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自伝(13)

<2014年6月12日41歳>

お父さん、ただいま。広島に帰ってきたよ。
お父さんのことは実のところ、ずいぶん若い頃から自分とは違う次元に生きている人、理解し会える日が来るとしたらそれは奇跡のようなものだと思っていました。

4年前にお父さんが癌を宣告されてから、わたしは心のどこかで焦っていました。「あの異星人のような父のことを理解するチャンスを永遠に失ってしまうかもしれない」と。

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