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僕はどこへ行けばいいのか? 〜プチ悟りへの道〜

僕はどこへ向かうとしているのだろう

通りすがりの人に聞いてみた

『僕はどこへ行けばよいのですか?』

誰もその答えは知らなかった

次に図書館へ行って何冊も本を読んでみた

美味しい食べ物がある北へ行った方がいいという本もあれば

暖かい南の島に行って、のんびり過ごすのがいいという本もある

僕はどこへ行けばよいのかますます分からなくなってきた

そんなある日

道を歩いていると

ベンチで気持ちよさそうに寝ているおじいさんがいた

僕はおじいさんに話しかけてみた

僕:おじいさんはここで何をしているの?

おじいさん:見れば分かるじゃろ、寝ているんじゃよ

僕:何で寝ているの?

おじいさん:理由なんぞない、寝たいから寝ているんじゃ。

お前は何をしている?

僕:僕は自分がどこへ行けばよいのかをみんなに聞いているんだ。

おじいさん:お前は自分の人生を人に決めもらおうとしておるのか?

お前が行きたいところへ行ったらええ

それが不自由な環境を創った神が唯一我々に与えた自由なのだから・・・

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