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年齢って…

昨夜バイデン現大統領とトランプ前大統領の大統領戦に向けてのディベートのハイライトシーンを見て、再びバイデン大統領の老化の進み具合を見せつけられた。トランプ候補の発言を聞いている時のバイデン大統領の表情、或いは表情の無さと言った方が適切なのかもしれないような精彩を欠いたまるでビー玉の様な空虚な瞳と凝り固まった顔面筋は明らかに「お年寄り」の顔だった。バイデン大統領は81歳。対するトランプ前大統領は78歳。

バイデンさんが再選されるべきなのかそうでないのかはアメリカ国民の皆様に考えてもらうとして、私は年齢という括りについて少し考えてみる。

ちなみにアメリカの女優ジェイン・フォンダは86歳。日本人女優では倍賞千恵子がバイデンさんと同じ82歳。

話は飛ぶが、昭和の大スター美空ひばりと石原裕次郎は2人とも52歳という年齢で亡くなっている。え、もっと高齢で亡くなったんじゃなかったっけ?と思うのは私だけではないはず。

先日、新しく知り合った友人に夫が私を指して「彼女はこの隣近所のコミュニティでは誰よりも年上なんだ」と言った。まるで自分よりも年上であるかの様に(ちなみに夫は私より一回り年上だ)。そう言われた知人は一瞬驚いた表情で私をじっと見た。私はすぐさま笑って「この人より年上な訳ないじゃない!」と訂正しながら夫には「なんて酷いこと言うの」と抗議した。その場で夫は訳わからないという顔をしていた。

後で夫からなぜ自分が言ったことが酷いんだと問われた。彼は、我々が暮らしているコミュニティには若い人たちが多いという事と、私が実年齢より若く見えるだろう、と自慢したつもりらしい。

私が酷いと思ったのは、そもそも年齢という話題を持ち出して相手に私の年齢を意識させた事に対してだと説明した。できれば私はエイジレスな存在でいたいという欲があるから。

5年前に亡くなった父は、会話の中に登場する人物の年齢を常に確認したがった。その都度私は年齢なんてどうでもいいじゃないとイラっとしたものだ。

年齢にこだわりたくないとこだわる私は結局はすごく年齢にこだわっているのではないか?

こんなこと考えなくなるくらい人や自分の年齢に無頓着になってこそエイジレスな存在を自認できるのだろう。そうなったらそんな事どうでも良くなっているわけだけど…



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