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「わくわく」| Passions Worth Spreading vol.11

はじめに

この記事を開いていただきありがとうございます、TEDxUTokyo実行委員会 2023の小堤幹太です。

今回は、私がTEDxUTokyoに対して、そしてアイデアについて考えていることをお話ししたいと思います。

最初に結論を述べさせていただくと、私はTEDxUTokyoを通して、人生をほんの少し「わくわく」させたいのです。

人生と階段


突然ですが、人生とはなんでしょうか。誰しもが一回は考えることなのかなと思いますが、私個人の考え方としては、人生とは階段を登ることに同じだと思っています。階段の上に立つと、最初は狭い範囲しか見えないけれども、登るにつれて徐々に見える範囲が増えていく。人生も、最初は世界は狭いし見えるものは少ないけれど、日を重ねるにつれて世界が広がります。

そして、世界が広がると何が起こるのでしょうか。もちろん世界の嫌な側面を知ることにもなるでしょう。しかし、その嫌な側面を含めて世界の見方が増えると思います。眼に機能が一つ追加されたみたいに。私はこれを、人生が「わくわく」した状態と呼んでいます。

このように考えるようになったきっかけは、『アクタージュ』という作品の影響で読んだ宮沢賢治さんの小説『銀河鉄道の夜』の、

「ほんとうのさいわいは一体何だろう。」

という一文でした。


さいわい

この文に出会ったときの衝撃は今でも覚えています。「なるようになる」と、ただ雑然と生きていた当時の自分にとってインパクトの強い言葉でした。

今でもこの問いにはっきりとした答えを出せてはいません。しかし、「わくわく」した人生は私にとっての「さいわい」なのだろう、と考えています。

そして、このように考えたとき、私たちはどのようにして階段を登るのだろう、と考えたくなりました。刺激的な人との出会い、新しい知識の獲得、などなど色々想定できるのですが、私はアイデアによっても階段を登ることができると考えています。そして、アイデアとの出会いこそが私がTEDxUTokyoにいる理由なのです。

Off-Stage


話は変わりますが、私は現在、Off-Stageという部署に所属しています。Off-Stageとは、簡単に言えば、参加者一人一人の持つアイデアに注目している部署です。参加者の方々はまだスピーカーの方々のような珠玉の「広めるべき価値のある」アイデアは持っていないかもしれない、でもそのようなアイデアの原石たり得るものは持っていると信じています。そして、参加者の方々はそれぞれが固有の人生を歩んでいて、持っているアイデアも十人十色です。この十人十色のアイデアが混ざり合う、もしかしたらスピーカーの方々に匹敵するかもしれないアイデアが生まれ得るなんて考えただけでわくわくしてしまいます。

私がこの部署で担当していることは、参加者のみならず、スピーカーやブース出展者、そしてスタッフも含んだアイデアを交流させることを目標とした企画です。私はここで、参加者のもつアイデアの核を引き出せるような企画を考えたいと思っています。


去年のイベントの様子。
あなたの何気ない日常にも「わくわく」へのヒントが隠されているかもしれません。

わくわくしていたい

さて話を戻しましょう。私がTEDxUTokyoに、そしてOff-Stageという部署に所属している理由は、冒頭に書いたことに繋がるのですが、たくさんのアイデアに出会うこと、そしてアイデア同士を重ね合わせて新たなアイデアを生むことで人生をさらに「わくわく」させたいからです。

実際、私はこのOff-Stageで出会うたくさんのアイデアによって、人生を「わくわく」させることが出来るということを去年のメインイベント”Patchwork”に参加者として参加することで実感しました。自分とは違うバックグラウンドを持つ方に出会い、他の方のアイデアを吸収し、自分のアイデアと重ね連綿とアイデアを紡いでいく、そんな環境があったのです。


去年の九月様によるワークショップ。新しい目を得ることができました。

そして今度は自分が、たくさんのアイデアが交わることで新たなアイデアが生まれる瞬間を作りたい、他の方にも人生が「わくわく」する瞬間を感じてほしい、そしてイベントに参加して頂いた後も「わくわく」を探すことを続けて頂けたらと思っています。

最後に

最後に私の思う「わくわく」について話して筆をおきたいと思います。

「わくわく」は、どこにでもありますが、その定義は人によって違うと思いますし、見つける方法も人それぞれだと思います。

そして、ひとつだけ、心に留めておいてほしいことがあります。それは、自分の「わくわく」は自分だけのものだということです。先ほども述べたように、「わくわく」は人それぞれであり、極端な話、あなたと真逆の「わくわく」を持つ人もいると思います、時に否定されることもあるでしょう。

しかし、他人に否定されたからと自分の「わくわく」を否定してしまうことはとてもさみしいことだと思います。人生では、自分の「わくわく」が最も大事な指針になると思うので、どうか“エゴく“自分の「わくわく」を貫いていただけると嬉しいです。

また、アイデアは皆に共通する「わくわく」へのチケットであると私は信じています。これは、TEDxUTokyoの掲げる、

Ideas as Tickets for All

というVisionにちょうど当てはまっており、このVisionもまた私がTEDxUTokyoにいる理由になっています。

そして、TEDxUTokyoはそのようなチケットが多く集まる場所だと信じていますし、そのような場所になるよう全力を尽くします。

もしメインイベントに来てくださったときには、私に「わくわく」するアイデアを教えていただけると幸いです。


ぜひTEDxUTokyoの世界にお越しください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

2023年 3月3日 小堤幹太

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