高配当積立(HDV)~利益再投資~

前回は、配当金再投資によって資産の推移がどう変わるかをシミュレーションした。

今回は、配当金に加え、含み益再投資を行う。つまり、
含み益が大きくなってきたら手持ち株を売却し、再投資する。
売却タイミングは、現在価額が購入価額の10%を超えた時とする。
なお、シミュレーションには手数料や税金を考慮しているため、
より実践的(現実的)なシミュレーションになっている。

利益再投資によるシミュレーション

【条件】
・高配当株であるHDVに投資
・2011年3月1日〜2021年3月1日(10年間)のシミュレーション
・毎月1日に1000ドル積立(端数は繰越)
・現在価格が購入単価の10%を超えたら、一部(投資元本を超えないギリギリぶん)を売却
売買手数料(0.45%)、税金(20.315%)考慮

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【結果】利益再投資

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オレンジ:利益の再投資をした結果。淡々と積み上げるだけの場合(青)と比べて、最終的に(3/1時点で)1.27倍の利益になっている!
これがいわゆる複利効果というやつ。

配当再投資+利益再投資のシミュレーション

では、上記の利益再投資に比べて、配当の再投資をしたらどうなるか。
もちろん、受取配当金も税金を考慮する(受取金額の20.315%を差し引く)。

【結果】配当再投資+利益再投資

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緑のグラフが、利益に加えて配当再投資を行なった結果。
こちらはベースラインの青色と比べて1.3倍の利益。
直近1年間をクローズアップしてみると...

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わずかな差ではあるが、配当再投資の相乗効果を感じられる。

まとめ。複利は絶大。

複利効果については、天才科学者のアインシュタインが「人類最大の発明」というぐらいのお墨付き。
今回のシミュレーションは、売買手数料や譲渡益税も考慮しているので、実質的な利益が見て取れるものとなっています。

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