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魂の男メシ フライドチキン編

【音声版】



待たせたな!
俺だ。

今日も今日とて、引きこもって自炊ばかりしている俺が、おすすめのレシピを紹介していくぜ。

唐突だが、去年はどんなクリスマスだった?
ううん?なんだって?


「あんたには関係ないだろ」だって?


その通りだ。あんたがどう過ごそうが、俺には全く関係ない。正直なことを言うと、興味もないぜ。

一方、肝心の俺はというと、フライドチキンを作って女の子に振る舞ってやったぜ。彼女は「旨いンゴねえ」と歓喜していた。

ううん?その女の子とはどういう関係かだって?


あんたには関係ないだろ。


じゃあ早速、魂を込めた料理とその作り方を披露するぜ。今回の料理はフライドチキンだ。浮かれてる気分のときにぴったりの料理だぜ。


・フライドチキン

◎材料
□具材
・骨付き鶏もも肉 3本
・卵1つ
・牛乳50ml

□なんちゃってソミュール液(※後述するが、別にやらなくても良いぜ)
・にんにく2片
・生姜(ニンニクと同じくらいの量)
・ネギの青い部分
・セロリ
・塩 適量
・胡椒(好きなだけ入れちゃいなよ)

□チキンの衣
・小麦粉 100g
・コーンスターチ 50g
・パプリカパウダー 小さじ1
・ジンジャーパウダー 小さじ1
・ガーリックパウダー 小さじ1
・ナツメグ 小さじ1
・バジル 小さじ1
・胡椒 適当
・塩 適当


まずは、骨付き鶏もも肉を用意しよう。スーパーに売ってたり、売ってなかったりするが、気合で何とかしてくれよな。

今も昔も、骨付き肉を見た際には心踊るものだ。太古の昔、人間がマンモスたちを何も考えずに狩りまくっていたあの氷河期。マンモスを狩れる強い男たちが、モテモテだったであろうことは想像に難くない。それは現代でも変わることない。今でこそ日常にマンモスはいないが、幼少の頃だろうが、大人になろうが、人は骨付き肉に魅了されるだろう。それほどの夢が、骨付き肉には詰まっている。


おっと、俺としたことが長話が過ぎたぜ。それでは材料も揃ったことだし、調理に入ろうか。


まずは肉の下処理だ。俺はフライドチキンを作る上で、カーネルが頭をよぎりながらも、とにかくググった。そして、ソミュール液というものを見つけた。以下は引用だ。

ソミュール液とは、主にフレンチの豚肉加工品・シャルキュトリを作る際に使われているもの。アメリカではブライン液と呼ばれています。実はその手法がバーベキュー用の肉の下ごしらえとしても流用できるそう。
-FOODIEより引用-


これだ!

「ソミュール液とやらを、揚げる前の鶏肉の下処理にしようじゃないか!」ということで、なんちゃってソミュール液を作ることにした。

全然関係ないが、ソミュールってファンタジー漫画に出てくるそこそこ強くて顔も割とカッコいいのに、あんまりモテないみたいなキャラでいそうだよな!

なお、この工程は正直なくても問題ないので、「めんどくさいぜ!」という方はやらなくても問題ない。揚げる作業にいきなり入ってくれ。なんてったって、1日この液に鶏肉を漬け込むわけだからな。簡単な道のりじゃないぜ。

・なんちゃってソミュール液(鶏肉の下処理)
①鍋に水を1リットル張る
②①に、にんにく、生姜、ネギ、セロリ、塩、胡椒をぶち込む
③弱火〜中火の間で5分ほど放置(沸騰させなくて良いぜ)
④デカめのタッパー移す
⑤保冷剤なりを下に敷いて、粗熱をとる
⑥鶏肉を用意し、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
⑦④のタッパーに鶏肉をダイブさせ、容器を密閉する
⑧来たるXデー(1日後)に向けて、冷蔵庫で待機だ


そして、1日後。

とうとう来たな、この時が。
いよいよ衣をつけて揚げていくんだ!

香味野菜の海に溺れた鶏たちの悲鳴とも歓喜とも思える声が聞こえてくるはずだ。奴らを香り高き海から取り出して丁寧に拭き、表面の水分を取ってあげるんだ。風呂上がりの赤ん坊を扱うように、優しくやさしーくを心がけてくれ。

そして、チキンの衣(シーズニング)とバッター液を作っていこう。

・シーズニング
①前述の◎材料で紹介したスパイスや粉をボウルにぶち込む
②①を混ぜ合わせたら完成だ

・バッター液
①牛乳と卵、上述のシーズニング少々をトレーにぶち込む
②①を混ぜ合わせたら完成だ


ここまで来たら、後は漬けて揚げるだけだ。

・油との戦い
①鶏肉をバッター液に漬ける
②バッター液でひたひたの鶏肉をシーズニングまみれにする
③油にぶち込む
④揚げ終えたら完成だ


うん?
揚げる作業についても、もう少し丁寧に教えてくれだって?


甘えるんじゃねえ!!


自分の長年の勘を信じるんだ。ただ、油は本当に危ない。取り扱いには注意してくれよな。2度揚げすると、サクサクになってより良いぜ。


っということで完成だ。魂を込めて作り上げたフライドチキンが、あんたの眼前に広がっているだろう。

チキン


脂まみれにして喰らおうぜ!
それじゃあ次の男メシでまた会おう!


2021のクリスマストークもよろしければお聴きください。






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