この世にもっと、素敵な音楽を増やしたい。

ああ、やっぱり。もう戻ってきてしまったじゃないか。

ご無沙汰しております。元プロのドラマーで、元Chapmanのドラマー、Teeです。

この度、少しだけ音楽活動を再開したいと思います。

おいおい、Chapmanという素晴らしいバンドを辞めてまでなんで戻ってきたんだよ…

そう思う方も多いかもしれませんね。

既に活動自体は始まっていたのですが、始めるからには、ちゃんと説明しておきたいなと思い、noteに書くことにしました。

なぜ、音楽活動を辞めたか

一言で表現し、自分のことを棚に上げて思い切り何かのせいにするのならば、「コロナのせい」です。

2020年の春。新型コロナウイルスが猛威を震い始めた頃、Chapmanは1st EPのリリースの時期でした。

大きなライヴやイベントがたくさん決まって、いよいよ勝負の時!
と言うタイミングで、何もできない状況に。

本当に、予定していたこと全てがすっ飛んでいきました。

曲作りのリハーサルだけは続けていたし、配信ライヴも何度かやりましたが、それ以外の活動はなし。
あ、レコーディングは何曲かやったね。

そうこうしているうちに、あっという間に年末に。

どうして、外部要因によって活動できなくなるんだ…

そんな気持ちでいっぱいになった僕は、一度音楽の世界を離れることにしました。

そもそも、2018年頃にサポートミュージシャンとしての活動を一度辞めているわけですが、その話はまた今度。

転職とメンタルの不調

Chapmanを辞めるタイミングで、当時勤めていた会社から今勤めている会社に転職することも決めました。

とにかくもう、今後はマーケターとして生きていくんだ。
音楽の世界には、いよいよ戻ってこないだろうな。

そう考えていた訳ですが、転職してから半年くらい経つと、メンタル的な不調に陥ります。

今勤めている会社は完全にリモートワークとなっており、月に1回オフィスに行く機会があるかないか、いや、ほぼないのです。
※会社はめちゃくちゃいい会社です。いい人ばっかりだし、事業も熱量たっぷりで最高です。本当に。これだけは誤解のないように…!

僕は人と話すのがあまり得意なタイプではないので、転職直後で会社のメンバーのことも全然わからないし、コミュニケーションの取り方にとても困っていました。

あれ、めっちゃ孤独じゃん…

私生活でも、一人暮らしだし、コロナで友達と遊ぶ機会も激減しているし、休日にやることと言ったらDisney+でディスニー映画や大好きなSTAR WARSの作品を見るくらい。入っていて良かったDisney+。笑

平日は外に一歩も出ませんw

8月頃からでしょうか。明らかに判断力が鈍ったり、いつもだったらしないような意思決定をしたり、変でした。そう、変だったと思います。笑

変じゃね?って気付いたのは、周りにいた先輩や友人のおかげでした。
あいつなんか様子がおかしいぞ、と手を差し伸べてくれたワケですね。

変じゃね?って気付けた僕は、友人に今の状況を全て話してみたりしているうちに気づいたのです。

あ〜〜やっぱり音楽だ。自分の生活に音楽がないからだ。

そりゃそうですよ。
幼少期からピアノを習い、中学〜高校は超強豪吹奏楽部に所属、専門学校で音楽を専門的に学び、プロの活動をして…
って、人生の殆どを音楽に費やしてきたじゃないか…

だから、漠然と、なんとかして今後も音楽に携わり続ける道を探そうと思いました。

外部要因が悪いんじゃない、自分の思考が悪いんだ

Chapmanを辞めるときは、完全にコロナのせいにして辞めたわけなんですが、それって本当にコロナのせいだけなのかな?と考えていました。

コロナ禍でも、例えばSNSで発信することを頑張るとか、より良いコンテンツをたくさん発信することができたと思うんです。(こうやって文字にしてみるとめちゃくちゃ浅いけど、とにかく発信が大切ということが言いたい。笑)

でも、僕はそれをやらなかった。メンバーに提案すらしなかった。

プライドなのか、めんどくさいのか、変なこだわりなのか、理由はわからないけど、とにかくやらなかった。思考停止。何も考えちゃいません。笑

そりゃ〜何もやらなかったら、結果は出ないんだから…辞めちゃうよっていう話ですよね。

今勤めている会社の上長に言われた言葉があります。

仕事はマラソンだから、サステナブルに働かないとしんどいだけだよ。

確かに。。

ミュージシャン時代も、常に誰かと自分を比較して、あの人の方が上手くいっているとか、そんなくだらない事で自信を失う日々を過ごしていました。

そんな思考で音楽と向き合うなんて、サステナブルな活動ができるわけないですよね。

上長からの言葉は、業務上の話しの中でもらったものなのですが、
いや、僕は"音楽が大好き"だから、やっていたんだよな?ということに気づいたのです。

なんで他人と比べて勝手に苦しくなっていたのか、よく分かりません。
そんなんじゃ良い音楽が演奏できるワケないです。

もちろん、比べないことの方が難しかったりもしますよ。
事実、隣の芝は青いし。

だけど今の僕には、大きな成功とか、誰それの方が売れているとかはどうでも良くて、末長く音楽に携わり続けることが大切なんです。

これから何をするか

これから先は、僕みたいに納得感を持っていないのに辞めてしまう、素晴らしいアーティストを1人でも多く救いたいと思っています。

どういう状態が救われた状態なのかというと、サステナブルな音楽活動をすれば良いんだな〜と思ってもらえている状態だと、今は思っています。

なので僕は、会社員をやりながら、音楽を続けます。
今の会社でのマーケティングの仕事もとてもやり甲斐があるし、もっと学びたいし、やり抜きます。

そして、活動が上手くいかず引退を検討しているアーティストが、働きながら音楽活動を継続するのもアリなんだなって思ってもらえるように、自分自身がロールモデルになります。

僕の周りでも、まだまだそういう思考の部分で苦しんでいる人がたくさんいますからね。まずはそういう人たちの気持ちを少しでも楽にしてあげられたら良いなと。

音楽って活動するにはお金かかるので、お金の問題で疲弊していくパターンも多いんですよね。これもサステナブルじゃない。

だったら、しっかりと会社員として働いて活動費を稼ぎながら、自分の作品を出し続ければ良いじゃないか、と思った訳です。

今の僕は音楽で稼ぎたいというよりは、素晴らしい音楽を演奏したいだけなのだから。

そういう考えのアーティストが増えれば、この世にもっと、素敵な音楽が増えるんじゃないかな。

最後に

と、めちゃくちゃ格好つけたようで、全然格好ついていない文章を徒然なるままに綴った訳ですが…笑

今は自分のSNSにオリジナル曲やドラムの動画をアップしていたり、同じような志で集まったメンバーでバンドも始めました!

各種リンクを貼っておきますので、ぜひフォローをお願いします!

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