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パートナー企業様インタビュー 【モレスキンジャパン株式会社様】

皆さんこんにちは!TEDxUTokyo実行委員会です。
私たちは”Co-Build the Future(共に未来を創る)”というMissionを掲げており、その理念にご賛同くださるパートナー企業様と共に、6/12(日)に開催するTEDxUTokyo 2022 “Patchwork”の運営準備を行っています。

今回はそんなパートナー企業の一つ、モレスキンジャパン株式会社様でご活躍されている、3人の社員の方々にインタビューさせて頂きました。

モレスキンジャパン株式会社は、参加者全員へのオリジナルノートブックのご提供や、ブース展示における「スマートライティングシステム」展示と特別プレゼントをご用意して下さっています!

モレスキンジャパン株式会社
モレスキンノートブックは2世紀の間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンなどの芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者です。
1980年代半ば、ブルース・チャトウィンが「モレスキン」という愛称をつけていたノートブックは次第に少なくなり、そしてついに完全に消えてしまいます。1997年、ミラノの小さな出版社が伝説のノートブックを甦らせ、クリエイティビティや自己表現といった特別な伝統を継承するためにこの名前を選びました。今日のモレスキンは、様々な機能を持つノートブック、ダイアリー、バッグコレクションやデジタルツールなどを総括したライフスタイルブランドとして展開し、今を生きるクリエイティブで想像力に富んだプロフェッショナル達をサポートしています。



復活したモレスキンノートブック

ー簡単にモレスキンジャパン株式会社様の企業概要を伺ってもよろしいでしょうか。

1980年代半ば、イギリスの紀行作家ブルース・チャトウィンが「モレスキン」という愛称をつけていた黒いノートブックは次第に少なくなり、そしてついに完全に消えてしまいます。しかし、チャトウィンの、アボリジニが歩く道に由来する紀行文「ソングライン」を賞賛した創設者が、このままこの物語を終わらせてしまってはいけない、と継承したのが今のモレスキンのブランドです。1997年、ミラノの小さな出版社が伝説のノートブックを甦らせ、クリエイティビティや自己表現といった特別な伝統を継承するためにこの名前を選びました。

我々のブランドの背景としてお伝えしているのは、チャトウィンだけではなく、ヘミングウェイやピカソ、ゴッホなどの様々な文豪や芸術家が使用していただろうノートブックを継承していることです。そのような先人たちが、世に出る前の走り書きや、クリエイティビティの源として大切なものを記憶させ、そしてそれらを想像して本を書いたり、絵をかいたり、また肌身離さず色々な所へ持って行ったり旅行をしたりすることで、そのノートブックはその人の個性にもなったりするのです。

手書きの持つパワー

ーそのような素敵な歴史を持つモレスキンジャパン株式会社様の企業理念やモットーを教えて下さい。

モレスキンは、手書きの持つパワーを信じています。ブランド立ち上げの頃は、多くの方がまだノートやダイアリーをメインで使っていました。しかし、2010年くらいになるとデジタル化が急速に進み、手書きや紙が激減してしまうのではないかという危機感が生まれました。でも、デジタル化が進んでも、紙は今の世の中にも残っていくと思うんですね。
皆さんが勉強される時とか、特に受験勉強の時って紙に書いていたと思うんです。スマホで調べるよりも、実際に自分で書いたほうが記憶に残りますよね。ペースの速いテクノロジーの時代だからこそ、我々としては紙に書くハンドライティングの大切さというメッセージを強く伝えたいと思っています。

我々は「ノート」ではなく「ノートブック」、つまり本をつくりたい、というこだわりを持っています。書店さんで売られている本は、作家さんが書いて出来上がった本ですが、モレスキンの本は中身が白紙です。購入された方が色々な思いで書き始め、日記や旅行、ビジネスのアイディア、英語の勉強、歴史の勉強、街歩きの記録、など様々な事が書かれてその人オリジナルの本ができる。そのために、丁寧に製本し、拡張ポケットやゴムバンドをつけることで多くのものを挟めるようにしています。メモ帳ではなく、個性のつまった本を作って頂きたい、というのが私たちの思いです。

未来へ込められた思い

ーTEDxUTokyoは“Co-Build the Future(共に未来を創る)”をMissionに掲げ、未来を創るコミュニティを目指しています。モレスキンジャパン株式会社様は会社としてこれからの未来に向けてどのようなものを作っていきたいと思っているのでしょうか。

紙とペンの手書きを大切にするモレスキンですが、デジタル化のニーズにも応えるため、ノートブックに書き残したことはすべて、デジタルのデータとして編集、整理、共有ができる画期的なツール「スマートライティングシステム」を開発しました。既存のモレスキンファンはもちろん、デジタル派の皆さまにも手書きの良さを実感いただけたらと願っています。
本社が2年前に Daniela Riccardi 氏をCEOとして迎え、以来我々はノートブックという原点に立ち直って発信しています。ブランドとして➀芸術や美術、アーティストや、②コアバリューやコンセプトに共鳴するブランド、そして③教育機関という3つの柱に密接に寄り添い、良い関係の構築をすすめていきたいと思っています。そのような事もあり、今回その教育の一角を担う大学さんとして、TEDxUTokyoに協賛させて頂き、皆さんとインタラクティブな活動ができたらいいなと思っています。

ー未来についてもう一点お聞きしたいのですが、モレスキンジャパン株式会社様は今後どのような社会を望まれていますか。

書くプロセスを大切にしてほしいです。
デジタルって完成形しか残らないと思うんです。予め決めていた文章をパワーポイントや論文に書き起こす時、そのプロセスってどんどん消えてもう戻らないんですね。ノートブックの良い所は消した跡も残るところです。モレスキンにとって、無駄なメモは一つもありません。自分の経験、苦労も喜びも努力も、全ての記録が詰まって1冊の本であると考えています。モレスキンノートブックが”the book yet to be written”と言われる理由はここにあります。頑張った印が残ることがノートブック、手書きの良さかなって思うのでそれを大事にしてくれるといいなあ、というのが弊社の思いです。

仕事で企画書を書く時にいきなりパワーポイントで書き始めると、発想がそこの中で留まってしまいます。矢印や図を書いてアイディアを出していくなど、自分の発想を膨らませて整理する場として手書きは良いと思います。あと、ノートの用途って人それぞれです。YouTubeでMoleskine Lover などと検索するとモレスキン愛好家の格好良い動画が出て来ます。綺麗なイラストや、マスキングテープ、飛行機のチケット、レシピなど。最近だとそういうのはネットのブログでも代替できるかもしれません。でも、紙に残しておく時ってちょっと良いノートで残したいよねってなると思います。そのような時こそ、モレスキンのノートブックを活かしていただきたいです。


ーTEDxUTokyoに期待している価値などをお聞かせください。

モレスキンのノートブックは芸術や文化、大切な物を記憶させてその先の本や絵を書いたり、その人の個性になったりすると述べました。アイディアを共有するというところでTEDxUTokyoさんに共感し、今回のスポンサーというものを何か有意義にできたらと思っています。

TEDは伝えることがとても大事なプレゼンテーションのイベントだと思います。モレスキンのノートも、自分の記憶を留めるのにも役立つのですが、それと一方で、人に伝える時にすごく役立つんですよね。例えば言葉では表現が難しいことをノートにサラサラと書くことは、言葉やジェスチャーでも出来ない領域です。人に何かクリエイティビティのあるものを伝えるという意味で、TEDも紙のノートもすごく親和性が高いと思っています。そういう意味で皆さんに改めて紙や手書きの良さに気付いてもらえる事を期待しています。

参加者の学生さんはデジタルネイティブの方たちなので、特にノートを使ってみて頂きたい。一回考えるプロセスを紙で挟んでほしいと思います。それを使ってほしいというより、それを使って成功してほしいというのがあります。皆さんがやりたい事や達成してみたい事があった時に、ぜひ紙のプロセスを挟んで皆さんが成功したら一番だと思っています。

ー最後に、TEDxUTokyoの参加者にメッセージをいただけますでしょうか。

すぐ封を空けて、思い思いに、色々な走り書きとかをしてみてください。
こんなふうに製本されていると、いつから使い始めようかと戸惑う方も多いと思うんですが、TEDxUTokyoの体験を書き留めるために、すぐ使い始めていただきたいな、それが弊社からのメッセージです。

最初の一筆が一番ドキドキすると思いますが、取り敢えずその日はスマホをいったん置いておいて、もらったノートとペンを使ってメモを取って頂けたらいいなと思います。

改めまして、モレスキンジャパン株式会社様、ありがとうございました!
TEDxUTokyo 2022 “Patchwork”イベント当日は、モレスキンジャパン株式会社様から参加者の方へオリジナルノートブックのご提供に加えて、スマートライティングシステムのブース展示でも特別プレゼントがございます。

参加者の方は、ぜひイベントでノートブックをご堪能ください!

TEDxUTokyo 2022 "Patchwork" 参加者応募受付中!

TEDxUTokyo 2022 “Patchworkは、6/12(日)に東京大学本郷キャンパスで開催予定です。チケットの応募期間は6/5(日)23:59まで※先着順 となります。
参加者の年齢や所属は問いません。皆様のご応募をお待ちしております。

▼詳細・お申し込みは以下の特設サイトから
https://tedxutokyo.com/2022/patchwork/

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