見出し画像

水彩絵の具へ進む前の..その2:水彩色鉛筆

絵の具は準備がめんどくさいから...という理由で選ぶ画材としては、水彩色鉛筆もよいですよね。

こちらは水彩クレヨンより認知度が高いでしょうか。個人的には、先に水彩クレヨンを使い始めたため、一応昔から持っていたのですがほとんど使っていませんでした。

持っていたのはファーバーカステル社のもの。上手な方たちの間で人気なのは深緑色のケースに入った高級品ですが、私の持っているのは赤いケースのヤツです。値段もお手頃で、普通に色鉛筆として使うために購入したのですが、芯が固めで色が出にくいため、プリズマカラーに鞍替えしてそのままにしていました。

先入観としては、塗った後に水で溶かして水彩画風にするなら、最初から水彩画でいいじゃない?という感じだったのですが(それを言ってしまえばクレヨンも同じですが、クレヨンは色が強く出るのでまた水彩画とは違う面白みがあり...まあ、単純に好みの問題です。汗)、使用している方々の意見を聞くと、野外スケッチなどに行く際は、チューブ、パレット、筆、水入れ...と大荷物を持っていく代わりに、水彩色鉛筆と水が入った筆をペンケースに入れて行けばお手軽、といった使い方に優れているようですね。

あとは、水彩クレヨンにも言えることですが、パレットにチューブから色を出して色を作るより、画用紙に直接色を重ね塗りし、それが溶けて混ざっていくのを見るという、幾分計画性のない塗り方ができるところが面白いと思います。

いずれにしても、今持ってるファーバーカステルのものがちょっと自分の好みに対して色が弱すぎるかな...というのが問題だったようなので、いつか深緑の方、アルブレヒトデューラーも試してみたいです。

他のブランドで試したのは、ダーウェントのインクテンス。こちらは、鉛筆の形をしていますが水彩絵の具ではなくインク、ということで、描き味がまったく異なる(と思われる)ため、別の記事で紹介しますね。

もう1つは、近所のTSUTAYAの文具コーナーで見つけた、ぺんてる社の水彩スティックというもの。これは、(メーカーが違うけど)クーピーの水彩バージョンと言うと分かり易いかも。全体が芯になっています。

上の写真は、上がファーバーカステル、下が水彩スティックになります。固さはやはり固めで、ファーバーカステルとの違いも、私ごときにはよくわかりませんが、色は水彩スティックの方が若干強めに出ます。植物、動物といった対象を、淡い色で塗るのに向いているのかもしれませんね。2つで塗ってみてマイナスと思われた点は、一度水を付けて溶かした上からは色が乗りにくいというところ(完全に乾けばいけるかも)。少しずつ水を使って塗り重ねる、というよりは、最初に全ての色をおいてから、水で混ぜるのがいいかもしれないです。また、濃く塗ってしまったところに明るい色を入れたい場合、無理に明るい色を塗り重ねるのではなく、水で色を取って薄くするのがいいですね。この辺は水彩画のテクニックと同じでしょうか(画用紙の質などにも影響してくると思うので、もっと試してみる必要がありますが)。なお、使用したスケッチブックは厳密には水彩画用ではないため、色が紙にしみこまず表面上を流れてしまった感じがあります。しっかりした紙を使うと、もっとしっかりした印象の作品ができそうです。

なんだかあまり魅力を語れませんでしたが、ちょっとしたお絵描きに楽しい画材であることは間違いありません。とりあえずは手軽に買える範囲のもので自分に合うかを試してから、塗り心地が段違いにいい、と言われている高級品へと移行するのが良いのではないでしょうか。

私も頑張ってもっと上手くなったら、ぜひアルブレヒトデューラー買ってみたいです...。

36色で2000円以下。

こちらは上の約4倍の値段...どれだけ凄いのか気になります...。

こちらは、テーマごとに12色セットで販売しているので、全色いきなりそろえるよりはちょっとずつ買っていくのがおすすめです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?