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価値観はどんどん変わっていい

【価値観】
何に価値を認めるかという考え方。
善悪・好悪などの価値を判断するとき、その根幹をなす物事の見方。

離婚の原因No. 1が「価値観の違い」というくらいだから、価値観とは、よほどその人物を形成するのに大きな要素で、簡単には変えられないものなのだろう。

ずっとそう思っていたけれど。

***

中学、高校と思春期を通り終え、ちょうどiPhoneが世の中に出回り始めた大学生の頃。

わざわざ家に置いてあるPCでなくても、手元にGoogle先生がいるのだから、気になることはすぐに調べる癖がついた。

気になることと言っても、社会情勢とか、歴史とか、ニュースとか、そんな類のものではない。

[恋愛 好きなタイプ]
[好きな人に振り向いてもらうには]
[好きな人 彼女がいる]
[恋愛相性 占い]
[彼氏 嫉妬深い]
[彼氏 連絡が減った]

…そんなキーワードばかりである。

私は昔からTHE女脳というか、悩むとしたら恋愛のことばかりだった。

恋愛という題材において「価値観」というキーワードは、それはもうよく出てきた。

"価値観が合う人がいい"
"価値観を許せないと一緒にはいられない"

男女の違いでもよく上がる例ではあるが、
「恋人が何よりも最優先!」という彼女と「仕事が何よりも最優先!」という彼氏とでは、大切にしたい物事の優先順位が異なるので、どうしたって衝突は生まれるだろう。

どちらか一方が我慢するとストレスが溜まって長く続かないし、
どちらも歩み寄らなければ破局に向かう一方だから、
お互いに歩み寄る努力が必要だ。

何に価値を認めるかがズレまくっていたら、歩み寄ることすら困難になる。

だから、

"価値観が同じ"

とまでは行かなくても、

"なるべく価値観が近い人がいい"

というのは、自然の摂理なのだろう。

***

では、自分の価値観とは何だろうか。

何に価値を認めるか。
何を大切にしたいと思うのか。

ふと考えた時に、昔の自分の価値観とは変わっていることに気が付いた。

そして、なぜそれが変わったのかと言えば
「いろんな経験を積んできたから」に他ならなかった。

あの時の出会いも、
あの時の努力も、
あの時の衝突も、
あの時の絶望も、

全部、今の価値観を形成する大切な要素になっている。

昔の自分と今の自分。

大事にしたいものは、変わっていい。
大事にしたいものは、増えたっていい。

それだけ誰かとぶつかって、何かを感じて、自分の中に取り入れてきたものなんだろうから。

何もなかった自分が、今はただ懐かしい。

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