日記その1【お母ちゃんとコーヒー】

Teenager Kick Assというバンドの日記スタートしました。
現在3ヶ月連続ワンマン中です。
次は2021.10.15(火)にあるのでぜひ来て欲しい!

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1回目はぺやんぐからいくよ。
運命って言うと大袈裟だけど、そういう言葉を使いたくなるような出来事があったのでその事書いてみます。1日目からガッツリ。モリモリ。

土曜日、午前中からの仕事。

待ち合わせ5分前に到着するも、時間を過ぎても相手が現れず。メールを再確認すると待ち合わせは10:45。現在9:50。ミス。ぺやんぐの。いつも通り自らの出鼻を挫いて1日が始まった。

このまま駅に1時間突っ立ってたら腰痛で死んじまうと思って、Googleマップで見つけた喫茶店に向かった。

ナビに従い歩いていくと昔ながらの喫茶店みたいな、呑み屋みたいなお店に到着。『珈琲舎 六文銭』と書かれた居酒屋みたいな渋めの看板が立ってた。中を覗くとお母ちゃんな感じの女性がひとりで作業していた。入れるか尋ねると「ホントは開けてないんだけどね。コーヒー1杯くらいならいいよ、どうぞ」って入れてくれた。

中に入るとカウンターのテーブルには昔の小銭みたいなのが敷き詰められてて、その上にガラス板が乗せてあった。その上に白い陶器のでっかい灰皿と、端っこにテレビ。お母ちゃんの後ろの棚には食器と透明のグラスと焼酎のキープボトル。カウンターの奥にもテーブル席があって、壁には額縁に入った達筆な書物?みたいなのとか、ドライフラワーの飾りとか、年季が入っててばあちゃん家の空気感に似てる。ぺやんぐはカウンターの右から二番目に座った。

ホットコーヒーの他にも「今お腹すいてなかったら持って帰りな」っておせんべいも出してくれた。お母ちゃんもカウンターに座って、一緒にコーヒーを飲みながらお話した。

ずっとお母ちゃんひとりで40年くらいやってるお店で、夜はお酒も飲めるから常連さんで賑わってるんだって。でもこのご時世だから10月まで休業中。今日はたまたまゴミ出しに来てたらしい。

お母ちゃんの丁度良い距離感とか言葉遣いとか色々、とにかく居心地が良くて何時間でもいられそうだった。他人にしか出来ない優しさでお母ちゃんはみんなを迎えてくれる。この懐かしい雰囲気と素敵なお母ちゃん、40年続くのも納得だ…とか思いながら色々お話してたら、あっという間に時間が過ぎた。「良かったらまたよろしくね」とお母ちゃんに見送られて店を出た。

こんな日に出会えたお母ちゃんとそのお店。
きっと来月また行くと思う。
お母ちゃんのお味噌汁はきっと優しくて美味しい。


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