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自分のような人

学生の頃からだったと思う。

自分のような人を

ずっと探していた。

自分のような、とは

容姿ではなく

自分のように考えている、という意味。

私が思っているようなことを考えている人なら

私は絶対、その人と仲良くなれる。

その人に全幅の信頼を寄せることができる。

そうしたら

私はどんなに心やすらかに生きていけるだろう。

そんな想像をしながら

自分のような人を探してきた。

*****

どんだけ

自分が好きなん?

今、こうして文章にしてみると

よくわかる。

これって

自分が好きってことやね。

でも

自分が大嫌いだったから

自分じゃない他人として

自分を映し出したかったのかもしれない。

他人の姿をした自分なら

好きになれると思ったのかもしれない。

(これは今、考えることだから当時はわかってなかった)

*****

もちろん

出会えていない。

自分のような人。

なぜなら

自分は自分しかいないから。

似てるかも、と思う人でも

観察すればするほど

違うところが見えてくる。

当たり前のこと。


自分が全幅の信頼を寄せるのは自分。

どんな状況になっても

自分だけは自分の味方。


そう気付いてからでも

このままでいいのかな?と不安にもなる。

人の目を気にしつつも

信頼する自分は何を選択するのか

選択した自分を信頼し切れるのか

そうやって

自分を受け入れて

好きになっていく。

そんなプロセスに

やっとたどり着けている。


そんな今日この頃なんだと思う。


長い道のりを

諦めずにここまでたどり着いた

自画自讃。


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