参加していない。

 5. 湧玉池便り ≪れなひら&井出ちよの LINK MIX風DUB≫ - TEAM MII / 3776
そのミニアルバムに収録されているもう1つの佳曲が「湧玉池便り」。オリジナルがこのTEAM MIIによるアップテンポなアレンジ(2013年4月)。メインvocalはれなひらこと平松玲奈、コーラスは小池珠璃 × 望月玲那。この年TEAM MIIは解散し3776として再始動するわけだが、3776=井出ちよの となってから2015年10月にリリースされたフルアルバム「3776を聴かない理由があるとすれば」に収録されたのが、井出ちよのがひとりで歌うディープなDUBアレンジに衣替えした「湧玉池便り」。後年3776ワンマンLIVEにゲスト参加したこともあるれなひらver.と井出ちよのver.のMASH UP。この二人がユニゾンでデュエットして、かつコーラスには後にヤナミューに加入するレナもいる、トラックはまったく異なるタイプだが重ねると何だかdubbyだ(bmpは微妙に異なるため調整)。登場人物のことやいろんな経緯を思い起こすとこのトラックを聴きエモまって涙したくなるハイカーも多いのでは。

6. 見えない ≪Groove Surf Rider Dub mix≫ - 3776
noteには書いていないのですが22年5月新宿でDJをやった時に使ったオリジナルmix。その後機会あって井出さんご本人に聴いてもらったら好感触だったので調子に乗ってまた使った次第(苦笑)。ミニマルなdubで後半はアレをブっ込んでぐちゃぐちゃに。mixタイトルはGrooveriderとSurf Riderの合わせ技。Roni Size懐かしい!あの音がサンプリングされてるのですよ。

7. Makeshift Swahili (Live in Krefeld, 1980.6.4) - THIS HEAT
 8. 序曲 - 3776
これは自分自身の答え合わせのような。初めて聴いた3776のトラックは「序曲」。一聴して想起したのがなぜかTHIS HEATだった。それはあの曲のあの部分か、そうか、という。聴いていただければ納得。

以上です。
この3ヶ月後、2023年3月26日にあった「きみにおちるよる vol.5」にも、またまた恐縮ながらお声がけいただきDJをやったので、それについてはまた別ページで書く予定です。

いいなと思ったら応援しよう!