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Instagramなー…

前回、Instagramのアカウントを聞かれてやっていないので心苦しいという経緯を書きましたが、その詳細です。

今までその事実にそっと蓋をしていましたが、このあたり自分でも今ひとつ曖昧なところもあるので書き連ねることで、自己分析していきたいと思います。
何卒、お付き合い下さい。(共感できる人も多いハズ…)

そもそもなんですが、広告デザインのアウトプットってどこからどこまで本人が制作しているか分かりづらい問題がありますよね…、
あるんです。

誰のもの?

予算が潤沢で関わる人がめちゃくちゃ多い案件なんかは、プランナー、プロデューサー、ディレクターが企画構成、進行管理などなど。必要性に応じてカメラマン、イラストレーター、コピーライター、はたまた、何かしらのアーティスト。果ては、ロゴやタイトル、タイポグラフィーが別デザイナーなんてこともないこともありません。ここまできて、ようやくそれらの要素を取りまとめ最終形態へと繋げていきます。

これはもう誰のアウトプットかというと…
ディレクターの切り口が秀逸だったり、写真の印象が強い、イラストが目を引くなど、挙げればキリがないですが、

チームのものでしょうよ。それは…
誰か1人がやったとは言えないでしょう。

1人でやったものしかInstagramに載せちゃいけないというわけでもないですが…


1人だと…?

とはいえ、フリーランスになってからは全てを1人で完遂するケースが大半を占めます。そういった場合、誰のアウトプットかというと僕自身になるでしょう。しかしながら、「自分のもの」という感覚でもないんですよね。どうも…

というのも、やはりクライアントのものであるべきだと思うんですよ。そこに、デザイナーが介在している背景はあまり見えない方が良いと思うんですよね。見えないは無理にしても、デザイナーの個性なんかよりはクライアントの意図や課題解決の方がよっぽど重要なので。当たり前といえば当たり前の話ですが。

また、どういう関わり合いの中で携わったか。
どういう経緯で制作したか。も同じぐらい「自分の仕事」というからには重要で。それらが伝わりづらい形で発信することに躊躇してしまう。ということなんでしょうね。どうやら。

また、普段「こういう捉え方をされるんじゃなかろうか?」と疑心暗鬼になるのが主だった仕事でもあるので、説明ができないわけではないですがそれ自体がメインコンテンツではない即時速攻のSNSとは相性が悪いのかなーと今回書いてみて思いました。

やはり、SNSにおいては最も重要なのがビジュアルという結果で、デザイナーの仕事はあくまで課題解決が最も重要な目的であり、目指すべき結果で。ビジュアルにおいてはあくまでその経過であり要素の1つと捉えているようですね。僕は。

写真やイラスト、カリグラフィーやグラフィティーなどの個人で完結できるカテゴリーはSNSとの相性はすこぶる良いですよね。そこはやはり、かたちになる事そのものが目的になり得るからでしょうね。憧れるなー。

しかしながらデザイナーがSNSでアウトプットを掲載することに否定的なわけではありません。自身の現在での状況や立ち位置、考え方がそうさせるというだけです。世の中には優秀なデザイナーの方々がSNSを華やかに彩り、国内外関わらずに多種多様なアウトプットを閲覧できる状況は本当に心から良い環境だなと思っています。

最後に、同業の友人がInstagramをやっていて
「なんで、ウチのは上げてくれへんの?」

と、言われたという恐ろしいエピソードを聞いて自分の中で決定的になりました…

あと、グラフィックアートってなんだ?
…いいかげん長いので、今日はこの辺で。

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